弥勒世(みるくゆー) 下

著者 :
  • 小学館
3.62
  • (15)
  • (18)
  • (21)
  • (4)
  • (3)
本棚登録 : 139
感想 : 21
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (592ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093797832

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 昔読んだ本

  • あの衝撃の「不夜城」を越せるものは出せないのか。沖縄の歴史は勉強させられた。アメリカ支配そして日本復帰。虐げられた歴史なんですね。

  • 歴史を扱っているのだからあり得ないハッピーエンドは期待してないが、あのラストはあれでいいのだけど、むしろすばらしいと言っていいのだけど、そこに至るまでがしっくりこなくて。仁美の自殺、ハブという警官のいやらしさ、なんやかんやがあのラストへ向かうための何かで、、、好きでなかった。そして最後まで読んでも、政信への葛藤が、今ひとつわからなかった。

  • 良いなぁ、あのラスト

  • 上巻参照。2008.4.21

  • 早く読みたくて気持ちが前へ前へとつんのめっていった。本土返還の直前の沖縄。アメリカーに虐げられ続けたうちなーんちゅの怒りがついに頂点へと達する。CIAのスパイと反戦記者いう二重の仮面を被った新聞記者尚友のたった一つの願い、それは基地で玉砕すること。どうしてそこまで全てを憎みきれるのか、どこからその憎しみは生まれるのか、その憎しみの行き着く先は一体 どこなのか…尚友たちのやろうとしていることは法治国家として決して許されるものではない。けれど心のどこかで「それ」を成し遂げて欲しいと願う自分がいる。あまりにもあまりにも悲しい過去を持つ「国」沖縄。彼らの笑顔に裏にある悲しみを考えることも必要だろう、また 夏が来る前に。ただ、ラストがなんとも…   不全感が残る。

著者プロフィール

1965年北海道生まれ。横浜市立大学卒業。出版社勤務を経てフリーライターになる。96年『不夜城』で小説家としてデビュー。翌年に同作品で第18回吉川英治文学新人賞、98年に『鎮魂歌(レクイエム)不夜城2』で第51回日本推理作家協会賞、99年に『漂流街』で第1回大藪春彦賞を受賞。2020年、『少年と犬』で第163回直木賞受賞した。著者多数。

「2022年 『煉獄の使徒 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

馳星周の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×