万葉集 (日本の古典をよむ 4)

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本棚登録 : 137
感想 : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093621748

作品紹介・あらすじ

『日本の古典をよむ』シリーズ第9回配本。1300年前に誕生した日本最古の歌集『万葉集』全四千余首より、代表歌317首を収録。生きる歓び、人生の哀しみ、恋、そして別れ――。はじめて日本語で歌をうたう若々しさが全篇に溢れる。

感想・レビュー・書評

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  • 初学者向けの良本。
    万葉集と白鳳文化のカラー図から導入され、和歌とは何ぞや、万葉集に作品が取り上げられている登場人物(歌人)紹介と前説がある。
    それから、万葉集20巻の中から現代語訳と共にいいとこ取り。
    巻末には解説、地図(大和国、近江国)、初句索引が。
    私のようなど素人はこの本を万葉集の取りかかりにするのが良いと思う。

    日本という国の黎明期に、中国の漢詩に匹敵する自国の文化が是非とも必要だった。そこで和歌が生まれ、様々な立場の人が、自分の想いを詠んだ。
    130年をかけて、様々なひとが編纂した歌集は歴史を語るのだな。

  • 恋愛の詩やお酒の詩などおもしろく読めました。昔の土地の固有名詞などがでてくるとやっぱりピンとこないことが多いのですが、本能のところでは今も昔も一緒なのかなと思いました。

  • 現存する最古の歌集、万葉集。舒明天皇時代(629~42年)から淳仁天皇時代(759年)まで、約130年間につくられた約4500首が25巻にまとめられています。作者が天皇や貴族から兵士や農民まで、幅広い層にわたっている文学作品集で、文学的価値だけでなく、当時の社会や生活の様子を知ることのできる貴重な資料でもあります。副読本も多くあるので、あわせてどうぞ。

  • 装丁の鹿さんと目が合う。
    言葉は愚か、音なき空虚な沈黙だって、会話に。ほっこりと佳いかおり。
    無きゃいけない言葉なんて、そんなに無いのかもしれない。
    夜明け前の流れる参道の暗がりに浮かぶ梅を、雪のチラチラかと見まがう。そんな歌、あったよなと捲る。
    ここに住んでずっとお世話になってる山と邂逅。何千年も前も、そうやって誰かを救って来た。
    ただ在るということだけで、全てを内包する大きな力と畏れ。
    いつか、育った島に帰った時、海の無いここ古都を懐かしく思うかな?
    ふと、梅と海の漢字が似てることに気付く、それを詠えたらいいんやけどなぁと、思った冬の早朝。

  • 現代語訳が完結でわかりやすい。
    万葉集の有名なものはほとんど載っているので、現代語訳が欲しい時には非常に便利だと思った。
    ただ、私的には詞書だけでなく読まれた時の状況などがもっとわかるといいなぁと思った。
    あかねさす〜 などの歌は背景も含めて面白さが出ると思うので、余計に。

  • 作品の背景などの解説があるので、理解しやすい。
    専門家ではないので偉そうなこと言えませんが…訳に関しては味わい深い意訳でもなく、一語一語に忠実に訳した感じでもなく、ちょっと中途半端な気がしなくもないです。

  • <閲覧スタッフより>
    飛鳥から奈良中期にかけての“万葉の時代”に詠まれた和歌を集めた日本最古の和歌集。さまざまな人が詠んだ長歌、短歌、旋頭歌など約4500首を全20巻に収録しており、“万(よろず)の言の葉(ことのは)を集めたもの”という意味合いもある。“和歌”というスタイルが成立した記念碑的な作品集と言えます。
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    所在番号:918||ニホ||4
    資料番号:10199216
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  • ランクインしてる最近の恋愛ソングに、嫌気がさしてきました。
    万葉集は、心が洗われるくらい、美しくて、壮大でした。
    〈信濃なる 千曲の川の 小石も 君し踏みてば 玉と拾はむ〉にキュンとしました。古典っていいな。

  • 表紙があまりに可愛かったので思わず購入した抜粋版。字が大きく訳も解りやすい。解説は少ないが入門書としてはおすすめ。ただし好きな首がすべて入っているわけではなく抜粋版として仕方ないことかと思った。

  • 梅原猛氏の「水底の歌~柿本人麻呂論」を読んでいるうちに、久しぶりに、今すぐ、どうしても読みたくなり、衝動買い。同書にあった、万葉集は愛と死をうたった歌集、というのに激しく納得。好きだった但馬皇女や十市皇女の歌など、懐かしく浸りました。★が5つにならなかったのは、高市皇子の十市皇女への挽歌がもれていたのが残念すぎたので…

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著者プロフィール

小島憲之(こじま・のりゆき)
1913年生まれ。
大阪市立大学名誉教授。
1998年逝去。
著書に『古今集以前』『国風暗黒時代の文学(全9巻)』など。

「2019年 『上代日本文学と中国文学 補篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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