- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093862363
感想・レビュー・書評
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頭の中の真っ白な空間にぽつりぽつりと登場人物があらわれて、その人たちがみんなゆっくりとべつべつの場所からひとつの場所を目指していくイメージ。
急がずあわてず、それぞれが自分の内面を見つめて進んでいく感じ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
☆☆☆☆4つ
いくらなんでも続けて小路幸也作品ばかり読み過ぎ。
もうどれがどの内容だったか、こんがらがって判らんようになってしもうた。
それというのも設定というかプロットに結構似たようなところが多い事が作者側の原因だろうな。
読者わたしの側の原因は、何人かの贔屓の察作家さんの作品はもうあらかた読んでしまっていて、これぞという作家がもう居ないこと。
で、そうした居ない作家の中でも小路幸也はまあ読めるぞ沢山未読本あるしだった事。
全く新しい作家さんを「ジャケ買い」みたくしてに手を出すと大概は裏切られるのよね。
読書趣味、これは個人的な思い入れだけで面白いか面白く無いかが決まってしまう。
要するに「好み」のモンダイなのである。
あ、またもやほんの感想にわならなかった。でも読み応えあって面白い作品でした。
すまんこってす。すごすこ。 -
図書館で借りた。
「空を見上げる古い歌をくちずさむ」に
似た感じの話。
たまにこういうの書くんだな。この人。
ちょっと怖かったな。
嫌いじゃないけどね(笑) -
2014.6.22 読了
最初は 小路さんっぽくない?と
思いながら読んでましたが、
悪人が出てこないってとこは
やはり小路さんかな?? ^_^
不思議な話だった。
その一言に尽きる。
けど、謎だらけで 気になって
最初は ガンガン読み進みました。
けど、途中から あまりにも
ありえなくて ちょっと
読むのがしんどくなってきたところで、
ページ数もなくなってくるし、
これ ちゃんと終わるの??なんて思いつつ。
なのに、真実が明らかになってきたとこで
涙が出てしまった。
結構 ハマってたんだ。。。と気づきました。 -
なんか思ってたのと全然違うぞ…。最初のほうは同窓会の件とかから、同著者の『21』みたいな雰囲気の作品かと思えばこれはSFではないか。辻村深月の『冷たい校舎の時は止まる』を読んでいた時と同じような気分。小路さんなかなか色んな抽斗をお持ちのようで。2011/390
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レトロな昭和といった、下町人情物語風を想像して読み始めた。
だが、内容は全く異なりSFチックなものだった。それに気付いたときには、ややショックを受けたが、読み進めるうちにどんどん引き込まれ、結局は一気読みだった。主人公の視点がどんどん切り替わりながら展開するタッチはいかにも小路幸也らしく、ハラハラドキドキしながらページをめくり続けた。
次の展開が気になって仕方がないワクワク感を感じる面白さとともに、ヒューマンドラマが軸にあった点も非常に良かった。自分自身にも幼子がいることもあってか、子どもはみんなの宝であり、みんなで守るものという視点で物語が進められているのは、大変心が温まった。 -
좋아 좋아. 우리가 우주인. 다음의 인류는 "그들"에 진화한다.