その手をにぎりたい

著者 :
  • 小学館
3.62
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本棚登録 : 1552
レビュー : 258
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093863735

作品紹介・あらすじ

「ランチのアッコちゃん」作者最新作!

80年代。都内のOL・青子は、偶然入った鮨店で衝撃を受けた。そのお店「すし静」では、職人が握った鮨を掌から貰い受けて食べる。
青子は、その味に次第にのめり込み、決して安くはないお店に自分が稼いだお金で通い続けたい、と一念発起する。
お店の職人・一ノ瀬への秘めた思いも抱きながら、転職先を不動産会社に決めた青子だったが、到来したバブルの時代の波に翻弄されていく。一ノ瀬との恋は成就するのか?

感想・レビュー・書評

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  • 1980年代後半から元号を跨いで頂点に達したバブル景気。『先々月、開業したばかりのディズニーランド』、『亭主元気で留守がいい、とはよく言ったもんだよね! 』、そして『腰まで届くワンレングスが薄闇に若布のようにたゆっていた』というあの時代。

    『ヴィトンの財布から三万円を抜き取ると、車の波に向かって大きく振ってみせた。同じような客が歩道にあふれていた』、『ただでさえ、会社の接待費が余っているおかげで自腹接待はなくなったし、ボーナスに加えて更なる金一封が追加で出たばかり』というカネ!、カネ!、カネ!が街中に溢れていたあの時代。

    そんな夢のような時代は『実体なんてなかったのだ』という真実。『中は散々虫に食われ、腐敗しているけれど、外側は完璧な果実。それが今の東京のすべてだ』というあの時代。

    “バブルが弾けた”と言われるあの時代の終わり。でも、本当はみんな知っていた真実。うすうす感じていた真実。『誰もが、もう今まで通りに生きられないことを悟り始めているのに、はしゃいだ振り、豊かな振りをし続けている』というそんな時代の終焉。『しゃぼん玉がぱちんと弾けるように』過ぎ去ったそんな時代にも今に繋がる人たちがいた。そんな時代にも必死になって生きている人たちがいた。この作品はそんな時代のど真ん中を駆け抜けた一人の女性の物語です。

    1983年6月6日『高級鮨店のカウンターに座るのは、二十四年間の人生で初めての経験だった』というのは主人公の本木青子。『さ、なんでも好きなものを頼んでいいよ。今日はね、僕と君だけの送別会』という社長に連れられてきたのは『芸術品さながらのすべすべした白木のカウンターは全部で十席』、『銀座の一等地にひっそりと佇む』という『「予約をとるのが大変」な「知る人ぞ知る名店」』でした。『どうやって注文すべきかわからない。鮨ネタを陳列したガラスケースもなければ、お品書きもない』と視線を泳がせる青子。『私、お鮨屋さんに来るのって初めてなんです… 社長にすべてお任せしてもよろしいでしょうか?』という青子の言葉は『教えたがりの近藤をいたく喜ばせ』ます。『青子を愛おしげに見つめ、紺色のツーピースの上から太ももをぽんと叩く』仕草。『性的なニュアンスは感じられないが、眉をひそめたくなる』青子。でも『今夜限りの辛抱だ、と自分に言い聞かせ』ます。『栃木の女子大を出て上京し、近藤の会社の経理部で働いて三年目になる』青子が東京に出てきたのは『独身時代に都会で暮らしてみたかっただけ』という過去の軽い思い。『まあ、女の子はクリスマスケーキと同じだからねえ。来月で二十五歳だろう?』という社長は故郷に帰りお見合いをするために退社を決めた青子を『きわめて賢明な判断だと思うよ』と慰労します。『自分なりに十分、都会を楽しんだ。思い残すことは何もない。寂しさより達成感が勝っている』という青子。『じゃ、まずはヅケ二つね』と言う社長。そして『「ヅケの握りでございます」と職人が手のひらに握りを載せ、こちらにすっと差し出し』ます。『ほら、職人さんの手のひらから直に受け取ってごらん』と言う社長。『驚いて、鮨と職人を見比べる』青子は『お鮨を直に手から手へ。そんな接客、聞いたこともない』と驚きます。『一番美味しい状態で食べていただくための工夫なんですよ…』とネタの重みで舎利が沈んでしまうことを危惧して手から手とする理由を説明する職人。『神々しいものに触れる気持ちでそっと手を伸ばした』青子は『鮨を口に運び』、そして目を閉じます。『経験したことのないドラマが口の中で起きている気がした。なんだろう、なんだろうー。』という衝撃。『それじゃ、今夜はあなたにとって東京最後のお鮨なんですね』と語りかける職人は『残念です。だって、あの…もう少しすると新子がうまくなる季節なのに…』と語ります。『目を見張る』青子。『白木のカウンターを挟んで、二人はほんの少しの間見つめ合った』という運命の出会いは、青子を東京に引き留めます。そして、そんな青子も巻き込む1980年代後半のバブル景気がこの国を包み込んでいきました。

