- Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093794121
作品紹介・あらすじ
「倭」から「和」への転換、これは一体どうして行なわれたのだろうか。つまり「ワ」とは「輪」であり「環」なのだ。倭とは実は「環」であり、古代日本人は、集落のことを「環」と呼んでいた。「わ」の精神と怨霊信仰で読み解く古代史最大の謎。
感想・レビュー・書評
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#2950ー245
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ずっと前に読んだことがあるけど、もう一度。例え話などがくどいと思うところもあるけど、説として面白い。
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日本歴史学の三大欠点(史料至上主義、呪術的側面の無視・軽視、権威主義)を問題として、独自の観点で日本史を読み解く。初めて知ることが多く、興味深く面白いが、週間ポスト掲載による冒頭の振り返りがまどろっこしく感じた。他の本と交互に、シリーズを読み進めよう。【満足度80点】
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面白かった!
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20年以上振りに再読
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この著者の歴史推理物をいくつか読んでみて、行きつくところはこの大シリーズということになる。以前から梅原猛が好きだったこともあり、いつか手に取ってみたいと興味があったのだが、いかんせん毀誉褒貶が激しく二の足を踏んでいたもの。今回実際に読んでみてつくづく納得した。卑弥呼だの邪馬台国だのは諸説あって必ずしもこの著者のオリジナルではないが、倭の国の語源、卑弥呼や神功皇后の正体から、天皇家の出自にいたるまで、旧弊な固定観念を捨てた歴史の新解釈、というて点では文句なしにおもしろいと思う。だがしかし。書きぶりが悪すぎる。個人の解釈だから主観的なのは仕方ないが、自己正当化のための他者攻撃、くどくどした弁解、重ね重ねの例え話には辟易してしまう。ここまでくると正統歴史観への意識過剰からくる被害妄想としか思えない。内容だけで十分興味深いのだからもっとさらりと書けないものか。