東方見便録: もの出す人々から見たアジア現考学

著者 :
  • 小学館
3.87
  • (6)
  • (8)
  • (9)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 50
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093720113

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 人生観が変わるかも。
    冒頭に書かれているけれども、内澤さんのスケッチがあって救われているところが大きいですね。
    ちなみに、これはカザフスタン出張が決まった時に、同僚が貸してくれたもの。「ちゃんと勉強してかなきゃだめですよ」と。

    さて、実践。
    実践では、打ち合わせでウォッカを飲まされ、帰路草原(広大なステップ)の真ん中でどうしても寄らなければならなくなり、そこで人生でもっとも大きな影響を受けるトイレと出会うのででした。(本書とは関係ありません)

  • 月に一度
    本好きの友だちと
    「本を楽しむ会」をやっている
    月ごとに テーマを決めて
    やっていのであるが
    今回は「民俗、風俗」ということで
    あったので
    迷わず この一冊

    改めて 読み直してみましたが
    やっぱり 面白い
    やっぱり 興味深い
    斉藤政喜さんの文章もさることながら
    内澤旬子さんのイラストが絶品!

    食べること、出すことは
    人がそこで暮らしている以上は
    絶対に不可欠な事
    「食べる」は結構いろいろありますが
    「出す」はなかなかありそうでありません。
    単なる紀行文の域を超えて
    学術的な香りまでしてきます

    文庫本にもなっていますが
    やはり ここは
    単行本でしっかり読み込んでおきたい
    そんな一冊です

  • ずっと読みたくて、やっと中古で購入。
    排泄という、大体人が隠そうとするかつ隠されてるものを、ここまで掘り下げて歩き考えたのがすごい。

  • アジア、中東の国々のトイレ事情のホントのところがいい感じに綴られてる良書(民族学的な資料価値ありまくり)。
    斉藤さんの文章もいいけど、あの内澤旬子さんのカットがとにかく素晴らしい。

  • あと10年もしたらこの本に載っている形態のトイレはほぼなくなってしまっているかもしれない。
    トイレなど表に出ないものにこそ国民性や文化というものが凝縮しているのでしっかりと資料として、保存しなければならない。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

1961年、長野県生まれ。紀行作家であり、地球を歩いて旅するバックパッカー。歩く旅以外にもヒッチハイク、耕うん機の日本縦断、犬連れ旅など、型にはまらない自由な旅を40 年以上続けて、シェルパ斉藤の名で紀行文を執筆。踏破した国内外のトレイルは60 本以上、泊まった山小屋は160 軒以上、テント泊は1000 回に及ぶ。1995 年に八ヶ岳南麓に移住し、セルフビルドした家に暮らす。
『シェルパ斉藤の行きあたりばっ旅1 ~ 5』(小学館文庫)、『犬連れバックパッカー』(新潮文庫)、『東方見便録』(文春文庫)、『シェルパ斉藤の遊歩見聞録』(小学館)、『シェルパ斉藤の親子旅20 年物語』(産業編集センター)など、著作は30冊を超える。

「2023年 『あのとき僕は シェルパ斉藤の青春記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

斉藤政喜の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×