- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093797375
作品紹介・あらすじ
夫といても、なぜか淋しい-夫婦の間に流れる何気ない思いやりや、ちょっとした不満&物足りなさ-そして偶然めばえてしまった夫以外の男性への恋ごころを、繊細で、しかも優しく笑える暖かさで描きました。
感想・レビュー・書評
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いかにもなタイトルで、ヒルガオ?!と思いきや、淡くて何も起こらなくて、でもそこがよかった。
ただ、作者のファッションセンスを疑う。
前髪サラサラの男の人がかっこいいわけがない。ダサい!!!←偏見。 -
サッカー観戦に絡んで得た新しい知り合いとの日常。なにか起こりそうで起こらない、そこが『主婦と恋愛』なのだろう。
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ワールドカップに熱狂する話が中心であり、ささやかな日常の良さを味わえる作品。話の浮き沈みも静かで、わくわくはあまり感じられない。
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恋愛が始まりそうで始まらない。
ドキドキしたりイライラしたりの
もどかしさがたまらない。
タイトルは、もっとドロドロした話を想像させるけど
中身はさわやかな小説でした。 -
■夫といても、なぜか淋しい―夫婦の間に流れる何気ない思いやりや、ちょっとした不満&物足りなさ―そして偶然めばえてしまった夫以外の男性への恋ごころを、繊細で、しかも優しく笑える暖かさで描きました。
■■ほのぼのとしたお話でした。大きな起伏はないけど、日常の中のちょっとした夫婦のすれ違いや、浮気じゃないけど夫以外の男性へときめいたり、また夫の存在を再確認したり。こんなのんびりした夫婦の関係はちょっと羨ましいかもしれない。 -
なんかおこりそう、わくわくと思って読んでいると、
何もおこらず終わってしまった。
でもそれがいいかも。
相変わらず文章軽快で、漫画のようにさらっと読めます。 -
・チエミはサカマキへの想いが高まりつつあるのを自制し、
接触を避けようと試みている。さらに忠彦には遠まわしに
メッセージを送っているが、忠彦は気付かない。
●だからといって、鈍感な忠彦に問題があるわけではないだろう。
・P222 べつにつまらなかったわけじゃない。
退屈していたわけじゃない。
暇だったわけじゃない。
絶対にそうじゃない。
●だったら、なんなのか。本気で愛していたとでもいうのか。
結局、W杯が終わることでサカマキへの恋心もなくなっている。
恋心というものの不確かさ、うつろいやすさがよく描かれている。
・P248 もしどこかで何かが一つ違ったら。
今の自分はまったく違う場所にいたかもしれない。
あるいはどこかで何かが違ったおかげで、今この場所にいるのだろうか。
それはこれまでもそうだったし、これからもずっとそうなのだろう。
チエミはそう思って、ほんの少しだけ心を揺らした。
●結局のところ、この本の要旨はこの一文に集約されている。
☆きっかけは本読みHP
読了日:2010/03/05 -
なんかよく分からない話だった。ちょっとマンネリになった夫婦の心理状態を表現した小説。