ショートショート千夜一夜

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 197
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093864473

作品紹介・あらすじ

あっと驚く希代未聞のショートショート小説

「王様のブランチ」で紹介された『家族スクランブル』がたちまち重版、さらには「海酒」が又吉直樹主演で映画化されるなど、今最も注目されているショートショート作家。今回刊行される『ショートショート千夜一夜』でも、多魔坂神社の祭りを舞台に珠玉のショートストーリーを紡ぎ出す。
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欲しいと念じたものが出てくるヒモくじ屋、そこに現れたゴロツキどもが引いたヒモの先には……?(「ヒモくじ屋」)、夜店ですくった人魚がどんどん成長して(「人魚すくい」)、モデルにスカウトされたエリカが行方不明に(「ラムネーゼ」)、降り注ぐ優しい雨を、自分のものにする方法(「雨ドーム」)他、全20編。
読み出したら止まらない! たった5分であなたを魅惑と幻想の世界へと誘います。

感想・レビュー・書評

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  • もう今や熟練の技と言っていい田丸雅智のショートショート集だ。神社の参道の縁日を巡ってのものが多いので、なんかノスタルジーに誘われてしまう。縁日ならちょっと不思議なことがあってもいいかなと思ったりする。こういうパターンでずっと楽しませてくれるのもいいけど、違う路線で、例えば、人の心理の隙を冷ややかに衝くものとかはどうかな。まあ、勝手なお願いだけどね。

  • ちょっと不思議なショートショートは大好物だ〜\(^o^)/♪とりあえず多魔坂神社の祭りに行って、ヒモくじ屋で雨ドームを当てたい!(^^)他にも欲しいものがたくさんで、散財しそう(^^;)しかし、粉もんはちょっと…(--;)


  •  不思議な本だった。

     ああ、こんなことがもし自分の身に起きたら気をつけようと思わされる、ファンタジーだと思わない何かそんな力があるような、、、。
     
     怖い描写もあるのですが、ぐっと重くのしかかる本でもないので比較的気軽に読めます。なにかの隙間時間、切り替えにぱらぱら読み進めるのがおすすめです。

     京都一人旅で購入し、usjの待ち時間などに読み進めた本でした。
     
     

  • こういう不思議な世界観がとても好き!!

    ショートショートで読みやすい!ほっこりする話もあり、ぞくっとする話もあり、、!

  • ショートショート田丸雅智さん3冊目。
    気軽に読めてあっという間に違う世界に連れて行ってくれる...
    この本の中では『皮財布』が好きだった。

  • ショートショートなので1話がとても短くて読みやすく、1話が短い分たくさんの話が詰め込んであって楽しい作品でした。
    オチが面白い話やほっこりする話、ぞっとする話など全ての話が面白かったです。

  • ずっとショートショートが気になっていて、初めて読んだ。
    話の一つの「雨ドーム」がとても好きだった!

  • ショート・ショート。
    「祭り」をテーマにした作品集。
    少しファンタジーだったり、ホラーだったり。
    当たり前とは思うが、どの作品もしっかりとしたオチがあり、安心して楽しめる。
    「人魚すくい」「さくら隠し」が好き。

  • +++
    多魔坂神社へようこそ―祭りの夜に集うのは、妖しの屋台とおかしな客たち。
    +++

    多魔坂神社の祭りの夜を軸として、その場所や、そこに集う者たちや物たちにまつわる、奇妙で不思議な物語の数々である。ほんの短い物語に込められたものは存外濃く奥深いものでもある。文句なく愉しめる一冊である。

  • とある神社の祭りの出店に現れる、「普通」と違った屋台にまつわるショートショート。舞台は同じだけど、話につながりは無い。
    最後に神社の秘密みたいなのがあれば良かったのにー。

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著者プロフィール

(著者プロフィール)
田丸雅智(たまる まさとも)

1987年、愛媛県生まれ。東京大学工学部卒、同大学院工学系研究科修了。
2011年、『物語のルミナリエ』に「桜」が掲載され作家デビュー。
12年、樹立社ショートショートコンテストで「海酒」が最優秀賞受賞。
「海酒」は、ピース・又吉直樹氏主演により短編映画化され、カンヌ国際映画祭などで上映された。
坊っちゃん文学賞などにおいて審査員長を務め、また、全国各地でショートショートの書き方講座を開催するなど、
現代ショートショートの旗手として幅広く活動している。
書き方講座の内容は、2020年度から小学四年生の国語教科書(教育出版)に採用。
2021年度からは中学一年生の国語教科書(教育出版)に小説作品が掲載。
17年には400字作品の投稿サイト「ショートショートガーデン」を立ち上げ、さらなる普及に努めている。
著書に『海色の壜』『おとぎカンパニー』など多数。
メディア出演に情熱大陸、SWITCHインタビュー達人達など多数。

「2023年 『憂鬱探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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