アメリカに潰された政治家たち

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レビュー : 42
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093798365

作品紹介・あらすじ

岸信介、田中角栄、小沢一郎-日本の自主自立を目指した政治家たちは、なぜ、どのようにして潰されたのか。戦後政治史"最大のタブー"に挑み、この国の「かつてない危機」を明らかにする。

感想・レビュー・書評

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  • 原発反対の官邸デモと60年安保のデモの中身の違いから出発し、実は、アメリカが裏で暗躍したことを解き明かす。

    そして、アメリカに潰された対米自主路線の日本の政治家たち。

    CIAの巧妙な情報戦略に乗せられ、自主路線を潰してしまう、馬鹿なマスゴミ。

    明らかにされた外交文書をするどく読み解く著者。

    特別鼎談(孫崎享、長谷川幸洋、高橋洋一)も痛快でした(笑)。

  • テレビなどで孫崎氏が話題になっていたので、読んでみた本。

    アメリカにとって、中国問題は「虎の尾」である。
    という軸にたち、根拠を説明している。
    岸信介、田中角栄、小沢一郎、鳩山由紀夫など「対米自主路線」の政治家を例に、
    具体的な事例を述べている。
    CIAなどアメリカ諜報機関の暗躍と、
    「自主路線」をかかげた政治家、官僚がどう潰されたのか、
    事実の前後関係から考えると、孫崎氏の理論には信憑性がある。

    もはや日米の主従関係は、修正のきかないところまできているということだろう。
    この本は、2012年秋ごろ出版されたため、
    総選挙と安倍政権については網羅されていないが、
    第一期安倍政権は中国重視の政策をとったために短命の政権で終わり、
    第二期安倍政権のこのところの追い風は、
    中国重視をやめ、「対米自主路線」に舵を切ったためとも考えられる。
    TPPなどでアメリカの言いなり政策で日本が崩壊する危険性がある。


    孫崎氏は、我々の世論が軌道修正が可能な唯一の方法であると述べている。
    まずはみなさんにもこの本を読み、事実を知ることを強くお勧めしたい。
    そのうえで、個人個人が正しい判断をしていかなければならないと思った。

  • 戦後の日本の政治家たち、その分類として対米追随派と自主独立派に分かれる政治家たちだ。
    敗戦で、日本は今もアメリカに事実上占領されたままだ、それは不平等なアメリカとの条約などによって戦後も続いている。
    それは、対米追随のポチ政治家たちが日本の国益ではなくアメリカの国益を考えてすすめた政策の成果と言ってもいいだろう。
    日本の自主独立を進めた政治家たちはことごとく、アメリカとアメリカきの手先であるメディアや官僚に潰されてきた歴史がある。
    最近では小沢一郎氏や鳩山由紀夫氏もアメリカの意向に沿わない政治家であり、アメリカの軍隊の日本駐留や対米だけでなくアジアやロシアに向けた外交拡大というアメリカの意向に沿わない虎の尾を踏んだ政治家たちである。
    菅や野田、そしてこの本が発行されたあとに政権を取った安倍首相などは完全な対米追随の政治家で、またしてもTPPへ参加やアメリカのオスプレイ配備、沖縄辺野古への基地移設などアメリカの思い通りに動く政治家たちによってこの国がまたおかしな方向へ進みつつある。
    孫崎氏はその中でも官邸前の国民一人ひとりの自発的なデモなどが拡大すれば政治を変えていくことが出来るのではないかと本書で期待されている。
    誰が日本の自主独立に国民に目を向けた政党政治家なのかを私たちがしっかりと見極め、選挙で選び、ものを言わないとこの国はアメリカの思いのままの都合のいい占領地になるだろう。

  • 日本の出来事において、自分が考えていた以上にアメリカが噛んでいると感じた。全てをそのまま鵜呑みにするつもりはないが、日本で起きる出来事について、今後はアメリカの存在をもっと強く意識すべきだと思った。

  • 筆者は歴代の首相や要職者を対米追随か自主路線に分け評価するが、実際は皆さまざまなバランスを考えての判断だと思う。筆者自身も理解していると思うが、とても二元論で語れることではない。まあ中には本当に情けない対応しかできなかった閣僚も居るのだろうけど。
    私の考えとしては、アメリカは90年代以降を境にその力の使い方としては抗しがたいレベルに変質してしまったのではないかと、読んでいて感じました。

  • 証拠がなさすぎ

  • アメリカが日本に強い影響力持っていることは思っていたが,これほどまでとは。
    吉田茂がアメリカ追従派で,岸信介が独立路線だったとは意外でした。

  • 【要約】


    【ノート】
    ・MediaMarkerで

  • ▼Evernote登録済み
    ▼2013/01/22 図書館
    ◎この著者の本、別のものも読んでみたい
    ◎P16自主路線→政治家・官僚もパージ岸は自主路線
    ◎P23岸の日記 1946.08.10 米ソ冷戦の予兆
    ◎P561960.06.17付 7社共同記事朝日新聞 論説主幹 笠信太郎(戦中にベルリンに滞在)
    ◎P93 米→小沢一郎もターゲット
    ◎P167イギリスの手法・植民地から撤退時→あとに領土問題、紛争の火種を残す→元植民地が団結して反英になるとこまるから

  • 2012年。いわゆる「語り下ろし(本人が書いてない)」本で、まえがきに「著者の前著と重複した内容があります」と断りがある。元外務省ということで米公文書館とか多少裏情報的な資料など出てくるかと思ったら、引用されている本がその辺で誰もが読めるベタな翻訳本とかばっかり。

    しかもページ埋めなのか鼎談が入ってて、その相手が高橋洋一と元東京新聞の長谷川という、ほとんど読む価値なしのゴミみたいな本。

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著者プロフィール

1943年、旧満州国鞍山生まれ。1966年、東京大学法学部中退、外務省入省。駐ウズベキスタン大使、国際情報局長、駐イラン大使等を歴任。著書『戦後史の正体』(創元社)、『日米同盟の正体』(講談社現代新書)、『小説 外務省』(現代書館)、鈴木邦男氏との共著『いま語らねばならない戦前史の真相』(現代書館)等多数。

「2018年 『アーネスト・サトウと倒幕の時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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