生(いきる)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 183
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093792066

作品紹介・あらすじ

『命』『魂』に続く第三幕。慟哭の育児・闘病「私記」。

感想・レビュー・書評

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  • 読んでいて、過去の辛かった看病生活を思い出してしまった。そうだった、そうだった、と思い出すことも。あの時、こんなに辛い日々は決して忘れない、と思っていたのに、日にち薬とは、よく言ったもので、輪郭を少しずつ忘れていることに気付き、自分なりにショックだった。
    周りから見て、大変だ、辛そうだ、そう思われても、かけがえのない最後の一週間を、忘れたくないのに、忘れてしまいつつあることのほうが辛いので、柳美里さんは、自分のために書き記したのかなとも、感じた。
    あの時の手帳は、書きなぐってあり、汚いけど、捨てられない。

  • 食べ物の描写と、夢うつつで見た、東との過去の情景の描写がとても印象に残った。
    逃れられない死に抗う、恐怖が襲う。
    子供はどんどん育っていくのに、愛する男はどんどん弱っていく、苦悩、哀しみ。
    これらをとにかく必死で読み終えました。

  • 三葛館一般 914.6||YU

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=32762

  • 中学の頃、図書室で借りて読んだ

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:910.268||Y
    資料ID:50101101

    医療従事者(薬剤師)を目指す学生として「生と死、生命の尊厳」
    「患者、家族の心」について考えてみませんか?
    (臨床薬剤学研究室 岩﨑先生)

  • どうあっても、一気読み。

    しかし、記憶力いいひとだ。

  • 東さんお最後の一カ月を書いていた。すごく細かく鮮明に。
    自分の生の感情をここまで書けるってすごいんだろうな。
    この人の戦っている姿って本当にすごい。すごいけど憧れ感はないというか、生きている場所がすごく違う気がする。この人が一番幸せって思う時っていつなんだろう。

  • 小説というよりは、自分の経験を書きなぐっただけのような気がする。癌との闘病生活は勉強になったが、それ以上に得られるものはなかった。

  • 1作目「命」2作目「魂」に続く、第3弾。元同棲相手で恩師の東由多加氏が余命1週間であるところから始まります。前2作は激しい命ごいみたいな場面が多かったんですが、今回はもう少しトーンが下がったような感じがしました。でも、闘病している本人よりも、看病している人間たちが、どんどん追い詰められていくような息苦しさがありました。

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著者プロフィール

柳美里(ゆう・みり) 小説家・劇作家。1968年、神奈川県出身。高校中退後、劇団「東京キッドブラザース」に入団。女優、演出助手を経て、1987年、演劇ユニット「青春五月党」を結成。1993年、『魚の祭』で、第37回岸田國士戯曲賞を受賞。1994年、初の小説作品「石に泳ぐ魚」を「新潮」に発表。1996年、『フルハウス』で、第18回野間文芸新人賞、第24回泉鏡花文学賞を受賞。1997年、「家族シネマ」で、第116回芥川賞を受賞。著書多数。2015年から福島県南相馬市に居住。2018年4月、南相馬市小高区の自宅で本屋「フルハウス」をオープン。同年9月には、自宅敷地内の「La MaMa ODAKA」で「青春五月党」の復活公演を実施。

「2020年 『南相馬メドレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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