小太郎の左腕

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 1951
レビュー : 338
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093862585

作品紹介・あらすじ

一五五六年。戦国の大名がいまだ未成熟の時代。勢力図を拡大し続ける戸沢家、児玉家の両雄は、もはや開戦を避けられない状態にあった。後に両陣営の命運を握ることになるその少年・小太郎のことなど、知る由もなかった-。

感想・レビュー・書評

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  • 題材選びがいいですよね。武士の生きざまが見事に描かれています。

  • こういう天才的な才能を持った人に私もなりたい。でも、心が純粋ではないからなぁ。

    反省。。。

  • いい。「のぼうの城」でも思ったが戦国時代の武士は、いい。男が男として単純に男に惚れる。
    ところで小太郎が左構えの種子島を手にとるシーン、痺れた。僕も左利きなので随分右利き用の道具で手こずった経験があるけど、ふいに左利き用の道具に巡り合ったときの喜び、わかるわー。

  • 「のぼうの城」の和田竜氏の作品。和田氏の作品は三冊読んだが、人生観≒死生観があるからこそ主人公は輝いているんでしょうね。今は、死が遠い分、みなぶれた生き方をしてしまうんだろうな、と感じました。自分自身がいちばんそうなのですが。

  • 理由は分からないが、雑賀を抜けた天才スナイパーと戦国初期、西国のいまだ昔気風の豪傑武士が闊歩する、下剋上の始まる前の物語。
    結構、面白く読めた。

  • 類まれなる「種子島」の才能を持つ小太郎。
    やさしすぎるところをみすかされて、同じ年頃のこどもたちと「友」になることができない。
    それでも「人並み」になりたいと願う小太郎は、同じ年代のこどもも出ている鉄砲試合に出たいと望むようになる。
    その意をくんで、小太郎が鉄砲試合に出ることが出来るようとりはからった林半右衛門は、小太郎が実際にみせた非凡ぶりに驚愕する。

    小太郎の才能を利用することができれば、戦場で有利になる。

    小太郎をめぐって、武将同士のかけひき・争いが起こるようになる。
    結果、戦場にかりだされた小太郎の腕が引き起こした悲劇。

    いったい小太郎とはどんな背景をもったこどもなのか?
    小太郎を表舞台にださないようにつとめる「要蔵」とはいったいどんな人物なのか?

    林半右衛門の武者ぶりにぐっとひきこまれる一冊。

  • 読みやすいのですが、
    所々で、当時の戦国武将についてのエクスキューズが入るのが、結構クドく感じるのが残念。
    “価値観が特殊なんでしょ!わかったって!”と言いたくなります(笑)。
    司馬遼太郎さんなんかも結構作中にエクスキューズ入れてますが、不思議とクドく感じないのですよね。
    ここの差です。

  • のぼう~とあわせて買ってしまったもので、こちらは完全に失敗。
    やっぱり私は和田さんの芸風である、完全看護型の時代小説は好みじゃない。ま、この完全看護のおかげで売れているんだろうけれど。
    言葉や時代背景をここまで書かれてしまうと、正直萎えてしまいます。
    ここで泣け!
    この人はこういう人だ!
    って、もうこちらで想像する余韻を持たせてくれないほどの解説を、私は小説に求めてないです。
    わかりやすさなんてクソくらえ! ってな感じでしょうか。せめて本読んでる時間だけは、想像力や脳みそ稼動させたい。

  • 本2作目はそれほど面白くなかった。

  • 和田竜の第3作。前2作ともサクサクと読み進めていけたが、今回も読みやすく、中身にも引き込まれた。
    前2作の対して、多勢に対する少数の戦いという部分は一緒だが、逆転の肝となる人物がメインに置かず、使う側に視点を置くことで、これまでとは異なる雰囲気を出している。
    過去2作も多勢を打ち負かす痛快さを持ちつつ、悲哀をかもし出していたが、今回はそれが更に前面に出て、痛快さは少ない。その分、それぞれの感情の動きをはっきり書いている部分があり、この点でもこれまでと違うよさがあった。

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