ミシン2 カサコ

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 926
感想 : 124
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  • Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093861410

感想・レビュー・書評

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  • ミシンも傘子ちゃんもかわいいなぁ

    こんな繊細でパンクな子他にいないと思う
    すっごく可愛くて切なくなる作品だった
    あんなにひたむきにミシンを愛せる傘子ちゃんすき!
    とはいえミシンて名前素敵…

  • 随分前に読んだ本だけど、女の子同士の愛情めいた友情に関しては本当にお上手だなあ、と感心させられる。打算のない純粋な愛情ってこういうものでしょ?って言われている気がする。お笑い成分がない分下妻物語よりもよけいそう感じます。

    あと、思春期独特の、格好つけたくても、つけられなかったり、気持ちの表現がまだまだこなれてなくて、上手に伝えられなかったりする、そういうどんくささが残酷なまでに描かれてるのも本書に限らず嶽本先生の特徴だと思う。そういう意味でも、昔なつかしい友達のような感覚でそばに置いておきたい本。

  • バンドのセンターのミシンとは対象的に、どんくさくて、愛される要素のないような傘子。
    傘子のミシンに対する愛、
    ミシンの竜之介に対する愛。
    一緒に暮らしても片思いで、
    僕としては傘子に対してどんどん感情移入して読んでた。バンド内の少女の切なさにキュンキュンなりつつ、
    ライブシーンでは迫力がすごい伝わってきました。僕も同じ会場にいれたら、暴力的なパンク音楽に一緒に飛び跳ねているような体感で読みました。
    冒頭で、傘子がどんくさくて、ミシンが死ななくて良かった。

  • 十数年ぶりに再読。
    読後に処分してしまったので、今回は図書館本。

    この人の小説はいきなり読みたくなる。
    いきなり続編からの再読だけど、ミシンたちのストーリーだけを読みたかったのでOK。
    MILKやSUPER LOVERS(LOVERS ROCK)等の洋服ブランドが話に出てくるので、それが結構楽しみでもある。

    この方特有の、読んでるときに「ん?」という疑問符が出てくるのはご愛嬌。
    そこはさらっと流しつつ。

    再読した今回の方が、楽しめた気がした。
    サクッと読めるし、きっとまた読みたくなるのだろうな。

  • この本、野ばらさんの本で一番好きかも??
    すっごい悲しい現実とか、色々描かれてるんだけど、どこまで行っても
    「ミシン」らしい「ミシン」と、カサコらしいカサコ。
    これ、ホンノリ百合というか「エス」なのに百合スキーさんの間ではそんなに評判じゃないような??

    個人的に、涙が出た台詞は、「ミシンなんて、ミシンなんてだいっきらい!」これで、何故なのか号泣した。

    憧れのひとと、同居(同棲?)、バンド生活、そしてMILKのお洋服の数々。

    切なく苦しいけど、読後感は良い小説です。

  • 野ばらさんのなかでも好きな『ミシン』の続編。
    古本屋で見つけてすごく嬉しかった。


    私的には下妻、エミリーと並ぶくらい好き。

  • ミシンの続き。始まりにびびった。

  • さすが、ご自分で最高傑作と謳われるほど。
    躍動感あるミシンとの会話はすさまじかった。

  • カサコが好きです。真っ直ぐで一途、何処と無くキマらない。
    他のことがどうでも良くなってしまう程に人を好きになれたら素敵です

  • 7/100

    大分昔に読んだミシンの続き。

    わりと好き。
    歌詞とか、もう自分にはわからん世界に思う。
    昔もパンクはそんなにわかってなかったけど。
    でも好き。
    かわいいから。カサコもミシンも。すてき。

  • 「私の手で永遠になるのです。」の、続き。
    すきです。

  • ギタリストがボーカルをギターで殴り殺す。
    降りる幕。
    終わりから始まるロックンロールを叫ぼう。

  • 梅田エストワンのパンクな店員さん(@マンソンfan)を思い出した。

  • 死ぬ覚悟があるヤツだけに
    私のライヴを聴かせてあげる。

    帯に書いてあったこの言葉につきる。
    ロリィタ・デスの歌詞が大好き。

  • ミシンがカッコよくて大好きです。憧のヴォーカリスト。

  • ミシンの続編で、やっぱりこれも乙女チック!<BR>
    もしいつか自分もカサコみたいな乙女になれたら…と思わず憧れてしまいます。

  • ミシンの続編。塞がれた世界なのですが前向きな話でパンク思考な方にはオススメで、私的にも野ばら様の作品の中でも大好きな一作。

  • 続* 蝙蝠傘子!!うわw素敵

  • せつなくてくるしくていとしくて殺したいほどの愛が実感できた。この本で感性とかが変わった。

  • 『ミシン』があまりにも衝撃的だと聞いていた為、手元に『ミシン』と『ミシン2/カサコ』の両方を置いて、たて続けに読みました。

    後半、涙が止まりませんでした。とても素敵な作品です。
    ふたりの少女の、友情とも愛情と呼べない、絆の物語です。きっとこれから何度も読み返すと思います。

  • ミシンの続編!死んだはずのミシンが!!みたいな(●´∀`●)2の方がおもしろい♪♪

  • 大好き。本家「ミシン」よりも好き。表紙からして好みですから

  • サイン会にて、偶然この場に居合わせたことを幸せだと思うといった私に、「偶然ではなく、必然です」といった野ばらちゃん。この作品は、その一言に集約されていたのですね。

  • 前作、「ミシン」の続き。
    意外な展開が待っています。
    引き込まれるように、あっという間に読めてしまいます。
    面白いです。

  • こんなのもありかなと・・・
    どことなく男ですノバラ!

  • ミシンの続きです。んーうちはこっちが好きかな。(どっちだよ
    でもいいよ。
    カサコって言うのは主人公の名前です。

  • 「ミシン」の続編。とても内容が濃くなっていて、「ミシン」よりもっと楽しめた。続編が出るとは思っていなかったので、嬉しかった。やっぱり、「ミシン」を読んでからこの作品を読んでほしい。

  • ミシンの続編ですoなんと言えばいいのでしょうか・・・?ミシンを読んでなくても楽しめます☆奥が深い!!!

著者プロフィール

文 嶽本 野ばら
京都府宇治市出身。作家。
1998 年エッセイ集『それいぬ̶ 正しい乙女になるために』(国書刊行会)を上梓。
2000 年『ミシン』(小学館)で小説家デビュー。
2003 年発表の『下妻物語』が翌年、中島哲也監督で映画化され世界的にヒット。
『エミリー』(集英社)『ロリヰタ。』(新潮社)は三島由紀夫賞候補作。
他の作品に『鱗姫』、『ハピネス』(共に小学館)、『十四歳の遠距離恋愛』(集英社)
『純潔』(新潮社)など。『吉屋信子乙女小説コレクション』(国書刊行会)の監修、
高橋真琴と共書絵本『うろこひめ』(主婦と生活社)を出版するなど少女小説、お姫様をテーマとした作品も多数。

「2021年 『お姫様と名建築』 で使われていた紹介文から引用しています。」

嶽本野ばらの作品

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