母がおカネをかくします。: 介護110番 (実用単行本)

制作 : 吉川 浩 
  • 小学館
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本棚登録 : 22
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093108393

作品紹介・あらすじ

共感とヒントがあふれる介護掲示板が本に!

「物忘れがひどいのに、一人暮らしできると言い張る母をどうすれば?」
「認知症なのにどうしても運転するという義父を止めたい」
「すぐお金や物を隠す母に父がイライラをぶつける」
「すぐ死にたいともらす母がしんどい」
「徘徊が始まった父にどう対処したらいいの?」

だれもがいつかは向き合う介護のなやみ。今日も介護コミュニティサイト[介護110番]にはさまざまな悩みが寄せられ、プロ・アマ問わず介護経験者がレスをつけます。本書は、その相談トピックとレスをまとめた、初めての書籍です。
たとえば、徘徊するお父さんの問題については「靴に名前を書く」「名刺を持たせる」などの秀逸なアイデアが寄せられます。
こういったヒントやアイデアだけでなく、「兄弟姉妹も手伝ってくれないひとりぼっちの介護」への共感と励まし、「介護放棄した次男を葬儀に呼びたくない」相談主を交えた、本音の議論。
匿名掲示板だからこそのリアルな議論は、いま介護に面している人、これからやってくるであろう介護に不安を抱える人にとって、ものすごく役にたつはずです。
表紙カバーの絵は、『ペコロスの母に会いに行く』の岡野雄一さんです。

[介護110番]サイト
http://www.kaigo110.co.jp/



【編集担当からのおすすめ情報】
介護に悩んでいる方、今後のために心の準備をしておきたい方にぜひ、読んでいただきたい本です。
介護に役立つヒントとアイデアがいっぱいつまった一冊ですが、それだけではない、介護される側の苦しみと、介護する側の苦しみが伝わる、感動と涙の本でもあります。
人生の最後の最後、周囲の人や物がわからなくなってしまう不安と焦り、そんな親を前にした子のせつない思い。介護保険もお金も、こういった心の葛藤を解決してはくれません。だからこそ、同じ経験をした人の共感が、大きな癒やしとなるのです。
本書には、相談内容やレス内容を含めて、多種多様な経験談が載っています。その中に、初めてショートステイに義母を預けた話があります。その一部を以下に掲出します。

その日、「○時に迎えに行きます」と書かれた手紙を持たせ、ショートステイ先に義母を預けました。予定よりちょっと早めの時間に迎えに行くと、スタッフの方たちが、「わあ~!もうお迎えに来ちゃった! 帰る支度しないと~」と、〈お迎えが早まった作戦〉を実行してくれました。そして義母の手には持たせた手紙が握られていて、何度も何度も見たのか、すり切れていたようになっていました。

みんなの心のやさしさ、せつなさがしみわたります。
「つらい」「苦しい」だけではない、介護がもたらす深い感動が、読み進むにつれ、胸に広がってきます。

感想・レビュー・書評

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  • 介護の辛さは体験した人しかわからない。体験した人の中でも意見が分かれる、そりゃそうだ。最後の葬式に兄弟を呼びたくないって議題が本当に身につまされるというか考え込むというか、自分もゴールの先を目指した介護をしたいと思った。施設は姥捨山。本人も、家族も心のどこかでそう思ってるから罪悪感が出るんだろう。何よりも、世間がそうさせる。介護の体験談を読むには最適な本。

  • よくありそうな事例が多い

  • 1人ぼっちの介護
    兄弟がいても、理不尽なことしか言われなくて、普段寄り付かないくせに都合のいい時だけ口を出してくるような兄弟
    介護をしてる相手から酷い罵倒をされたり暴力を振られたり
    どうしてそんな相手ができるだろう
    施設が足りない問題は将来もっと深刻になる
    安心して歳をとれる日は来るのだろうか

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