微熱の街

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093791229

作品紹介・あらすじ

寺多政道、通称テラマサ。関東粋星会若頭心得-四十もなかばすぎて自前の組を持てない半端な俺だ。犬ころみてえに慕い寄ってくる日系ブラジル人の扶利夫だけが弟分よ。そんな俺のもとに八歳のガキが現れた途端、トカレフ持った正体不明の連中に襲われた。ガキをかくまったゲイバーのタミィとその女房子供も惨殺された。加えて、警視庁公案局テロ対策準備室長とやらのお出ましだ。クソッ、いったい何が、どうなってるんだ。

感想・レビュー・書評

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  • #読了。40代半ばながら、未だに自分の組を持てず、うだつの上がらないヤクザのテラマサ。ある日、飲んだくれて家に帰ってくると、猫を抱いた子供が。この子供をめぐり、テロリストのような集団に襲われ、警察に目をつけられ、所属している組にも追われる。人を裏切り続けてきた男が信じるものとは?

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著者プロフィール

1958年北海道生まれ。’91年『ナイト・ダンサー』にて江戸川乱歩賞受賞。以後、航空小説の分野で独自の世界を描き続けつつ、警察小説、時代小説でも活躍。’18年からは池寒魚名義で時代小説を発表。作家デビュー30年、100タイトル目の新作『レジェンド・ゼロ1985』(集英社文庫)が最新刊。

「2021年 『14歳、夏。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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