人形姫 (SPIRITS AMUSEUM)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (70ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093590815

感想・レビュー・書評

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  • 最初はただ怖いと思っていた。人形がこんなに震えが来る程に美しいなんて思いもよらなかった。

  • 人形だとは思えないほど艶かしくて官能的な恋月姫の人形達。
    手や瞼のピンク感と濡れた唇に心臓がきゅーんとなります。

  • 天野可淡と並び、敬愛してやまない人形作家。彼女の作品を直接見たことがあるが・・・・正直に言おう。ヒトには感じた事のないリビドーを得た。彼女の作る人形は、その存在感の深さでヒトを超えている

  • 創作人形の写真集。乱歩の「人でなしの恋」の男が恋した人形はこんな感じだったのかなあと。人形好き以外の方には「怖い」世界だと思います。。

  • 未読。
    死ぬまでに必ず手に取りたい。

  • 私はこの本で恋月姫さんのことを知りました。透明感があって、独自の世界を持っていらっしゃる方だと思いました。単に「可愛い」人形とかじゃ言い切れない感じです。

  • この本と出会った時の衝撃は今でも忘れられません。球体間接人形ブームはここから始まったと言っても過言ではない気がします。天使が地上で居眠りをしているのをたまたま見てしまった、そんな「見ちゃいけない感」を味わいたい人はどうぞご覧ください。時を忘れて魅入ってしまうこと間違いなしですよ。ちょと人に薦めるのをためらってしまう禁断の写真集です。

  • 妖しく美しい少女人形(ヴィスクドール)の写真集。その薔薇色の頬に、瑞々しい唇に触れれば、柔らかなぬくもりが伝わってくるのではないかと錯覚させる程リアル。純白のベビードールに身を包み眠り続ける少女。貴婦人のように、或いは娼婦のように宝石で着飾った少女。無垢な彼女達の儚げな美しさに、どうしようもなく心奪われる。だが、透き通る美しい瞳はガラス玉でしかなく。生きる者には(或いは死んだ者にも)否応なしに付きまとう「時間」が彼女達の中には存在しない。美しい顔や身体が、時間を経て朽ち果てていく自然の摂理から完全に疎外された永遠の少女達が羨ましくもあり哀しくもある。生きてもいない死んでもいない、生と死の狭間に存在するかのような、有るべきではない存在が観る者を不安にさせ、また、魅了する。生と死の匂いが同時に香り立つ妖艶で幻想的な写真集。

  • 恋月姫の眠っている表情の人形は(・∀・)イイ!

  • ふっくらした頬に冷ややかな目元、非常に美しく肉感的な手足の表現で群を抜いている恋月姫さんの作品集です。本がひとつの宝石箱のような感じがするほど魅惑的です。創作人形にはまったばかりの方はぜひ一度ご覧ください。
    ※ただし、この本のトレペカバーは手の水分でヨレてしまいます!!読む時ははずしてしまうか、ハンカチ必須。

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著者プロフィール

1980年頃より人形制作を開始。人形作品集に1998年『人形姫』(小学館)、2000年『震える眼蓋』(角川書店)、04年『月の神殿』(studio parabolica)、06年『人形月』(小学館)。

「2014年 『無憂宮 SANS SOUCI』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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