夜行

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 3773
レビュー : 532
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093864565

感想・レビュー・書評

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  • 不思議な世界に誘い込んでくれるような作品。

  • ●うわあ。森見登美彦はわりあい怖い幻想小説を書きますよね。
    残念な用事のため汽車で移動中に読んだのでちょっとアレ。
    これ、いちおう解決したのか・・・?

    ●読むのなら体調がいい時を勧めます。つか『有頂天家族』とか好きな人は、読まない方がいいんじゃないかな…。

  • 『全ての闇は、つながっている。』
    闇にまつわる奇譚の連作。著者は学生時代を過ごした京都を舞台にいくつかの小説を書いており、本作でも一部の設定に使われている。京都は町並みが古く、また、細い路地が多い。そのため、夜の京都を歩くと、闇に吸い込まれそうな感覚、得体の知れないものが潜んでいるような感覚、時間や空間を超えてどこかに繋がっていそうな感覚がある。本書には、このような感覚が描かれている。
    小説のトーンは『夜は短し、、、』よりも『きつねの、、』に近い。

  • 『たとえば子どもの頃、午後にうたた寝などをして、唐突に目が覚めたときのような感じでした。家がよそよそしく感じられて、家族の姿はどこにも見えない。自分が今どこにいるのか誰も教えてくれない。何か大事なできごとが進んでいるのに自分だけが置いてけぼりになっている。そんな感覚に似てるんです。』

    『我々の目をふさいでいるさまざまな覆いを外して、真実の世界を垣間見せるのが芸術家の役割だ ー そんな話だった。しかし佐伯は「そんなのは魔境さ」と嗤った。
    魔境とは修行僧が体験する偽りの悟りのことだ。』

    『ふいに自分を包んでいる闇が広大なものに感じられた。
    「世界はつねに夜なのよ」と囁く声がした。』

    『「世界はつねに夜なのよ」と彼女は呟きました。
    なんだか不思議な子だなと思いました。』

  • 途中までは「きつねの話」的な怪談話でゾワゾワしながら読んでましたが、最後、世界が暗転する感じがとても気持ちよかったです。

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  • 森見さんのまさかのホラー(?)。ホラーだよな?いつもの軽妙なやりとりを期待して読んだので、驚いた。舞台の大部分か京都でないことにも、驚いた。が、流石森見さん、色使いが美しい。
    夜行の世界では長谷川さんが消え、曙光の世界では自分が消え、設定としてはパラレルワールドといったところだろうか。もともとひとりというわけではないようだし、もう一人は一体どこに消えてしまったのか。皆の前に現れる謎の女性や少女は何者なのか。よくわからず、なんだか背筋がムズムズするまま終わる。

  • 買ったまま積んであった本をようやく読む。読み始めると途中でやめられなくて最後まで一気に読む。何をいってもネタバレになりそう。心の底のほうが冷んやりするような、夜が続く物語。構造も展開も描かれる世界の空気感もとても好き

  • 衝撃的で一気に読んでしまった。結局、どっちが本当なんだろう…。ホラーのようなファンタジーのような、不思議な作品。

  • 少しホラーなぞくっとする話。
    「世界はつねに夜なのよ」
    わかるようなわからないような。この作品を通して何が言いたかったんだろう。

    実際にある場所の情景を思い浮かべさせることがうまい森見さん。
    読めば読むほど毎回作風が違う。

    鞍馬の火祭で失踪した長谷川さん。
    そのときの仲間と10年ぶりに鞍馬に訪れた大橋くん。
    それぞれが連作絵画「夜行」にまつわる旅の話を始めて・・・
    「曙光」と「夜行」に隠された真実とは。

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著者プロフィール

森見登美彦(もりみ とみひこ)
1979年奈良県生まれの作家で、京都を舞台にした作品が多い。京都大学農学部卒、同大学院農学研究科修士課程修了。2003年、『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。2006年に『夜は短し歩けよ乙女』で本屋大賞2位、山本周五郎賞などを受賞し注目を集める。2010年『ペンギン・ハイウェイ』で2010年日本SF大賞、2014年『聖なる怠け者の冒険』で第2回京都本大賞、2017年『夜行』で第7回広島本大賞をそれぞれ受賞。2010年に『四畳半神話大系』がTVアニメ化、2018年8月に『ペンギン・ハイウェイ』が劇場アニメ化された。2018年11月に『熱帯』を刊行し、第160回直木賞、2019年本屋大賞にノミネートし、第六回高校生直木賞受賞。

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