サラバ! (上)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 6860
レビュー : 591
  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093863926

感想・レビュー・書評

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  • 2017文学書貸出ランキング第7位
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    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=311028

  • どこに行き着こうと言うのかわからない本ですが、予測できない展開で、これまでに読んだことがないタイプのお話だった。
    文体も面白い。クドさが多少あるものの、それがこの小説にはピッタリで。

    他にはない独特な魅力のあるストーリーだと思う。
    ストーリーの起伏という点では淡々としていますが、語り手の歩くんの語りグセにユーモアがある。受け身な姿勢をとりつつも、自ら美少年であることを自覚し、強烈な姉を疎んじ、家庭の問題にも表面上素直に受け入れていき、姉の影響から、生き残るためにわりと打算的に行動できてしまう、普通とは言い難い個性的な主人公に感じました。

    家庭がこれまた癖のある家で、天真爛漫な母親と、強烈な自己顕示欲を持つ姉という家庭に、お父さんが挟まれ、それを傍観する主人公という図。

    さらに、主人公の作る友人関係もまたちょっと変わっていて、カイロでのエジプシャンな友人や、日本での菩薩のような少年とのやりとりはとても興味深い。
    そこに主人公の発達とともに付随する性への芽生えが、過去の友人関係を別の色に照らし出すという、時と国がおりなす多重構造な展開。
    でもとてもリアリティがあります。

    今までにない、巻き込まれ型主人公のドラマが進展していくストーリーでした。

    しかしまだ上巻な訳で、展開がイメージできません。

  • 初めは主人公の生い立ちだったので余り面白くなかったが後半で面白くなってきた感じ。

  • 時代:1977年5月~1995年冬

    場所:テヘラン、大阪、カイロ

    主人公:圷歩<あくつ あゆむ>(1977年5月生まれ)♂

    粗筋:父の赴任先のイラン生まれの歩は、一歳半で日本に戻るが、7歳=小学1年で、今度はエジプトへと引っ越し、5年生で再び、大阪へと戻り(以下略

    感想:最初のイラン編では、多少は面白いかな、と思いました。でも、次の大阪編で読むのが苦痛になる程、退屈に感じました(※個人の感想です)。

    知人に、「最初の50pを読んでつまらなかったら、もう、その本は自分には合わないと思って諦める」と仰った方がいます。

    104Pまで、私としては、楽しめなかった訳ですが、頑張って読み続けたところ、エジプト編から、俄然、面白くなりました。

    50P説を採用しなくて、本当に良かったと思います。

    この本を読む方には、最初がつまらなく感じたとしても、是非、頑張って、エジプト編に入って、そこで読み進めるか、止めるかを判断されることをオススメしたいです。

  • だらだらー
    だらだらー
    だらだらー
    一貫してだらだらー
    下巻まで読まなきゃだめ?
    まぁ一応読むか....
    そんな小説

  • 2018.04.歩はイランで生まれた.姉は癇癪がひどく,母親ともいつも言い争っていた.日本に帰って来てからも姉は問題児でクラスメイトからご神木と呼ばれていた.その後,父親の仕事の都合のため家族でエジプトに移る.エジプトの子供のヤコブと親友になり毎日遊ぶようになる.両親が離婚することになり日本に戻り,歩は母親,姉と一緒に暮らす.姉は学校に行かなくなり、,矢田のおばちゃんがやっていたサトラコヲモンサマという宗教にのめり込む.歩は,私立男子高校に進学し,サッカー部でとても博学な須玖と親友となる.何がいいのか全く分からない.下巻になれば,面白くなるのか?

  • なんともいえんあまりよくない中にもたまにいいことがある状態がずっと続くので、だるい気持ちにもなるが読むのを止められない。

  • 主人公は圷歩。彼の生まれた所から物語はスタートします。 個性的な家族や親戚、周りの人に囲まれたので、彼は大人になるのが少し早かったように思います。 大人にならざるを得なかった環境なので、少し気の毒にも思います。 すごく細かく描かれているので、圷歩とその家族の成長を一緒に見守っているような感覚になりました。 これから個性的すぎるお姉ちゃんがどうなっていくのか個人的に楽しみです。 下巻に続きます・・・

  • 傑作。

  • さいこー。

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著者プロフィール

西加奈子(にし かなこ)
1977年、イランのテヘラン生まれ。エジプトのカイロ、大阪府堺市で育つ。関西大学法学部卒業。雑誌「ぴあ」のライターを経て、2004年『あおい』でデビュー。
2007年『通天閣』で織田作之助賞大賞、2011年咲くやこの花賞、2013年『ふくわらい』で第1回河合隼雄物語賞、2015年『サラバ!』で第152回直木三十五賞を受賞。
その他代表作として、宮崎あおい・向井理出演で映画化された絵本『きいろいゾウ』、同じく映画化された『円卓』、20万部を超えるベストセラー『さくら』、本屋大賞ノミネート作『i』など。2020年初夏、『さくら』が映画化決定。プロレス好きとして知られる。お気に入りの本は『アントニオ猪木詩集』。

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