    1983年から1992年の10年間を一年一編ずつ10編に渡って描いていく連作短編の形式をとるこの作品。この10年の切り取り方でピンと来る方と来ない方は読者の年齢次第かもしれません。日本の現代史に燦然と刻まれた”バブル景気”。そう、この作品はそんなこの国が浮かれに浮かれた後、無残に弾け飛ぶあの10年を描いていきます。一方でこの作品を書いた柚木さんは1981年生まれ。自らの目で見て、耳で聞いて、体で感じてという経験談ではなく、知識と想像力で見事に描き出すあの時代。そんな時代を『次々に古いものが淘汰される、嘘っぽくて作り物めいた東京』と言う柚木さん。そんな柚木さんが描くのは『天安門事件にベルリンの壁崩壊。平成元年は新しい時代の幕開けにふさわしい一年だった』、『ニュースでは、G 5が「プラザ合意」を発表したことを告げている』という現代史的なあの時代。『昨年、情報誌「HANAKO」が創刊され、独身OLの生み出す流行に注目が集まっていた』、『二十代前半のOLが荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」を元気いっぱいに歌い上げていた』とOLが闊歩したあの時代。そして『肩パッドのはいったボディコンシャスのワンピースはウエストがぎゅっとくびれ、コーラ瓶のような体型を引き立てている』、『いっそジュリアナ東京のお立ち台で踊っちゃえばいいのに』という、それあの頃の私!という思い当たる節のある読者のあの時代など、もう全編に渡って散りばめられたあの時代を象徴するものたちが、作品を雰囲気で盛り上げていきます。しかし、それらはあくまで作品を描いていくための、もしくは作品を感じるための時代背景にすぎません。柚木さんはその背景を前にして人々を踊り狂わせた”バブル景気”を題材に、当時の人々が何を考え、何を思い、そして何をしたのか、『野上産業』という新興の中小不動産会社に勤める青子の目を通してリアルに描いていきます。

    そんな世の中すべてが浮かれに浮かれたバブル期に、浮かれた世の中と対になるように描かれるのが高級鮨店『すし静』でした。同僚に連れて行ってもらう高級店とも何か違うと感じるその鮨店。『青子が食べたい鮨は、あの職人と一対一で向かい合い、手から手へと渡されるあの味でしかないのだ』と青子の思いは募ります。『充実した食事というのは結局のところ、量や値段ではないのだと思う。誰と向かいあうか。誰の手から食べるか』と思う青子は『社の経費を浴びるように使えるため、財布を出す機会が日に日に減っている』というバブル景気が頂点を迎える時代にあっても『だからこそ、自分の支払いで好きなものを食べる「すし静」での時間は、青子にとってかけがえのないものだった』と仕事とプライベートを明確に切り分けて、その場所に行くことを特別視し生き甲斐にしていきます。そしてそんな感覚が『この店だけは、時間が止まっているようだ。初めて上司に連れてこられた時間のまま、無知で瑞々しい娘でいられる』からだという感覚に気づいていきます。『壊れ物のように大切に扱われる』というその店内。『芸術品のような鮨が手から手へと渡る瞬間、好きな男と肌がふれあう』という思いを感じるその瞬間。そして気づく『手のひらから鮨を受け取りながら、このカウンターで二人は時間を交換してきたんだ、と気付く』青子。しかし、バブルの大波はそんな青子も、特別な時間の象徴であった『すし静』をも容赦なく飲み込んでしまいます。バブルというものにすべてを変えられてしまったあの時代。『でも、生きた証はちゃんとここに存在する』という青子。『長い夢から覚めたような気さえする』という青子が歩むこれからの人生を思う時、『すし静』でのあの日々は、青子の中でいつまでも止まったままの時間として存在し続けるんだ、そう感じました。

