松野家の荒物生活: 誠実な道具が支える東京・下町の“ナイスな暮らし”

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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093070096

作品紹介・あらすじ

松野夫妻に学ぶ“ナイスな暮らし”のヒント

荒物とは、ほうきやバケツといった掃除道具、ざるにたわしといった台所用品など、日々の暮らしに役立つ道具です。時代の流れとともに、電化製品やプラスチック製品に取って代わられてしまった荒物を国内外から集め、全国の雑貨店やライフスタイルショップに届けているのが、東京・馬喰町の問屋街にある荒物問屋「暮らしの道具 松野屋」です。

多くは天然素材や金属を材料とし、小さな町工場や職人の工房でほぼ手仕事で作られている荒物は、使い勝手が良く、丈夫で長持ち。使い切った後は土に返る、サステナブルな日用品。弘さん曰く、「ベターでもベストでもなく、ナイス」な道具たち。

そんな道具の魅力を発信し続けている松野夫妻は、毎日の暮らしのなかでも荒物を活用し、松野屋が提案する「便利さよりも、心地よさや環境に配慮した暮らし」、つまり、「ベターでもベストでもなく、ナイスな暮らし」を実践しています。夫妻の日常を通して、多くの人に素敵な暮らしを送るヒントを伝える一冊です。

【編集担当からのおすすめ情報】
昭和の暮らしを知る世代には懐かしく、知らない世代には無骨で味があり、新鮮な暮らしの道具として幅広い世代に人気の荒物。その伝道師ともいえる松野夫妻の暮らしは、日々を愉しむ工夫に満ちていて、まるで荒物のように味わい深く、強く、しなやかです。
これまでの生活様式に変化が求められ、身の丈にあった心地よい暮らしの形を模索する人が増えている今だからこそ、たくさんの方に読んでいただきたいです。

感想・レビュー・書評

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著者プロフィール

早稲田大学第一文学部社会学専攻卒業
[現職]千葉大学大学院人文社会科学研究科教授。博士(人間科学、早稲田大学)。日本学術会議・連携会員(特任―環境学委員会)
[専門分野]地域社会論/まちづくり論、環境思想論/環境社会論、産業社会論/CSR論・「企業と社会」論、高等教育論
[主要著作]『大学教授の資格』(NTT出版、2010)、『大学生のための知的勉強術』(講談社現代新書、2010)、『環境思想とは何か』(ちくま新書、2009)、『現代地域問題の研究』(ミネルヴァ書房、2009)、『「企業の社会的責任論」の形成と展開』(ミネルヴァ書房、2006)、『環境思想キーワード』(青木書店、2005)、『地域社会形成の思想と論理』(ミネルヴァ書房、2004)など

「2011年 『市民のためのコミュニティ・ビジネス入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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