- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093862790
作品紹介・あらすじ
アラフォー女性の友情-。市子とまりと奈津の三人は二十年来の交流を続けてきた女友達。ある日、市子のマンションにまりの恋人だった年下のカメラマン・旭が転がり込み、奈津にもまた別居中の彼女の夫・憲吾のことで市子は秘密を抱えてしまう。さらに周囲の人間も巻き込んで、三人の人生に確かな変化が訪れる。恋愛、結婚、離婚、友情。三人の女性たちに芽生えた「幸せの誤差」を、魔法のような流麗な文章で描いた傑作小説。
感想・レビュー・書評
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価値観や関係性は変わっても、変わらないものはきっとある。そうであってほしいな。
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『ピエタ』が良くて読んでみたが、ちょっと違うものだった。
なんというか、
ずっとバックグラウンドがわかってる
親しい女友達が、
取り止めもなくお茶して喋っている感じ。
独特の雰囲気はあるが、
私は少し苦手だったかも。 -
なるほどー!
続編だとは知らずに手に取った一冊。
「虹色天気雨」も読んでみたくなった。
学生時代から知ってる親友にも、まだ知らない部分があったと言うのも面白かった。
主人公が感じた揺れ動く感情、何よりもその場面の描写が詳細に浮かんできて、一気に読みました! -
いろいろな男女の関係が描かれている一冊。そのどれもが、絶対的に良いわけでも絶対的に悪いわけでもなく、悲喜こもごもありながら、淡々と時間は過ぎていく。
どれが正解ということはなく、要は一人ひとりが自分の置かれている関係性をどう感じて、どうしたいと思っているのか。その物語は人の数だけあるから、一概にこういう関係性が正しいとはいえない。形はいろいろあっていい。そしていずれにせよ、どのような選択をしても人生は進んで行くのだから。 -
続編と知らず、図書館の『食欲の秋、読書の秋』特集本棚に魅了されて、何も考えずに借りて来ました笑
「うーん、なぜ読者はキャラクター知ってるよね前提で話が始まってるの???」
と思って、レビュー見て納得Σ(゜Д゜)
まずは『虹色天気雨』借りてこよう!
たぶん、好きな本になると思う!!! -
「虹色天気雨」の続編。懐かしの人々。アラフォーになっても付かず離れずで付き合える10代の頃からの友だち。彼女たちの距離の取り方、やっぱりいいなぁ。現実はいつも、夢のような、あやふやな気配にくるまれていて、だからこそ慈しみを感じる。そんか感覚、分かる気がする。
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市子さんを巡る交友関係の距離感が,とてもいい.ある時はべったり,そうかと思うと音沙汰なしで,信頼し合えることが,良くも悪くも年を経るってことなんだろう.ほっとします.
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他人との距離が近すぎる人びとの話
全然うらやましくない。 -
ドラマ化してたのも知らなかったし
虹色天気雨の続編ということも知らなかった。
でも、それなりに楽しめた。
大島さん早く直木賞とってほしい。
あ、この人名古屋生まれなんだね。