光琳カルタで読む 百人一首ハンドブック

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  • 小学館
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093862691

作品紹介・あらすじ

ていねいな現代語訳・語句解説、歌の背景がよくわかる鑑賞文。歌人の肖像(上の句札)と歌にちなんだ絵(下の句札)が描かれた光琳カルタ。歌に関連する風景や行事などの美しいカラー写真。和歌の基礎知識をまとめたコラム「百人一首を味わうために」。どの句からでも引ける便利な「百人一首語句さくいん」。

感想・レビュー・書評

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  • 一首につき1ページを使って解説しており、ある土地を題材に詠んでいる歌には追加で写真も掲載されており、一つ一つの歌を十分味わえる構成になっていると思う。
    光琳カルタの絵柄も綺麗であった。
    日本史には疎いので解説は少々難解であったが、恋の歌は心惹かれるものが多かった。

  • 尾形光琳のカルタが美しい。
    和歌に描かれるような繊細な感情を
    絵として描く下の句の図柄は特に興味深い。
    意匠としてもすばらしい物が多く飾りたくなる。

    和歌に関連する土地などの写真も比較的多く掲載されており
    歌のイメージアップに繋がり非常に良い。

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著者プロフィール

1933(昭和8)年、東京生れ。東京大学文学部卒業、同大学院人文科学研究科博士課程満期退学。文学博士(東京大学)。東京大学教授、白百合女子大学教授を経て、東京大学名誉教授。日本学士院会員。専門は、中世文学、和歌文学、日本文学史。主な著書、『新古今歌人の研究』(東京大学出版会、1973)、『新古今和歌集全注釈 全六巻』(角川学芸出版、2011~2012)、『久保田淳著作選集 全三巻』(岩波書店、2004)、『花のもの言う』(新潮選書、1984。岩波現代文庫、2012)、『隅田川の文学』(岩波新書、1996)、『富士山の文学』(文春新書、2004。角川ソフィア文庫、2013)、『ことば、ことば、ことば』(翰林書房、2006)、『藤原俊成 中世和歌の先導者』(吉川弘文館、2020)など。
1997年より、『和歌文学大系 全八十巻』(明治書院)の監修者として、現在まで五十四巻を刊行。残る二十六巻も進行中。

「2020年 『「うたのことば」に耳をすます』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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