駄犬道中おかげ参り

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (427ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093864534

感想・レビュー・書評

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  • サクッと読めて面白いです

  • 伊勢神宮を目指し、東海道を旅する辰五郎、三吉、沙夜、そして紀州犬の翁丸。道中は様々な出来事や事件が起こり、結果的に?活躍する翁丸にはおかしくて笑っちゃいます。
    博打にはまり、勝てば遊郭で遊ぶような辰五郎が、家族のふりをして旅を進めて行くうちに、今まで感じたことのなかった『家族』という温かさを感じるようになり、最後にはすっかり三吉の父親になっているところが微笑ましく感じました。

    読んでいてページをめくるのが楽しく、たいそう愉快な3人+1匹のドタバタ珍道中ですが、ただの珍道中ではなく、クライマックスには将軍家斉様が登場し、大事件に巻き込まれ、そして翁丸が実は大奥の一目置かれるお方の犬だと判明したり、スケールも大きい物語だったことに、すごくびっくりもしました。

    続編があることを知り、辰五郎、三吉、沙夜、そして翁丸の珍道中が続くのがうれしいです。

  • 調子のいい博徒の辰五郎、代参犬(駄犬)の翁丸、親を知らない三吉、自殺を試みた沙夜、彼ら「偽家族」のやり取りが素晴らしく微笑ましかったです。

著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。2011年「超高速!参勤交代」で第37回城戸賞を受賞し、同名映画は第38回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第57回ブルーリボン賞作品賞を受賞。さらに同名の小説で作家デビューを果たす。他の著書に『幕末まらそん侍』『超高速!参勤交代 リターンズ』『引っ越し大名三千里』『スマイリング』『チャップリン暗殺指令』など。

「2022年 『決戦!賤ヶ岳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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