ひろいもの

著者 :
  • 小学館
3.62
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本棚登録 : 129
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093862462

作品紹介・あらすじ

バッグ、サングラス、警察手帳、ハンドグリップ、腕時計。何かを拾うことで転回する彼女たちと彼らの運命の物語。巻き込まれ型小説の名手が描く、心にすとんと落ちる珠玉のハートウォーム・ストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • 人生に躓いた人達が、ある日、ひろいものをしたことがきっかけで、内からも外からも変わり始めます。どのお話も最後は心がじんわり、ほんわり暖かくなりました。読後感が良いこと、この上なしです。それぞれのお話に、別のお話の主人公が脇役としてちらりと登場するのも、この物語の世界を印象づけるのに、一役買っていると思います。

  • (2022.6)
    久々のほのぼのストーリー。

    最後、すごく期待して,
    もったいないので残しておき、
    とっておきの時に読んでみたら...

    期待し過ぎてがっかり。
    普通に読めばよかった....。

    でも全体的には、好きな本。

  • 短編。面白く、読みやすかった。それぞれのストーリーで、主人公がひろいものをしてから人生が良い方にうごくストーリー。ポジティブに終わる感じがどの短編も良かった。

  • 突っ込みどころは多いけど登場人物皆が幸せにな方向へ進んでいくと感じさせる。短編だけど全体的には繋がってる。

  • 少し幸せでない人たちが物をひろったことをきっかけに変わっていく短編集。それぞれの短編集の主人公が次の話へとつながっている。拾った人がちょっとしたきっかけで辛い日常から変わっていく、ゆるやかな変化が心地よい。心が温まるお話でした。

  • 題名のとおり、ひろったものではじまる短編集。
    ひろった人が、そのものにより人生が良い方向に変わっていく。
    あまり良い生活を送ってなかった人が、ひろいものをキッカケに考え方や行動が変わり、人生が変わっていく。
    読みやすい文章とあたたかい話で読みやすく、ホッとする読後感。
    人間は自分自身の覚悟で、変わることができるということを感じる良い本でした。

  • 堀江幸高は、勤めている鞄店で、接客が苦手だった。漫然と勤めているだけなので、商品に対する興味もない。ところが、ある日バス停で高級品とわかるセカンドバッグをひろう。落とし主を捜すうちに・・・。「思いが込められた道具は、ときに人を導く」と、扉に書かれているとおり、ものをきっかけに、拾った人の運命が回りはじめる。
    どの話もうまく作り込まれていて、登場人物も好感が持て、読んでいて楽しかったです。ただ拾ったことがラッキーなだけではなくて、当人が生き方を変えるために努力をするところが描かれているのがいいと思いました。
    ぜんたいがひとつの町のなかでおこった出来事のように関わり合っているので、物だけでなくひととの繋がりも感じさせてくれます。読むとHAPPYになれる短編集です。

  • 図書館で借りた。

    拾い物にまつわる短編集だけど
    それぞれの話が微妙にリンクしていて
    なかなか面白かった

  • セカンドバッグ、サングラス、警察手帳、ハンドグリップ、腕時計。何かを拾うことで転回する彼女たちと彼らの運命の物語。

  • 2013/04/15
    移動中

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