ビターシュガー

著者 :
  • 小学館
3.27
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本棚登録 : 349
感想 : 80
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093862790

作品紹介・あらすじ

アラフォー女性の友情-。市子とまりと奈津の三人は二十年来の交流を続けてきた女友達。ある日、市子のマンションにまりの恋人だった年下のカメラマン・旭が転がり込み、奈津にもまた別居中の彼女の夫・憲吾のことで市子は秘密を抱えてしまう。さらに周囲の人間も巻き込んで、三人の人生に確かな変化が訪れる。恋愛、結婚、離婚、友情。三人の女性たちに芽生えた「幸せの誤差」を、魔法のような流麗な文章で描いた傑作小説。

感想・レビュー・書評

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  • 価値観や関係性は変わっても、変わらないものはきっとある。そうであってほしいな。

  • 『ピエタ』が良くて読んでみたが、ちょっと違うものだった。

    なんというか、
    ずっとバックグラウンドがわかってる
    親しい女友達が、
    取り止めもなくお茶して喋っている感じ。
    独特の雰囲気はあるが、
    私は少し苦手だったかも。

  • なるほどー!
    続編だとは知らずに手に取った一冊。
    「虹色天気雨」も読んでみたくなった。
    学生時代から知ってる親友にも、まだ知らない部分があったと言うのも面白かった。
    主人公が感じた揺れ動く感情、何よりもその場面の描写が詳細に浮かんできて、一気に読みました!

  • 虹色天気雨の続編。
    続編と知らず、だいぶ経ってたから借りたので信州に温泉へ行った部分しか覚えてなかった(笑)
    もう少し前回の人物の説明があれば単品でも楽しめそうです。が、続編って知らないとキツいかも。

  • いろいろな男女の関係が描かれている一冊。そのどれもが、絶対的に良いわけでも絶対的に悪いわけでもなく、悲喜こもごもありながら、淡々と時間は過ぎていく。
    どれが正解ということはなく、要は一人ひとりが自分の置かれている関係性をどう感じて、どうしたいと思っているのか。その物語は人の数だけあるから、一概にこういう関係性が正しいとはいえない。形はいろいろあっていい。そしていずれにせよ、どのような選択をしても人生は進んで行くのだから。

  • 続編と知らず、図書館の『食欲の秋、読書の秋』特集本棚に魅了されて、何も考えずに借りて来ました笑

    「うーん、なぜ読者はキャラクター知ってるよね前提で話が始まってるの???」

    と思って、レビュー見て納得Σ(゜Д゜)


    まずは『虹色天気雨』借りてこよう!
    たぶん、好きな本になると思う!!!

  • 「虹色天気雨」の続編。懐かしの人々。アラフォーになっても付かず離れずで付き合える10代の頃からの友だち。彼女たちの距離の取り方、やっぱりいいなぁ。現実はいつも、夢のような、あやふやな気配にくるまれていて、だからこそ慈しみを感じる。そんか感覚、分かる気がする。

  • 市子さんを巡る交友関係の距離感が,とてもいい.ある時はべったり,そうかと思うと音沙汰なしで,信頼し合えることが,良くも悪くも年を経るってことなんだろう.ほっとします.

  • 他人との距離が近すぎる人びとの話
    全然うらやましくない。

  • ドラマ化してたのも知らなかったし
    虹色天気雨の続編ということも知らなかった。

    でも、それなりに楽しめた。
    大島さん早く直木賞とってほしい。
    あ、この人名古屋生まれなんだね。

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著者プロフィール

1962年名古屋市生まれ。92年「春の手品師」で文学界新人賞を受賞し同年『宙の家』で単行本デビュー。『三人姉妹』は2009年上半期本の雑誌ベスト2、2011年10月より『ビターシュガー』がNHKにて連続ドラマ化、2012年『ピエタ』で本屋大賞第3位。主な著作に『水の繭』『チョコリエッタ』『やがて目覚めない朝が来る』『戦友の恋』『空に牡丹』『ツタよ、ツタ』など。2019年『妹背山婦女庭 魂結び』で直木賞を受賞。

「2021年 『モモコとうさぎ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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