    バブル期を知る人、知らない人が共に生きるこの時代。そんな時代にあって、バブルを憎み、バブルに憤り、一方でバブルを懐かしむ人たちがいる。そんな人たちがあの時代を振り返る時、そこには何を見るのでしょうか?何が見えるのでしょうか?

    恐らく読者の年齢によって評価が極端に上下するであろうこの作品。あの頃、あの時にこの国で何があったのか、それは作品の評価とは別に知っておいて損はない、良くも悪くもこの国の歴史の一ページなのだと思います。そんなことを色々と考えさせてくれたのがこの作品でした。そして読後には無性にお寿司が食べたくてたまらなくなる、そんなお寿司の魅力をこれでもか、と堪能させてくれたとても読み応えのある逸品でした。

  • 話題の作家さんなので気にはなっていたけれど今回が初読み。
    選択を間違っちゃったかなぁ・・・。
    レビューの評価が割と高かったから読んでみたものの、響いて来なかった。

    バブル時代を駆け抜けたOL(この言葉自体なんか古い)と鮨って組み合わせは意外性もあり面白い。
    カウンター越しに思い続ける恋も悪くはなかった。
    でも実際にバブル世代を感覚的に知らない作家が一生懸命調べて書きましたって感じが拭えず。
    当時の流行語やDCブランド、ヘアスタイルにまで及ぶ小道具の使い方が小賢しい感じかして。
    この薄っぺらい感じがバブルっぽいと言えば仕方ないんだけれども。
    もうちょっと内面を掘り下げて欲しかったのが正直なところ。

    本来なら星3つ位の作品だと思うけれど、ラストでがっかり。
    栃木に帰るのに東武伊勢崎線はないでしょう・・・。
    かんぴょうの産地だったら違う路線だよね。
    こう言うの気になっちゃってダメなのよ。
    土地勘なければスルーしちゃうけど。
    私が間違ってれば誰か教えてー!!

    柚木さんが私に合うか合わないか他の作品も読んでみて決めたいと思います。
    辛口ですみません。

    • 九月猫さん
      vilureefさん、こんばんは♪

      うわーうわー!
      『櫛挽道守』にかなり誘惑されてます!
      天狗党がちらっと……気になります。
      で...
      vilureefさん、こんばんは♪

      うわーうわー!
      『櫛挽道守』にかなり誘惑されてます!
      天狗党がちらっと……気になります。
      でもでも『漂砂のうたう』も読む気になっていたので捨てがたいし。
      どちらも読むとして、どちらを先に読むか……悩ましい~~!
      まとめて届いた図書館予約本があるので、どちらにしてもすぐに読めないのですけれど(^^;)
      手元の本たちを消化しながら、楽しく迷います(≧▽≦)アリガトー♪

