ライアの祈り

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093863421

感想・レビュー・書評

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  • 順番を間違えて青森ドロップキッカーズを最初に読んでしまったけど、青森三部作読了しました。心の底から良かったーと思えるラストでした。サンダー・バーのマスターを実写で見てみたい笑

  • 青森三部作の完結編。市場のシーンは美味しそうなものいっぱいで行ってみたくなった。
    マイベストは青森ドロップキッカーズかな。

  • 青森三部作の三部作目。

    百年食堂を読んで、
    陽一がどうなるのか、続きが読みたいー!
    と思ってたから、
    ラストで陽一のその後が知れてよかった♪

    ファンタジーな世界があったけど、
    全然面白く読めました。

    実はまだ青森ドロップキッカーズを読んでいないので、
    これから読もうと思います。

  • スケールのでかい、いい話です!

  • 青森三部作と知らずに読んでました
    「津軽百年食堂」は読んでたから、またみんなに会えた!という気持ちで楽しく読めました。

    本作のポイントは、タイトルにもある縄文時代を生きた「ライア」と、現代を生きる「大森桃子」とリンク…なのでしょうが、大森桃子の部分だけを読むということをしてしまいました。
    (それでも話としては十分満足できます)

  • 現実にこんな出会いがあったとて、そうと分かりようがない訳ですが、悠久の歴史の中で、この物語のような出逢いがあったら素敵だと、素直に思える読後です。
    映画化されるようですが、この時空をどう飛び越えるのか――まぁ、原作と映画は別物として、でも鑑賞後には読後と同じ温もりを味わいたいと祈ります。

    森沢さんの作品は、非現実的なほどに悪い人がおらず、でもその非現実的な世界が心地よくて好きです。現実は現実で味わえるから、そうでない世界を、これからも見続けさせて欲しいと祈ります。

    2つの祈りが通じるといいのですが。

    「津軽百年食堂」「青森ドロップキッカーズ」そしてこの作品で「青森三部作」完結!だそうです。いずれの作品も僕の本棚に飾られています。前二作を読んだのが大分前なので内容を克明に覚えていないのですが、改めて読み返したくなりました――が、森沢さんの他の作品も読みたくもあり、悩ましい限りです。

  • 津軽百年食堂シリーズ最終話。ファンタジーの要素を盛り込んだ作品になっているので、これまでの話とは毛色が変わっている。私はファンタジーも読むし、この作品では比喩としてこういう手法を選んだのかなと思い、特に抵抗はなかったけど、別の話が交互に入っているので、頭が切り替えにくいときはあった。(短い時間を使って切れ切れに読んでいるので・・・)
    それでも、ラストに向かって、個々のエピソードが繋がりを持ち、この作品の深いところにあるテーマが見えてくるので、最後は一気に読めた。
    シリーズを締めくくるのに、これ以上幸せなラストがあるかというくらいの終わり方。桃子さん、七尾さん、お幸せに。

  • 【ライア】の最初が今までと全然違う違和感で、しばらく読めなかった本です。
    でも、読み始めたら「ギン」という真っ白な犬の登場で、一気に嵌りました。
    もう、犬が出てきたらほとんどイチコロ。
    「ギン」がイノシシの牙で突き上げられて、飛ばされた後、全然記述が無いので、死んでしまったのでは?って主人公より心配で、ずっとハラハラしてました。
    後ろ足は引きずってたけど、元気で本当に良かった。
    犬好きなので、目線が違っててすみません。

    「ギン」の次は「クマゴロウ」さんに胸キュン!
    こんな朴訥な人の好い人大好き!!
    こんな人どこかにいないかな?と思ってみたり、桃子さんが羨ましくて…思いっきり感情移入して読んでました。
    でも、子供が出来ないと悩む桃子さんの悩みも痛い位よくわかります。
    相手が良い人であればあるほど、結婚に踏み切れないし、理由を打ち明けられないと思います。
    でも、それさえもあっさり乗り越えてしまう「クマゴロウ」さん、本当に良い人に出会えて、桃子さん良かった。
    3部作で津軽百年食堂の皆さん全員が心温まる、ハッピーエンドで☆5。

    縄文時代とリンクしての作風も、良かったです。
    これって完全にファンタジーだと思いながら読んでました。
    3部とも同じ作風なのに、内容や感じが全く違って、でもみんな心暖まる青森の素敵な人達のストーリー。
    こんな素敵な三部作を読めて幸せでした。

  • 太古の登場人物とその生まれ変わりである現在の登場人物が織りなす物語。二つの時代を交互に描き読者は読み進めるだけ各々の時代がどんどんリンクしていく。時代の中でさらにそれぞれの登場人物の視点で描かれた物語。

  • 森沢明夫氏の青森三部作の最後。
    八戸の世界と縄文時代のシンクロが面白い。
    あまりに年数がかけ離れているので、なかなかピンとこないけど、
    まあ、夢は広がるなぁ。

    カクテル言葉や、紙飛行機ブログの少年、
    他の小説との結びつきあり、
    森沢明夫氏の小説世界の楽しみかな。

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著者プロフィール

1969年千葉県生まれ、早稲田大学卒業。2007年『海を抱いたビー玉』で小説家デビュー。『虹の岬の喫茶店』『夏美のホタル』『癒し屋キリコの約束』『きらきら眼鏡』『大事なことほど小声でささやく』等、映像化された作品多数。他の著書に『ヒカルの卵』『エミリの小さな包丁』『おいしくて泣くとき』『ぷくぷく』『本が紡いだ五つの奇跡』等がある。

「2023年 『ロールキャベツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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