- Amazon.co.jp ・本 (721ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093792646
作品紹介・あらすじ
公園のゴミ箱から発見された女性の右腕。それは「人間狩り」という快楽に憑かれた犯人からの宣戦布告だった。直木賞受賞作『理由』以来三年ぶりの現代ミステリー。
感想・レビュー・書評
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読めば読むほど胸くそが悪くなる展開
それだけ完成度の高い作品で、自分が引き込まれていることに気付く
大川公園で女性の片腕が見つかる
それから若い女性が次々と殺される
犯人は被害者やテレビ局に電話をかけ事件の異常性を世間に広める
第一発見者の少年は、一家殺人事件の唯一の生き残り
今回の猟奇殺人と少年がどのように繋がるのか?
中盤で犯人が判明し栗橋浩美とピースの異常性に恐怖を覚えた。心優しい和明は巻き込まれてしまい世間を驚かしてしまう
早く下巻を読まなければと心が掻き立てられてしまう程、素晴らしい作品
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上下2巻でしかも厚手だから迷ったけどトライしてみた。タイトルだけは記憶にあったので興味半分に読み始めたら止まらず最後まで読了の上巻。
こんなに独りよがりで残忍な二人に反発しながら読んだけどこれでまだ半分、いったい下巻にはどんな展開が待っているのかね? 宮部みゆきさんは何を伝えたいのかね? 下巻に続く。 -
劇場型犯罪。
犯人の自己顕示欲が強く、読んでる側は犯人ってわかっているのに
犯人の傍若無人な態度にいらいら、憤りを感じ、早く捕まえて!と
思わずにはいられない。そんなんで、どんどん読みたくなる物語。 -
女性連続誘拐殺人事件が起こる。
発端は公演のゴミ箱に捨てられていた腕だった。
有馬義男は行方不明の孫娘ではないかと、確認に行く。
それは孫の鞠子のものではなかった。
夫との仲が壊れ鞠子しか生きがいのない娘は精神を病んでいく。
そこに神経を逆撫でするように電話がかかった。
「爺さん、鞠子さんに会いたいかい?」 -
その犯行が起こったために起きた
被害者の家族の話や
偶然その死体を見つけてしまった目撃者の話や
犯人の話、
その友人の話、
事件に関係があるもの関係ないものさまざまな物語がありました。 -
女の腕が公園のゴミ箱から発見されたことから始まった劇場型連続殺人事件の上巻。被害者家族、発見者として巻き込まれた別の殺人事件被害者家族の少年や事件を追うルポライターの視点から見た事件と犯人の視点から見た事件、2つの角度から話が進んでいく。
とにかく長い!1ページの文字数もかなりのものだし、1冊もぶあつい!しかも上下巻。話はすごく面白くてどんどん読むのだけれど、読んでも読んでも進まず読破まで3日かかった。
いざ、下巻へ!! -
大学生の頃に重いのに持ち歩いて読んだ記憶。
当時、こんなに夢中になれた本はなかった。
続きが気になりすぎて眠らずに読んだ。
ただ、辛い。
心を無にして読み進めないとなかなかしんどい。 -
いま思い返しても胸糞悪くなる小説。だけど鮮烈な記憶を残しているので、やっぱり名作。世の中には出会ってはいけない「悪」が存在するんだという事実を突きつけられて、胸糞悪くなるんだろうな。
下巻に続く -
一気読み。続きが気になる。
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長年積読になっていて、何度も挫折していたけど、、上巻読了。物語が持つエネルギーに圧倒されて読む力を蓄えないと読めない物語だと思う。事件の裏側(表側?)人の心の機微 本当に手に取るように今目の前で起こっていることのよう、、怖いけど先が知りたい。下巻へ。
著者プロフィール
宮部みゆきの作品






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