満月の夜、モビイ・ディックが

著者 :
  • 小学館
2.86
  • (10)
  • (25)
  • (183)
  • (33)
  • (25)
本棚登録 : 487
感想 : 49
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093861144

作品紹介・あらすじ

深く、静かに読む人の心に届いた『世界の中心で、愛をさけぶ』の著者が贈る最新恋愛小説。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 主人公の男の子とちょっと変わった友達、彼女と車で逃避旅行、そして誰かが死ぬ。

    いつもこんな感じのストーリーだね。

  • 『世界の中心で、愛をさけぶ』の作者、片山恭一さんの作品です。

  • 片山恭一作品で、期待していた分少し物足りなかった気がします。全体的な雰囲気などは別に悪くないとは思うのですが、なんだかぼやけた印象でした。一冊ではなく上下巻あるようなもっと長い作品で、こういった世界がじっくり描かれたらいいかもしれないなと個人的には思いました。

  • 2008/08/25

  • 当時一世を風靡した「世界の中心で愛を叫ぶ」の作者。
    この作者の本には、何故か閉塞感を感じてしまうのは僕だけでしょうか。しかし、この閉塞的な雰囲気の中で繰り広げられる恋愛模様はとても濃厚なものになっており、楽しめます。

  •  「世界の中心で、愛をさけぶ」の片山恭一の恋愛小説。主人公を取り囲むありったけの現実とありたっけの非現実が、人を愛する気持ちを糸に結び付けられていく感じ、という物語だろうか。
     もちろん、人を愛することを考えながら物語りは展開していくのだが、タケルという人物の勢いに物語がぐいぐいと引っ張られていく。小難しい感じではなく、次々とめまぐるしく読み進められたという印象だった。読み終えた今、こういうところがこの作品の巧さなんだなと感じる。また、物語を振り返ってみると、タケルという登場人物以外も個性的でありながら、物語の上で重要な意味を持って登場しており、巧いなぁという感想をさらに深めた。
     冒頭で挙げておきながら、まだ読んでいない「世界の中心で、愛をさけぶ」、ぜひ読んでみようと思う。

  • なんか「君の知らないところで世界は動く」とキャラ設定似ているなあ、と。タケル→ジーコ、風嶋香澄→カヲル、主人公(奥手)→主人公(やり手)。勝手な感想。またヒロインが入院してるし。

    アマゾンとかでは、人生のキルケゴール化だと?内容が意味不明だ!と叩かれていますが、物語の後半部分はなかなか良かった気がする。この作者が何かを伝えたいってのはわかるんだけど、もっとわかりやすい言葉を使わないとわからん。この理屈っぽさが売りなのかもしれないけれど。キルケゴールって実存主義の先駆者じゃなかったっけ?多少そういう予備知識があると読みやすいかも。

  • 世界の中心で愛をさけぶで注目されたときに
    世界の中心で愛をさけぶを買わずに
    こっちを買いました。

    世界の中心で(以下略)読んでないけど
    こっちを買って正解でした。
    独特の世界観。引き込まれます。

  • ~内容(「BOOK」データベースより)~
    深く、静かに読む人の心に届いた『世界の中心で、愛をさけぶ』の著者が贈る最新恋愛小説。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~

  • ずっと前に買っ読みかけになっていたけれど、今回はちゃんと読めた。恋愛小説だったけど、私には重たすぎた。

全49件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

昭和34年(1959年)愛媛県宇和島市に生まれる。愛媛県立宇和島東高等学校卒業。1977年九州大学農学部に入学。専攻は農業経済学。1981年同大学卒業、大学院に進む。1986年「気配」にて『文学界』新人賞受賞。1995年、『きみの知らないところで世界は動く』を刊行。はじめての単行本にあたる。2001年『世界の中心で、愛をさけぶ』を刊行。その後、ベストセラーとなる。近著に『世界の中心でAIをさけぶ』(新潮新書)、『世界が僕らを嫌っても』(河出書房新社)などがある。福岡市在住。

「2024年 『含羞の画家オチ・オサム—美術集団「九州派」の先駆者—』 で使われていた紹介文から引用しています。」

片山恭一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×