「利他」 人は人のために生きる

  • 小学館
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093798273

感想・レビュー・書評

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  • 稲盛さんの考え方に非常に共鳴しました。また瀬戸内さんとの対談で見えてくる現在の世相の問題、心の問題
    これからのあり方、考えさせられますね。

  • 瀬戸内 寂聴と 稲盛 和夫の対談集。共に仏教に深くかかわり、尚且つ個人としての経験があふれるほど豊かな方達なので、他の人では突っ込めない内容も飛び出しとても面白く読めた。特に稲盛さんがJALの復興を助けるために火中の栗を拾い、どう乗り切ったのか。その辺りが大変興味深かった。厳しくも愛と優しさに満ちたお二人の経験談はとても貴重で面白いです。

  • 詳細なレビューはこちら↓
    http://maemuki-blog.com/?p=9928

  • 「世のため人のため」というのはどういうこと指すのか、濃い人生を送ってきた二人から聞けたような本でした。

  • 年輩の方と直接お話する機会がなかなかないので、お二人のような素晴らしい方の意見を本を通して知ることができ、うれしかったです。
    読んだら元気がでます。

  • 「働く」ということは、人間の心を整えたり、心根を良くしていく効果がある。仕事を嫌々ではなく、その職を愛して好きになって働けば、また仕事が面白くなり人間性が高まり、それによって会社もどんどん良くなっていく。また、会社を変えるのは「テクニック」ではなく社員の「心」が重要ある。人間の持っている悪の中で最たるものは「差別」であり、あらゆる差別は「利己」的な動機、つまり自分の方が上だという意識から生まれてくる。それに気付き「利他」の精神、つまり人としての優しさや思いやり持ち、それに会社を立て直そうという「ガッツ」が加わり、会社の上層部だけでなく末端の社員を含めた一人一人が持つことが必要。そういう事に一人でも気付けば、それが周囲の同僚に伝播し、組織はどんどん変わっていく。みんなが創意工夫しながら、自分の職場を自分で良くしていこうと、つまり自分でちゃんと考えるようになる。そうやって意識改革が進むと業績もみるみる上っていく。

  • 感動です。仕事をしている人、苦しんでいる人、皆さんに読んでいただきたい一冊です。稲盛さんがJAL再生に向けてどんなことをしたのかも簡単に書かれてましたが、私も仕事をする上で考えを変えなければと思いました。今、心が荒んでいる日本人に何が必要なのかも。何度も読み返したくなる本です。

  • 稲盛さんの話を読むと、ふと大事なことを思い出させてくれる。思いっきり理系の経歴の人だけど、そんな感じがない。偉大な経営者だけど、中途半端に経営職を気取った人よりも、ずっと身近に感じる。
    良い本でした。

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著者プロフィール

1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒業。63年『夏の終り』で女流文学賞、92年『花に問え』で谷崎純一郎賞、11年『風景』で泉鏡花賞を受賞。2006年、文化勲章を受章。2021年11月、逝去。

「2022年 『瀬戸内寂聴 初期自選エッセイ 美麗ケース入りセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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