破産

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 184
レビュー : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093863469

作品紹介・あらすじ

家賃25万円。カード返済額毎月20万円以上。なのに、月収20万円+労働意欲、ほとんどなし。このご時世に、この自堕落っぷり!ほとんど実話(?)のドロ沼借金返済小説。

感想・レビュー・書評

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  • これって実話なの?!どこまでが実話!?
    って思っちゃうような内容でした。
    ファンには少しショッキングかも・・・。

    出てくる人出てくる人濃くって面白いです。

    生々しいというか、怖いんだけど、面白いか面白くないかで言えば、「面白い」。

    野ばらさんの良いところは、実体験を元に、それをフィルターでこして美味しい珈琲を入れようとするところ。
    インスタントじゃなく、豆からひいた珈琲。

  • 宿題や課題を最終日に慌ててやる。そんな生活をしいませんか?そままでは将来借金で首が回らなくなるかもしれませんよ。そうなる前にこの一冊。
    本書は借金返済の物語。人が駄目になって行く過程がシンプルに、リズム良く記されています。ちなみに私は今最終日に課題を慌ててやっています。案の定、通信教育のレポートが負債のように溜まっている。中学生の頃はそんなんじゃなかったのに。僕も立派な破産者候補じゃないか!!
    僕のように怠惰な方は是非本書を読んで一緒にお灸を据えてもらいましょう。

    お灸を据えてもらったところで、これまでに培ってきた悪習をすぐ改めれる自信はないのですが…。はっ、これもダメ人間であることに慣れ切ってしまっているダメ人間発言。我ながら救いようがないな。死にたい。

    本書では「死にたい」や「死んで当然の存在」と実際に「死ぬ」ことの差が語られます。死ななきゃならぬような窮地に追い込まれるようなヘタレほど、そういうとき潔く死なず生きようともがくそうです。かすかな希望を求めて生に執着する。

    自分を犠牲にして問題を解決するな。どんなにヘタレでも自分のために生きろ。

    そんなエールをもらったような。作者自身の心の支えを垣間見たような作品でした。

    ゴスロリっぽい名家の令嬢である元カノ。巫子さんの衣装を来たご近所さんの闇金業者。キャラの立った登場人物も魅力的で飽きることなく読み進め買ったその日に読み切っちゃった♪

    表紙はワカマツカオリさん。ミステリアな瞳とシャープな線、和とも洋とも言えぬ色合いに惹かれてのジャケ買いであはありましたけれど、無気力という底なし沼に呑み込まれている今の自分にぴったりな作品だった気がします。

  • 出てくる本の内容が気になる

  • 通り魔を読んだ後だったから最終的に破産した主人公がどんどん転落していってとんでもないことになるのだろうなぁと思っていたらそうではなかった。
    なにもなかった通り魔の主人公と違って小説家としての能力はもとより人に恵まれていたからなんとかなったしふっきれたシーンは読んでいて気持ちが良かった。でも、最後はめちゃくちゃだと思う。いきなり魔術をもってくるのはどうなのだろうか。

    クレジットカードは嫌いで持たない主義だけどやっぱり持つ必要性は感じないなぁと再確認できた。

    大麻のお話がでてきてもしかして作者さん、破産寸前の経験もあるのかなぁと疑問。

  • 人の痛みを思い遣る前に自分の痛みをどうにかするべきではありませんか? 人間失格……。確か、そんな小説がありましたね。でも、人間なんて、失格したっていいんですよ、生きてさえいれば
    (P.211)

  • ロリータからは、かけ離れたようだが
    他作家の金銭苦の作品より面白おかしく読めました

  • 「ロリイタ」に引き続き読んでみましたけれども、うーん…といった感じ。ドキュメンタリーチックな小説と銘打つだけあって、確かに作者の野ばら氏そのものと思われるエピソードが随所に挿入されるわけですが…それが面白いかと問われると「うーん…」と唸らざるを得ないのが現状であります…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    これを読んで僕は野ばら氏の「小説」が本当に好きなんだなぁ…ということを再確認しました。今作は…まあ、野ばら氏自身に興味をお持ちの方があれば楽しめるかもしれませんけれども、僕は…いや、僕も野ばら氏のブログとかたまに見る方ですけれども、それでも!

    小説だけはいつもの、と言っちゃああれですけれども、恋愛小説のが良かったかなぁ…と思います。まあ、今作にも女の子は何人か出てくるんですが…おしまい。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 野ばらさんが吉屋信子さんの復刻本に
    書かれた文章を読んで、面白いと思い、
    著書のうち本書に。体験も混じっている
    そうなので。ただ編集者三人の助力が
    得られるなら、もっと早く対処できただろうに。
    フィクションと実話が合わさっているところが
    小説を読んでいる手ごたえがあってよかった。
    よくこんな話に仕立てられるなぁと思う。
    お金に困って窮地に立っていながら。
    さすが作家なんだな。

  • 主人公で小説家である僕は多大な借金をしょってしまう。以前の恋人である靴乃コはハーゲンダッツのアイスを食べるだけで何も助けてはくれない。やむなく蔵書を売ることにした僕は奇妙なご近所さん要と出会う。金のやりくりがリアルな作品。正直これは著者自身の事をそのまま書いたのではないかと思った。破産怖い。

  • この作家にしては娯楽性に富んだもの。歳のせいか経験のせいか。どちらにしろ歓迎すべき作品。

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