マルジナリア (P+D BOOKS)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 21
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093522182

作品紹介・あらすじ

欄外の余白(マルジナリア)鏤刻の小宇宙

強靭な思考力と該博の知識による、マルジナリア(欄外の余白に嵌め込まれた書き込み)の絢爛たる鏤刻の小宇宙・―エドガー・ポーのひそみにならい書き継がれた多彩な断章の集積が、いま異色の読書ノートとして顕現する卓抜なエッセイ集。

著者晩年の雑文集にて、映画「E・T」への考察、作家・石川淳への言及等、多彩な「マリジナリア」が、読書録として纏められている。

感想・レビュー・書評

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  • 昭和56-58年にかけて新聞や雑誌などに発表された文章を収録したもので、昭和58年出版された書籍の復刊。「マルジナリア」とは書物の欄外への書き込み、傍注のことらしい。エドガー・ポーは余白の多い本を買って、余白に読みながら思い付いたことを書き込むのを楽しみにしたとのこと。そのひそみに倣い、短めの文章を思いつくままに書き留めた「マルジナリア」を中心としたエッセイ集。

  •  あとがきによると、マルジナリアとは、書物の欄外の書きこみ、あるいは傍注のことであるとのこと。
     読者ノートのようなもの、と思えばよいらしい。
     本書には、その読書ノート、及びヨーロッパ旅行記、新聞雑誌等に発表した文書を集めたものが掲載されている。
     渋澤龍彦は物凄い博識であり、広く深い知識を誇っているのだが、決して衒学的にならないところがあり、僕はとても好感を持っている。
     本書に関しても、とびきりに面白い訳ではないのだが、読んでいる間はその文章や書かれている内容に酔いしれることが出来る。

  • 『書物の欄外の書きこみ』と言う意味がタイトルのマルジナリアにはあるそうで、書きこみがしやすそうな余白が沢山取られた文章の配置が洒落が効いていて面白いです。
    短文ばかりのⅠ部が短い文章中に著者らしさがぎっしりと詰まっていて一番楽しめました。

  • ▼電子立ち読みあります▼
    http://shogakukan.tameshiyo.me/9784093522182

    欄外の余白(マルジナリア)鏤刻の小宇宙。  

    強靭な思考力と該博の知識による、マルジナリア(欄外の余白に嵌め込まれた書き込み)の絢爛たる鏤刻の小宇宙・―エドガー・ポーのひそみにならい書き継がれた多彩な断章の集積が、いま異色の読書ノートとして顕現する卓抜なエッセイ集。  

    著者晩年の雑文集にて、映画「E・T」への考察、作家・石川淳への言及等、多彩な「マリジナリア」が、読書録として纏められている。

  • エッセイ、というよりもそれより更に短くて、まるで覚書きをつらつら書き連ねたような感じ。それがつながっていたりそうでなかったりして、なかなか面白い。著者の博覧ぶりには驚かされる。

  • 福武文庫版を持っているので再読。これも品切れだったのね……(澁澤の文庫は割と古本で見つかるので、余り入手困難という気はしない、というのもある)。
    『マルジナリア』と題された断章的なエッセイが表題作になっているが、それ以外のものも収録されている。何となく本がテーマのものが多い。
    福武文庫版で読んだときは、後半が面白かったが、今回、再読してみると、自在に話題が転がって行く『マルジナリア』が面白かった。

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