      長々とお付き合い、ありがとうございます♪ vilureefさん優しい♡
      2014/04/28
    • koshoujiさん
      こんにちは。
      vilureefさんと九月猫さんのコメントの掛け合いが面白くて読まさせていただきました(笑)
      この作品に対する私とvilu...
      こんにちは。
      vilureefさんと九月猫さんのコメントの掛け合いが面白くて読まさせていただきました(笑)
      この作品に対する私とvilureefさんの評価は正反対ですね(笑)
      私は何故そんなに気に入ったのだったかな。
      それまでの柚木さんの女子力満載の満載の作品と全く違った内容だったからだと思います。
      朝井君が若さを前面に押し出した作品から
      「スペードの3」で一歩別の方向に進んだように、柚木さんも女子高卒業の雰囲気がどことなく漂っていたそれまでの作品から全く違った内容に挑戦しようとした気がしたからかな。
      作家がそれまでの自分のもっとも書きやすい同世代の感覚の作品から、新たな一歩を踏み出すのはかなりの勇気が必要だと思うので、そこを評価したいと思うのです。
      特に朝井君と柚木さんは、二人とも男子力、女子力という違いがあるとはいえ、
      作風に微妙な共通点があるように感じられるのです。
      でも、vilureefさんの書かれていることにも頷くことしきりです。
      2014/05/07
    • vilureefさん
      koshoujiさん、こんにちは。
      コメントありがとうございます♪

      ええ、ええ、もちろんkoshoujiさんのレビューしっかりと読ま...
      koshoujiさん、こんにちは。
      コメントありがとうございます♪

      ええ、ええ、もちろんkoshoujiさんのレビューしっかりと読ませていただいております。
      素敵なレビューで、今までイマイチ食指が動かなかった柚木さんの作品を読もうと思ったきっかけにもなっております。

      同じ作品を読んで評価が分かれるって面白いですよねー。
      koshoujiさんは柚木さんを読みこんでいるからまた印象が違ったのでしょうか?
      女子力満載の系統なのか・・・。
      もしや私苦手な作家なのかもしれない。
      こんな私に柚木作品お勧めありますか??
      ランチのアッ子ちゃん??

      koshoujiさんのレビュー、いつも参考にさせていただいております(*^_^*)
      新刊のレビューも早いし!
      これからも楽しみにしていますね(^_-)-☆
      2014/05/07
  • 銀座の高級寿司店に10年間通い詰める女性の話。
    バブル期、仕事も恋愛も絶好調の主人公。時代の流れと共に仕事も私生活もうまく行かなくなってゆく。密かに想いを寄せていた寿司店の職人との10年間のやりとり、二人のラスト、面白かったです。

  • 醤油味のしっかり染み込んだ鮪とふんわりとほどける舎利…寿司職人の手のひらから直に受け取った握りたての鮨が青子の運命を変えた。
    それからの10年、高級鮨店「すし静」に通うため、あの人が握った鮨をあの人から手渡してもらうため、青子はただひたすらに頑張った。
    収入を上げるために転職もし、鮨の知識や食事のマナーの勉強もした。
    頑張った甲斐もあり、カウンターに向かってぴんと背筋を伸ばし旬のネタを優雅に注文する青子は、人として女性としての格も上げたと思う。

    人は目標や張り合いを持つと変わる。
    私も若い頃、休日に友達と旅行に行くことだけを励みに仕事していたことを思い出した。
    時代もバブル全盛期から衰退、昭和から平成、と大きく変わった10年。
    時代の変遷もとても懐かしかった。
    常連客になるのは無理でも、一度でいいから「すし静」の握りたての鮨が食べてみたい。

  • これは皆さんに読んでほしい名作。
    柚木麻子さん、一皮むけた気がする。
    個人的には今年上半期の直木賞候補作品だ。

    タイトルも秀逸。
    「その手をにぎりたい」というタイトルから軽い恋愛ものかと思っていたら、鮨を握る手も意味していたとは。

    1980年代のバブル発生前夜からその終焉まで、時代を象徴するエピソードに主人公青子の生きていく姿を重ね合わせながら、鮨屋の大将への切ない思いを描き続けていく。

    バブルの芽生え、謳歌、そして悲しい終焉。
    でもそれは、青子を本来の姿へ戻してくれるために必要な10年間だったのだ。
    移り行く時代と共に青子の生き様の変遷を流れるように描くタッチが絶妙。
    銀座の高級鮨屋の白木のカウンターが目に浮かんだ。
    一時そんな時代があったなと昔の自分をも思い出した。

