あおい

著者 :
  • 小学館
3.28
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本棚登録 : 631
レビュー : 119
  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093861373

作品紹介・あらすじ

気がついたらあたしは、真っ暗な山の中で大の字になっていた。しかも、深夜。ひとりぼっちで-。

感想・レビュー・書評

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  • 「きいろいゾウ」の著者である、西加奈子さんのデビュー作。
    まるで絵本のような、やさしいプロローグにまず惹かれます。

    主人公は27歳、スナック勤務。
    彼氏は3歳年下で、お腹に不思議な地図を彫っているカザマ君。
    気取らないシンプルさが、清々しいです。

    登場人物の中では、森さんが好き。
    森さんがバオバブの木の下で恋をした、話が好き。
    私が出会ったことのないような人ばかりなのに、どこか身近に感じるのは、日常のカケラがたくさん詰まっているからかも。

    西さんの話はなぜか、読むとすこしだけ小さい頃を思い出します。

  • あんたのことが、好きすぎるのよ。

    うち、ワキ剃ってないねん。

    このひと言は強烈だなあ。
    言葉のひとつひとつが強烈な力をはなっていて、描かれているストーリーはちょっと変わってはいるけど日常のなんてことない場面だったりするのに、言葉の威力がすごい。

    あおいも良かったけど、サムのこと、が良かったな。
    短いし、くどくなくてちょうど良い感じ。

  • 「あおい」を久しぶりに読み直してみた。心に爽やかな風が吹いた。

    西加奈子さんは、大すきな作家さん。デビュー作は、関西弁の目線で語られる世界観がとても肯定的で優しい。痛いのに優しい。しんどいこともあるけど「生きてるの楽しいね」てメッセージを感じます。主人公あおいの親友みぃちゃんが初めて書いたであろう物語が詩的でとても好き。

  • 二本の中編収録。作者らしい物語。面白かったです。

  • 2017.2.23 読了


    短編集?
    2作ありました。
    違う話です。

    どちらも 日常を淡々と綴ってある。

    かなり 読みやすかった。
    独特な世界観。

  • いま流行り(?)の西加奈子さん。大昔に一度だけ読んだことがあったけど、あまり覚えていないので改めてデビュー作から読んでいってみようと手に取った。

    関西弁がテンポよくて、すらすらと読めた。何か特別面白いということはないのだけど、引き込まれた。「あおい」はもっと先まで読みたかったなあ。まだページがあると思ってたら別の短編が始まって残念に思ったほど。でも、終わり方も潔くて素敵だった。

  • 西さんの初作の短編。やはり西さんの作品の雰囲気は好きだし、文章も好きだった。
    大作!という感じではないけれど、なんだかんだ「あおい」は良かったな〜。最後らへんは結構染みた。
    やっぱり言葉が素敵だよな、西さんは。
    スラっと読むのに向いてるんだけど、ジーンと来たりするから注意(笑)

  • 図書館

  • 西加奈子さんをどんどん読み進めてます。なんか分かるような分からないような。。ってかんじだった。

  • 荒削り、なんて言うと偉そうで失礼だけど、その後のいろんな作品を読んだ後だと、そう感じる。

    一つ一つの事象をあまり深掘りはせずに、いろんなところから拾い集めて、繋げて『西加奈子』というスパイスを加えるとこうなった、的なデビュー作。


    もう一つの短編『サムのこと』
    たまたま「面倒くさがり」という共通項で付き合いはじめた若者たち。その中の一人サムの死をきっかけに、お互いのことを少しだけわかり合い、小さく何かが動き出す。
    その過程を描いていて、短いながらも引き込まれる。


    2015.7.29

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著者プロフィール

西加奈子(にし かなこ)
1977年、イランのテヘラン生まれ。エジプトのカイロ、大阪府堺市で育つ。関西大学法学部卒業。雑誌「ぴあ」のライターを経て、2004年『あおい』でデビュー。
2007年『通天閣』で織田作之助賞大賞、2011年咲くやこの花賞、2013年『ふくわらい』で第1回河合隼雄物語賞、2015年『サラバ!』で第152回直木三十五賞を受賞。
その他代表作として、宮崎あおい・向井理出演で映画化された絵本『きいろいゾウ』、同じく映画化された『円卓』、20万部を超えるベストセラー『さくら』、本屋大賞ノミネート作『i』など。2020年初夏、『さくら』が映画化決定。プロレス好きとして知られる。お気に入りの本は『アントニオ猪木詩集』。

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