金曜日のパリ

著者 :
  • 小学館
3.33
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本棚登録 : 161
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093426411

作品紹介・あらすじ

元TBSアナウンサー雨宮塔子のパリひとり暮らし成長記。退職、単身渡仏〜結婚、出産-約4年にわたって心情を素直に書き綴ったエッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • パリでの遊学を綴ったエッセイの第一弾。
    パリ生活一年目から四年目までで、結婚・出産に至ったところまで。サダハル・アオキさんとはこのエッセイの取材で出会ったとのこと。
    パリの空気感を味わえた。

  • 人気アナウンサーの職を辞め、パリに「遊学」しに旅立った彼女が、日本人パティシエ青木定治さんと出会って結婚・出産するまでに書き綴ったエッセイ。
    その時々に書かれたものなので、まだ青木さんと結ばれることも予想してない頃に、彼のパティスリーを紹介していたり。
    元人気アナウンサーがパリに移住し、人気パティシエと結婚だなんて、傍から見たらでき過ぎのような話だけど、この本の中の彼女は自分の感覚だけを大切に、進むべき道を見つけようともがいている。

    「強くても弱くてもいいから大人になりたい」
    そう願う彼女が、「頑張っちゃってる」自分に気づかせてくれる人に出会えたのは、きっと自分自身が追い求めてきたことの結果。
    怠惰な自分を反省しました。

  • 2.00

  • 元TBSアナウンサーの自分探しの遊学
    骨董品と食べるの好き
    パリのイタリアン、美味しい店が少ないというのは納得するなぁ

    44 ジョゼフィーヌの口元、虫歯を隠すゆがみ
    47 スポーツクラブ、学生より安いマヌカン料金がある
    97 アメリカンホスピタル、超便利

    106 人名付きのホテルはダメ
    113 C'est normal? 強い調子で言うとイイ。怠惰なフランス人動かす
    152 イタリアン、パリは美味しい店少ない

    153 日本のラップは世界一
    163 パリはつめたい飲み物のバリェーションが少ない
    170 “東京顔”

    176 結婚する男女、男はマラリア注射、女性は+エイズ、風疹、血液型検査なども

  • 130414*読了
    ここ最近で雨宮さんの本を3冊読んだ。
    パリごはんを先に読んだのだけれど、こっちの方が先に出版されたもの。
    雨宮さんがアナウンサーを辞めて、パリに遊学した1年目から3年目まで。
    青木定治さんとの結婚も書かれていて、しかもその書き方が突然で。
    本当に人生って何があるかわからないし、進むときはだだだっと流れるように進むんだなぁって。
    他人の人生を覗き見して、感じる。
    雨宮さんはまっすぐで愛らしくて、素敵な女性。大人なのに、大人ぶってないところも。好き。

  • チューボーですよの時から雨宮さんのファンだ。
    影響を受けやすい私は、フランスへの留学と、そこでの結婚・出産に憧れを持った。また自分と比べて劣等感をもち、よくわからない不安と焦りを持った。比べても仕方ないし、私だって今とても幸せだ。・・・あ、また比べている感じがする。
    楽しく一気に読み進め、あとがきにとても共感した。私はずっと頑張っちゃってたのではないか・・・。自然な流れに逆らい、自分で自分を苦しめていたように思う。そして頑固に立ち向かっているように映ったのか、先輩に「時には流されてみるのもいいものだよ」と言われた。それから私は流されてみた。相手の言うがままに流されていき、自分を見失っていった。
    今ならわかる。流されるのと、ただ相手にあわせるのは全く違うことだということを。
    彼と出会い結婚し、私の中でも何かが流れ出したと思う。が、こうやって劣等感を抱く性格のためにせっかくの流れを詰まらせてしまいそうだと今気づいた。いかんいかん。自分を取り戻し中の今、地に足をつけて今の幸せを味わおう。

  • 大好きな雨宮塔子さんのエッセイ集。雨宮さんがパリに遊学してから3年間のできごとを書いたものだったが、ものすごく、ものすごく、自分も外国に住みたくなった。旅行ではなく、住んでみたいとほんとに思う。
    もし私の最難関の問題がある日解決されたとしたら、迷わず私は海外へ行くだろう。日本は大好きだけど、やはり一度は海外にも住んでみたい。

  • ■書名

    書名:金曜日のパリ
    著者:雨宮 塔子

    ■概要

    元TBSアナウンサー雨宮塔子のパリひとり暮らし成長記。退職、単身
    渡仏~結婚、出産―約4年にわたって心情を素直に書き綴ったエッセイ。

    ■感想

    絶対に、定価では手を出さなかった本ですね。
    この人好きなんですけど、この本はあまり面白くないですね。

    アナウンサーを辞めた後の生活を、エッセイにして紹介している
    だけで、特にどうこうのものではないですね。

    完全にこの方のファン、もしくはフランスに興味がある方向けの本です。

    上記に該当する方であれば、結構楽しめたり、有力な情報が得られる
    のではないでしょうか。

    人が好きでも、本が面白いとは限らないという、よい例でした。

    ■気になった点

    ・自分がまず心から笑っていないと、人を幸せにすることもできない
     んだよ。

    ・何か一つの場所、ことに順応することは、他のものを断ち切って
     いくことである。

  • 知性と明るさとバイタリティのある女性だなと感じる。
    「チューボーですよ」の彼女はかなりおもしろかったし。
    嫌味じゃなく、ものすごくいい人生だなとうらやましく思う。

  • 面白い。
    というか、パリで暮らす大変さが分かる本。

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著者プロフィール

1970年東京都生まれ。フリーキャスター、エッセイスト。成城大学卒業後、TBSに入社。99年退社後、単身パリに遊学。フランス語、西洋美術史を学ぶ。2002年に結婚、現在一男一女の母。著書に『金曜日のパリ』『それからのパリ』『小さなパリジェンヌ』『雨上がりのパリ』『パリごはん』『パリ アート散歩』『パリのmatureな女たち』などがある。

「2014年 『パリ、この愛しい人たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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