戦場のガールズライフ

著者 :
  • 小学館
3.19
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本棚登録 : 83
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093861786

感想・レビュー・書評

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  • 個性がばらばらの女の子4人の物語。感情移入できるタイプがいないくらい個性が強い。何を正解とするかは本人次第と思う本。

  • 映画「グッモーエビアン!」がちょっと可愛かったので、同じ著者の本を読んでみた。登場人物が名古屋人なのは同じだけど、今度の舞台は東京。高校の同級生4人が、ふとしたきっかけで共同生活を始めたところを書いてる。

    過剰なキャラクターがわかりやすくて受けるんだろうか。とにもかくにも「普通じゃつまらない」というのが、いちばん言いたいことのように読めた。

    表紙には、その4人が描かれてるけど、希奈子のオレンジ、珠子のグリーンは、まさにイメージ通り。だけど美深はピンクよりブルー、由美はバイオレットが合うと思うな、個人的には。

    あと、この4人、由美が「火」、珠子が「地」、美深「水」、希奈子「風」って、四元素にすっきり割り振れるなーと思って読んだ。4つの元素を混ぜたりしながら金を作るのが錬金術だけど、この子たちの場合も、みんなでいるから化学反応したり、変化したりするんだろうなって。

  • 文体が軽すぎるのと、問題が解決してないのに深まった友情で何とかなるさ!なラストにもやもやが残るのが気になった。
    私には絶対思いもつかないような感情と行動を連発する3人。こんな風に押しかけられたら困るけど、「それでもいいんだ⁈」という視点は今の自分の生活にも必要かも。

  • 女友達と一緒にいて引け目を感じることなんてあったっけ?とじっくり考えてみたら………。
    あった、あった。
    若い頃は、自分でも鬱陶しくなるくらいあった。
    しかも。
    相手が全てにおいて自分より勝っていなくても、たとえばあたしよりも随分周囲を振り回すメンドウな人だったとしても引け目を感じたりしてた!

    でもそんなメンドウな人が今では無二の親友なのだから、引け目を感じるってことは、惹かれてるってことなんだろうな、きっと。

  • キャラ濃すぎ。いくらなんでも女子会はこんなんじゃないぞ。

  • 作家さんの名前に惹かれて借りた。
    「トリコ」って、なんだか可愛い。

    平凡な主人公と非凡な友人たちの話。
    さくさく読めて、漫画みたい。
    特になにも残る印象がないのも、 漫画みたい。

    でも作者さんの年齢でこの年頃の女の子の気持ちを的確に描いているなんて
    やっぱり小説家ってすごいなぁー。

  • 登場人物みんなぶっ飛んでるなぁと思うのだけれど、ひとつも共感できるところがないなんていうキャラクターはおらず、くすりと笑いながら読めた。
    女友達っていいなあと思った一冊。

  • いまどきの女子もいろいろ大変なのね、と認識。
    話も文章もよかった。

  • 暑かろう、寒かろう、元気だしていこうぜ!
    人間だもの凹むこともあるけれど、元気だしていこうぜ!
    女の子パワー大全開!

  • 2007.10.19

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著者プロフィール

1977年生まれ。2004年「ねむりひめ」で<女による女のためのR-18文学賞>第三回大賞および読者賞を受賞、同作収録の『しゃぼん』でデビュー。著書に『グッモーエビアン!』『戦場のガールズライフ』『ミドリのミ』『ずっと名古屋』『マリー・アントワネットの日記 Rose』『女優の娘』『夢で逢えたら』『あわのまにまに』など多数。2022年『余命一年、男をかう』で第28回島清恋愛文学賞を受賞。エッセイ『おんなのじかん』所収「流産あるあるすごく言いたい」で第1回PEPジャーナリズム大賞2021オピニオン部門受賞。

「2023年 『コンビニエンス・ラブ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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