    人は決して二つの人生を歩むことはできない。
    でも、振り返ってみて、進むべき方向を変えることはできる。
    どれほど年月が経ったとしても、別の新しい生き方を選び取ることは、勝ち負けだけでは語れないのだ。
    青子と大将の出会いからの10年間をしみじみ回想させるラストシーンには胸が熱くなった。

    • 杜のうさこさん
      koshoujiさん、こんばんは~♪

      私、柚木さんの作品の中でも、かなり好きな方なんですが、
      今まであまり高評価のレビューに出会えな...
      koshoujiさん、こんばんは~♪

      私、柚木さんの作品の中でも、かなり好きな方なんですが、
      今まであまり高評価のレビューに出会えなかったんです。
      嬉しいです♪

      え~~!お料理までお得意なんですか?
      どれだけ引き出しの多い方なんでしょうか!
      センパーイなんて、気軽に呼んでしまってていいのかなぁ…。
      でも、呼びたい(笑)

      ぜひ今度、作ったお料理の写真をアップしてください♪
      レシピも添えて下さるとありがたいです(笑)
      主婦のくせに、お料理イマイチ苦手です(>_<)
      いっそのこと、ブログで”お料理コーナー”とかも!

      まことちゃんに、400人!
      すごい!!

      私的には、蘭ちゃんの肉声が聴きたいです♪
      お名前のところは、ピーとか無理なんですかね?
      機械音痴ですいません。

      さっき、お返事の場所を探していて、
      キャンディーズのレビューを拝見しました。
      胸がいっぱいです…。
      また、4月が来ましたね…。

      3人とも大好きですが、蘭ちゃんが一番好きです。
      子どものころ、浅草の国際劇場でドリフターズのショーをやっていて、
      そこにキャンディーズも出演していて、
      蘭ちゃんと美樹ちゃんが握手してくれました。
      冷たくてやわらかな手でした(#^^#)
      あの頃は、今ほど規制がなくて、ステージの下に駆け寄っても大丈夫でしたよね。
      きっと、ちっちゃな手を精一杯伸ばしているのを見て、握手してくれたんだと思います。
      その数か月後に、解散宣言などとは思いもよらなかったです。
      私にとって、永遠の憧れのスーパーキャンディーズです(*^-^*)

      年末に発売されたDVD、買えませんでした。
      気付いた時には、超プレミアでしたね。
      たしか、それを買えていたら、フィルムコンサート行けたんですよね?
      残念です。
      スーパー!スーパー!スーパー!キャンディーズ♪
      2016/04/12
    • 杜のうさこさん
      koshoujiさん、みっけ~♪(笑)

      わかりましたよ~!
      この瞬間を想像しただけで、トリハダ立ちました!
      だって、この男性のパー...
      koshoujiさん、みっけ~♪(笑)

      わかりましたよ~!
      この瞬間を想像しただけで、トリハダ立ちました!
      だって、この男性のパーソナリーティだった可能性もあるわけで。
      ここでも強運発揮ですね♪

      グッジョブ!頂けて嬉しいです!
      やっぱりセンパイですね~。
      わかって下さる~。

      やっぱりお顔まともに見られませんでしたか?
      そうですよね~。お年頃ですもんね。
      恥ずかしくて目なんて合わせられないですよね。
      楳図氏のようにはいきませんね(笑)

      そうなんですよ!握手してくれたんです!
      大きいお兄さんたちに埋もれて(笑)
      きっとその小さな手を見つけてくれたんだと思います。

      あ~~、やっぱりキャンディーズ大好きです!
      今、映像を拝見して、こんなに可愛らしい女の子なんて他にいないわ~と
      改めて思いましたね。

      そして、ふと思い出したんですが、
      5枚組の卒業アルバム、私の宝物なんですが、
      たしか「そよ風のくちづけ」はいってないですよね?
      ずっと不思議だったんですよね。う~ん。

