謎解きはディナーのあとで

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093862806

感想・レビュー・書評

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  • 目のつけどころは面白いミステリだと思います。キャラの設定はね。お嬢様刑事と執事のコンビというのは時代の空気を反映している設定ですが…。

    しかしミステリの謎解きとしてはお粗末です。では、キャラの活躍で読むタイプかと言えば、そちらを狙いたいでしょうが無理があります。

    メイン探偵の執事の青年は、最後にちょこっと出てきて解決。お嬢様刑事は、全く使えず、狂言回しの警部とキャラがかぶるので、何の為に何をさせたいのかとイライラさせられます。

    連作の後半、ふたりの言葉遣いがおかしい。齟齬があって、その育ちや立場でその口の利き方はないんじゃないの?と醒めてしまいます。

    表紙とアオリが秀逸なので、騙されちゃったかな・・・。

    むしろ二時間サスペンスの設定として、ドラマ化したほうがずっと面白いと思います。

  • 失礼ながらお嬢様、やはりしばらくの間引っ込んでいてくださいますか」
    部屋の中でブーツを履いたまま殺されていた女性、犯行現場で目撃された人物は背の高い女性と低い女性・・・数々の難事件を解き明かすのは、大財閥のご令嬢のお嬢様刑事『宝生麗子』ではなく、銀縁眼鏡がトレードマークの毒舌執事!!


    2011年に本屋大賞を受賞しベストセラーとなった本書、実際書店で平積みとなっているのを見るたびにしみじみ思う「あの、東川篤哉がねぇ・・・」嬉しいような、寂しいような複雑な気分。
    感想はと言えば、相変わらずキャラは走っているし文章は面白いけど、そんなに売れる本かなぁ?やっぱり独特の色使いの表紙とインパクトのあるCMのおかげなんじゃ・・・いや、面白いんですよ、一般受けしそうに読みやすいし。でもそれが逆に、予想できる謎解きばかりで物足りない。やっぱり『東川篤哉』だったら「そんなんあり!?」ていうぐらいのバカバカしい大仕掛けのトリックであっといわせてくんなきゃね。
    あ、でも、このブームのおかげで、手に入らなかった以前の作品が次々に文庫化されるという嬉しい誤算がありました。

  • ワンパターンなので挫けそう…
    “お嬢様”と“執事”の設定はいいと思ったんだけど、ミステリ好きとしては軽すぎて物足りない。普段本を読まない人向けです。

  • 本屋大賞受賞作品。

    息子が朝読書用に買い求めたのがお正月。
    「お母さん、マジで読んで!」
    何ヶ月も経ってから読了。

    こんな推理小説もありね。

    大賞受賞後のZIP!で作者が「映像化するならどんなキャスティング?」という質問に対し、風祭警部には狩野英孝をあげていた。
    息子と私は大爆笑だったが、出演者はキョトン・・・
    誰も読んでいなかったのだな。

  • アニメだと思って読めば楽しめるかも。

  • 酷評します。この作品が好きな人はUターンじゃ!Σ( ゜Д゜)?
    はい。ビックリしましたつまらん(爆)これが本屋大賞やと!?おいおい正気かよビックリだよ!!帯で本格ミステリって謳ってましたけど詐欺だろそりゃ!!
    まず最初に無駄な登場人物が多すぎる!短編が6つあるんですが、たった35頁の事件になんで容疑者が5人も6人も出てくるんだよ!出てきて次の頁で明らかに犯人ではないとわかる奴だって出てくるし、ほぼ名前だけ登場の奴だっているし、まるで昔の外国の小説を読んでるみたい。出てくる名前が多すぎていちいち「この人って誰だっけ?」って確認しなきゃいけない。内容薄っぺらいのにあの終わり方をさせるもんだからムカつく←。筆者のマスターベーション見せられてる気がして気持ち悪い。
    あー…もっともっと嫌なところあるんだけど、無茶苦茶長くなるんでこれまで!口でならいくらでも酷評してやる!謎解きナメんな!最後に、この作品がここまで売れ、本屋大賞を授章してしまった要因ってのぁ〜10割方表紙にあるかと。確かに良い表紙。中身はないけど。

