- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093863292
作品紹介・あらすじ
笑いと涙あふれる、著者初の自伝的実名小説
昭和30年代、長崎。カステラの香りに包まれた記憶の中には、明るくて、ちょっと迷惑で、それでも皆から愛された破天荒な父と、振り回された家族の姿があった――。『精霊流し』『解夏』『眉山』など、数々の名作を綴る作家・さだまさしが父に捧ぐ、「もうひとつの“精霊流し”」。フォークデュオ・グレープとして、ソロとしても『雨やどり』『関白宣言』『秋桜』『親父の一番長い日』『北の国から』など、温かな涙の果てに、涙あふれる独壇場世界を紡いできた著者の、真骨頂とも言える、初の自伝的実名小説。
【編集担当からのおすすめ情報】
2012年4月10日、、還暦(60歳)を迎えるさだまさし氏。まさにその誕生日に上梓される、記念碑的な一冊です。
感想・レビュー・書評
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さだまさし氏の「かすていら」を読みました。
さださんのお父さんの実際のお話。
なんとも豪快な、でも実直?なお父さん。
そのお父さんが年齢がいき、やがて死を迎える。
お父さんは死なないと思っていた・・
さださんの自伝的実名小説。
すごく読みやすい本でした。
これを読んだあと、私もまっすぐに生きて行こうと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
さだまさしさんの父の危篤から亡くなるまでのストーリー
その中で父の存在感ややさしさ、そして家族、友人たちとの繋がりを事細かに語っていく
誰にでも訪れる老いと永遠の別れ
さだまさしさんの目線から父との思い出を通して見つめなおす今までの人生物語です
自分とオーバーラップさせられる方もいるでしょう
さださんの人生でかかわりを持った方への感謝を綴ったお話です
http://momokeita.blog.fc2.com/blog-entry-193.htmlより -
『本の紹介』
さだまさしさんの「かすていら」
「父子愛」「親の死と自分の生」「昭和の風景」を、
“笑って泣ける、さだまさし節”真骨頂で描き切った、家族文学の金字塔誕生。
『司書日記』
今、カウンターの机の上にはピンクの可愛らしいロールペーパーカバーが置いてあります。
先日の終業式の日の朝、3年生女子が
「先生、クリスマスプレゼント!」と言って渡してくれました。
毛糸で編んだペーパーホルダーです。
「トイレットペーパー入れて、真ん中から出して(*^_^*)」と言っていましたので、トイレットペーパーの芯を少し苦労しながら抜いて、ペーパーをカバーの中に入れると、ホント、真ん中絞ったところからスルスルスルッとペーパーが出てきます。
この子は1年生の時にも、ごっついひざ掛けを編んで持ってきてくれました。とても暖かく、今も重宝しています。使わせていただいています。
図書室のおばちゃんにまで、こんなに優しい心遣いをしてくれるこんな女子生徒は、これから先、どんな女性に成長していくのでしょう。楽しみです。彼女が幸せを与えた人たちから、彼女はきっとそれ以上の幸せを与えられるでしょう。どうか幸福な人生を歩んでください。今のままの笑顔を将来の新しい家族に向けてください。まだまだ先でしょうが。まずは、来年から始まる大学生活が楽しくありますように!ですね。 -
さだまさしの自伝小説。苦労話だけど、みんなあったかい。優しい気持ちになった。
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さださんのお父上を見送るまでの初めての自叙伝。
作家デビュー作の「精霊流し」はベースはご自身のことですが、
あくまでも自叙伝的フィクションでしたので、
本作品は本当のノンフィクション自叙伝になっています。
私も一度コンサートホールのロビーでお見かけしたことがあったのですが、
好々爺的な穏やかそうな人だとばかり思ってましたが、実際は全く違ったんですね。
数々の武勇伝を持ちながらも、誰からも愛される仁徳を持った人。
ノンフィクションなので、泣かせる展開に敢えてしていないのでしょう。
これまでの作風とは少し違いますが、その分数々の武勇伝に現実感があります。
この本を読み終わった翌日、私も父親を亡くしました。
素直に泣けなかったさださんのお気持ちよく理解できました。 -
さだまさしファンは必読の書ですね。
親子愛が溢れてます。 -
大好き
なるほどねえ
でも・・・ちょっと・・・