- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093796248
作品紹介・あらすじ
自分とは何者なのか-模索した日々。ぼくの回りには夢があった。だけど、未来はまるで見えなかった。待望の自伝的連作集。
感想・レビュー・書評
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「幻日」高橋克彦◆子供の頃の不思議な体験、大人になったからこそ分かること、ホラーやファンタジーを懐かしさと共に描いた前半は良いのですが、最後の2編は主人公のヘタレっぷりにイライラ…。昔繰り返し見た、巨大な図形に押し潰されるというよく分からない怖い夢、いつの間にか見なくなったなぁ。
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図書館で適当に手に取った本。
どんな屑男の話だと思いながら読んだら…作者の自伝的な小説だったようです。
怪奇じみた短編もありどこまで事実かわかりませんが。
デビュー作も刻迷宮も、大好きな作品が多い作家さんだっただけに少しショックでした(笑) -
島原などを舞台とした作品です。
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やや怪談めいたエッセンスを織り交ぜた幻想っぽい小説だと思っていたら、これは自伝小説っぽいですね。最後まで読んで気がつきました。
さて、どのあたりまでが実話なのかは謎ですが。怪談めいた部分はひっそりとした恐怖を感じさせられます。ホラーとしても読めますよ。 -
001.初、並、カバスレ汚れ、帯付き。
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連作短編。
東北で何代も続く裕福な医者の家系に生まれた主人公の自分探しの物語。
作者の自伝だろうか。
最後の、江戸川乱歩賞に応募するくだりが印象深い。乱歩賞の「写楽殺人事件」は本当に面白かったよなー。