山中鹿之助 (P+D BOOKS)

著者 :
  • 小学館
3.20
  • (0)
  • (4)
  • (4)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 25
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093522014

作品紹介・あらすじ

松本清張、幻の作品が初単行本化!

主君・尼子家の再興を願い、大敵・毛利に果敢に挑み暴れた、山陰の戦国猛将・山中鹿之助の、短くもドラマチックな生涯を生き生きと描く。
没落しつつあった尼子家一筋に全てを捧げ、月山富田城を取り囲む毛利元就の大軍を、その抜群の勇力と才智により何度も跳ね返し、武名を高めた鹿之助だったが、最終的に尼子義久が毛利の軍門に下り、富田城を明け渡すことになった。
その後、牢人をしながらも尼子家再興を使命とし、尼子勝久を擁立し、幾度の苦難を乗り越え、石見国入りし新山城を占拠するも、毛利勢との戦に敗れ富田城へ入城することは叶わなかった。
さらに、10年後、織田信長の毛利攻めに乗じ、再び、尼子軍を再興した鹿之助だが……。
100度打ちのめされ、1000回も挫折を味わう壮絶な鹿之助の人生、しかし、進むことはあっても退くことはなかった、その義勇の名は、天下に鳴り響いた。
弊社雑誌「中学生の友」に1年間連載された、松本清張、幻の作品。著者が代表作「点と線」を執筆した頃に同時に描いた、名作が50余年の時を超えて甦る。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 松本清張の時代小説は珍しく、主人公の生涯は時代に抗うことでその時折輝きをみせる。派手な合戦はないが、戦いに必須である兵糧を断絶していく知恵が現在の北の国に対する外交と重なっていく。武器よりも打撃は大きいのは時代を経ても変わらない。

  • 毛利家に滅ぼされた出雲の尼子家再興のため、近習衆、山中鹿之助の奮戦記。国を持たず、少数でありながら、勇猛果敢な尼子武士は失地を次々に回復し、かつての居城富田城にせまる。一度は滅びた小国、戦の度に離反と敗戦を経験する。しかしそれでも鹿之助は己をいっそう奮い立たせる。「おれは棟梁だ。お屋形や尼子衆を置き捨てて死ねるか。この世はなにが起こるかわからぬ。とりうるかぎり、すべての手立てを用いて道を探るのがおれのつとめだ。」
    どうしてもうまくいかないそういった苦境にある人が読んだとき、鹿之助のパワーを分けてもらえるのではないだろうか。うまくいかないながらも信頼を失わない、そういった鹿之助の人間的魅力が描かれています。著者は松本清張。

  • 献本企画でいただきました。
    好きな色で選んだら、時代物『山中鹿之助』。
    そして著者は松本清張。
    松本清張作品、なんと読むのは初めて(汗)

     山中鹿之助といえば、尼子氏の家臣。
    実はあまりよく知らなかったのだけれど、大河ドラマ『軍師官兵衛』で別所哲也さんが演じていらしたとか、信長に見捨てられたとか、そのくだりは記憶にある。
    毛利氏の調略により、内部から崩壊していった感の強い尼子氏。その尼子氏にずっと仕え続けた猛将の、短くも熱い生涯。戦国時代の武将にもいろんな人間がいて、それぞれの生き様やドラマがあって、面白い。
    いくら個人的には有能な人材が集まっていたとしても、経営陣がダメな会社に入ってしまうと、何とか会社を立て直そうと奔走するもどうにもならない、みたいな妄想をしながら読んだ。
    戦国時代にはありがちな最期だけれど、何とも切ない。

     P+D BOOKSって初めて手にしたけれど、ボリュームもそんなに多くないし(この本がたまたまそうなのかもしれないけれど)、文字も大きくて読みやすい。
    軽いし持ち歩きやすいので、ちょっとした時間に読めそうで良いかも。

  • ▼電子立ち読みあります▼
    http://shogakukan.tameshiyo.me/9784093522014

    松本清張、幻の作品が初の電子化!  

    主君・尼子家の再興を願い、大敵・毛利に果敢に挑み暴れた、山陰の戦国猛将・山中鹿之助の、短くもドラマチックな生涯を生き生きと描く。 没落しつつあった尼子家一筋に全てを捧げ、月山富田城を取り囲む毛利元就の大軍を、その抜群の勇力と才智により何度も跳ね返し、武名を高めた鹿之助だったが、最終的に尼子義久が毛利の軍門に下り、富田城を明け渡すことになった。  

    その後、牢人をしながらも尼子家再興を使命とし、尼子勝久を擁立し、幾度の苦難を乗り越え、石見国入りし新山城を占拠するも、毛利勢との戦に敗れ富田城へ入城することは叶わなかった。  

    さらに、10年後、織田信長の毛利攻めに乗じ、再び、尼子軍を再興した鹿之助だが……。  

    100度打ちのめされ、1000回も挫折を味わう壮絶な鹿之助の人生、しかし、進むことはあっても退くことはなかった、その義勇の名は、天下に鳴り響いた。  

    弊社雑誌「中学生の友」に1年間連載された、松本清張、幻の作品。著者が代表作「点と線」を執筆した頃に同時に描いた、名作が50余年の時を超えて甦る。

  • 20151123

全5件中 1 - 5件を表示

山中鹿之助 (P+D BOOKS)のその他の作品

P+D BOOKS 山中鹿之助 Kindle版 P+D BOOKS 山中鹿之助 松本清張

松本清張の作品

ツイートする