      今週か来週ですね。
      楽しみに待ってま~す(*^-^*)
      2016/04/14
    • koshoujiさん
      >koshoujiさん、みっけ~♪(笑)
      見つかっちゃいましたか(笑)。
      このコメ欄で書くのも変なので、CDのほうに続き書きますね。
      >koshoujiさん、みっけ~♪(笑)
      見つかっちゃいましたか(笑)。
      このコメ欄で書くのも変なので、CDのほうに続き書きますね。
      2016/04/14
  • バブルの頃のキーワードがちりばめられていて、
    懐かしく思い出した。
    浮かれて、浮かされた時代だったのだなぁ、と思う。

    一ノ瀬の手から直接受け取った寿司を食べるというのは、
    何度出てきても、
    どんな描写よりも官能的な気がした。

    まぁ、でも、板前の手に乗せられた握りずしを
    そのまま自分の手で取るなんてこと
    しないよなぁ。

    あったら、ちょっとやだなぁ
    どんな、いい男の板前でも、やだなぁ。

    うん、一回、置こう。

    バブルジャバブル

  • その手をにぎりたい、って ずいぶんともっさりしたタイトル、もしかして介護現場の話かしら? と思ったら、寿司屋だってことだから、読んでみた。

    栃木から上京して大学卒業後に 地味にOL やってます、という青子、そろそろ実家に帰ってお見合いでもとなって、上司に送別祝いだと高級寿司屋に連れて行かれる。
    そこから彼女の人生が大きく動き始める。

    とまぁ、一昔前のトレンディ・ドラマのような、いや おおいにバブル期のそれを意識した 「女子暗黒の10年(勝手に命名)」の話、なんだけれど 寿司屋の場面の鮮やかさが、質感を出している。
    第一話ヅケの “市ノ瀬さん” との出会いの場面は とても清潔でありながらセンシュアル。
    いろんな意味で生唾ものです。

    作者の柚木さんは 1981年生まれだそうなので、現在 ちょうどこの物語の最後の青子の年齢と同じくらい。
    だからバブル期のことは知らないはず。
    バブルを描いてみたかっただけかもしれないが、女子の20代後半から30代前半という一寸先は闇な怒濤の10年を表現するにはピッタリな時代を選んだと思う。

    関係ないけど、その時期を優しくできなかった男は将来が惨めです。

    映像にするなら、今をときめく桐谷 美玲ちゃんか 有村 架純ちゃんがチャレンジするか?

  • なんにも知らないOLだった主人公が、ある寿司職人との出会いを機に、変わっていく物語。柚木さんの食べ物の描写はほんとうにすごい。ランチのアッコちゃんでもそうだったが、とにかく美味しそうで秀逸。
    バブル時代の街と人の変化がまた切ない余韻を残してくれる。ほんとうに握って欲しかったのはずっと手だったのかもしれない

  • 一ノ瀬さんとカウンター下で手をつないで欲しくなかった。

  • 恋と仕事とお鮨に生きるバブル期OL大河小説!
    ------------
    バブル前後を舞台にして、まさに恋と仕事とお鮨に生きたOLの物語。お鮨に出会って、そのお寿司を食べるために東京で生きて行くと決め、バブルの波に飲み込まれながら、はじける泡を予感しながらも、自分の決めた道をまっとうし燃え尽きた女性の物語。
    何よりお鮨が美味しそうで、カウンターのお鮨を食べに行きたくなってしまった。恋がメインではなく、女性の覚悟を持った生き方がメインのお話で、読んでいて楽しかった。

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著者プロフィール

柚木麻子(ゆづき あさこ)
1981年、東京都生まれの小説家。立教大学文学部フランス文学科卒業。2008年に「フォーゲットミー、ノットブルー」で第88回オール讀物新人賞を受賞し、2010念二同作を含む初の単行本『終点のあの子』を刊行。2014年に『本屋さんのダイアナ』で第3回静岡書店大賞小説部門受賞。2015年『ナイルパーチの女子会』で第28回山本周五郎賞受賞、直木賞候補に。2017年『BUTTER』で直木賞候補。2019年、『マジカルグランマ』が第161回直木賞候補となる。

柚木麻子の作品

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