    • ラスカルさん
      同感です。。。
      思ったことを書いてくれて嬉しいです。

      突然のコメント失礼いたしました。
      同感です。。。
      思ったことを書いてくれて嬉しいです。

      突然のコメント失礼いたしました。
      2011/05/04
  • 国立市の警察に勤める若い刑事、宝生麗子。
    地味に作っているが、じつは財閥の総帥の一人娘。
    直属の上司・風祭警部は自動車メーカーの御曹司で、派手な服装でジャガーを乗り回している。
    お嬢さん呼ばわりしている部下が、本物のお嬢様、まさか自分よりも金持ちの家柄とは知らない。

    麗子はリムジンの迎えが近くまで来ていて、家に帰ればドレスに着替え、フルコースの食事。
    1ヶ月前に来た執事の影山は、長身で黒の似合う30代の男性。よく出来ていて、そつはないのだが、ときどき突然口が悪くなる。
    そして、お嬢様の話を聞いただけで、事件を解決してしまうのだ。
    「この程度の真相がおわかりにならないとは、お嬢様はアホでいらっしゃいますか」などと言いつつ。
    麗子は「クビよクビ!」と叫ぶが好奇心に負ける。
    上司が気づかない男なので、この秘密は勘づかれないのかな。

    タイトルも「殺人現場では靴をお脱ぎください」「殺しのワインはいかがでしょう」「綺麗な薔薇には殺意がございます」といった調子。

    薔薇園の中で、若い美女の死体が発見される。
    豪邸の住人の一人と交際中で、水商売のために結婚は反対されつつ、滞在していたのだが…?
    うちの薔薇園のほうが大きいとなにげに自慢する警部に、内心「うちは3倍はある」と思う麗子。
    というふうに現実離れした展開なので、ゲーム的に楽しめます。

    麗子が友達の結婚式に出た所、その後の披露宴の最中に花嫁の姿が見えなくなり、2階の自室で刺されていた?!
    駆けつけた人々の他には誰もいなかった…密室?事件など。

    ときどき吹き出しながら、気楽にどんどん読めるので、もっと書いて欲しい気はしますが。
    そう遠くない国立市内に住んでいて、大金持ちといつまでもばれないまま?でいるのはさすがに不自然じゃないのかしら~。
    二人(いや三人?)だけで捜査しているかのようなのも、ずっと続くの?

  • 旦那が買ってきて、数ページで放置。私は一話は読んだが二話途中で断念。おもしろさがわからん。キャラが個性的なのはわかるが、もう少し我慢して読んだら面白くなったのだろうか。でも限界。ブックオフ行きは確実。

  • 正直騒がれているほど面白いとは思えない。
    CM、推理小説、帯、ジャケット、タイトルの要素に惹かれて自分でも当たりかなと期待して読んだが全くの期待はずれ。
    会話のテンポやギャグセンスは自分と合っていないだけかもしれないが、推理の内容は納得させられなかったし説得力に欠ける。
    ハッとさせられる推理でもなく、ひねりもそんなにない推理。五話の靴の推理には憤りさえ感じた。
    全体的に印象深い話もなくどれも雰囲気は同じような話ばかりで、影山の毒舌Sキャラ執事というのはどう見ても盛りすぎ。毒舌とかSというのは性格を示すものでは?口調だけそれっぽくても人気を取ろうとしてるだけのキャラ作りにしか見えない。

    「読みやすい」「初めての推理小説にはおすすめ」という点で★二つ。

  • ジャケ買いならぬ“帯“買いした作品(笑)
    刑事(周りには隠しているけど超お嬢様)の執事が謎を解くという、あまりないであろう設定とか、2人のやりとりがおもしろくて、あっという間に読めました♪
    まぁ。。。「ミステリー」要素は足りないかもしれないけどねー。
    あたしはそういう事気にしてないから、単純に楽しめた☆彡
    Mっ気のある女子なら、執事の言動で楽しめるかと(笑)

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著者プロフィール

1968年広島県生まれ。岡山大学法学部卒業後、2002年、光文社カッパノベルスの新人発掘プロジェクト「KAPPA‐ONE」にて『密室の鍵貸します』が有栖川有栖氏に推薦されデビュー。11年『謎解きはディナーのあとで』が第8回本屋大賞第1位に輝き、大ヒットシリーズとなる。「烏賊川市」シリーズ、『館島』、『もう誘拐なんてしない』、「探偵少女アリサの事件簿」シリーズなど著書多数。

「2023年 『谷根千ミステリ散歩 中途半端な逆さま問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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