末ながく、お幸せに

  • 小学館
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本棚登録 : 617
感想 : 77
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093864763

感想・レビュー・書評

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  • 結婚式を舞台にしたストーリー。前半の話しが良い分後半が弱かったような。2020.1.19

  • 一件の結婚披露宴がプログラム通りに、登場人物を変えながら進んでいく。
    まるで披露宴に自分も参加したかのようで、おもしろく読めた。

  • 結婚式に出席した人たちにスポットをあて新郎新婦の人となりを語らせるとともにご本人の生きざまを押し付けがましくない程度に語る、なんともさじ加減が絶妙。
    幸せいっぱいのご両人にも様々な過去があって紆余曲折を経ているさまが垣間見られるのがよかった。あさのあつこさんの言葉運びにのせられてあっという間にに読了。短編とは思えないほどの厚みのある内容。親の立場、子どもの立場色々とあるけれど出会いは大切。

  • 夏の始まった良き日に行われた萌恵と泰樹の結婚披露宴。
    参列した人達の心の内が語られる。

    友人、上司に始まり、少しずつ近しい人達からの話になって行くにつれ、萌恵の出自の秘密に近づきます。

    ただただ幸せなだけだった娘ではなかった萌恵。
    でも、多くの人に愛され、幸せな結婚をすることになったということでした。

    読みやすかったですが、あまり感慨を覚えることなく読了。
    一番初めの友人のスピーチは頂けませんでした。
    そこから、気持ちが逸れてしまったかも。残念。

  • 結婚式、お祝いの席
    招待客らのスピーチ
    友人、元の職場上司、いとこ、父、母…
    結婚へのそれぞれの思い

  • ほんわかいい話かと思いきや、その背後にある人間模様を結局いい話にまとめ上げています。人間生きていると色々な事があるし、今はいい人で物柔らかでも、昔はいろいろ大変な事も有ったりで、そういう諸々によって角が取れたり磨かれたりしますよね。出来ればみんなそういう方向の苦労をしたいものであります。
    結婚式列席者の色々な出来事を描いている連作集です。点数以上に僕は好きな本です。

  • 結婚式に参加するそれぞれの人たちの物語。長い時間がかかってしまった。
    最初は萌恵がすごい人に見えて仕方がなかったけれど、だんだんと萌恵の抱えているものが見えてくると、頑張らなくていいんだよって思わず言いたくなってしまう。
    ウエディングプランナーの話にあったけれど、こんなに温かみのあって、明るくて、みんなで作ってる式典って感じが伝わってくる。
    あまり泣かなかったけれど、でも良作だと思う

  • 披露宴に招かれて人や会場スタッフ、さらに新郎新婦の家族の人生が語られていく。ほろりとなった。この式を通じてそれぞれの人が一歩前に進んでいくお話。でも、この両親の下で泰樹はなぜグレた?

  • 新婦友人、新郎友人の話が気に入りました。結婚式の話だけど、青春小説といった雰囲気。
    視点がばらける分仕方ないのかもしれないけど、新郎新婦の人物像がつかみきれないまま終わり、感情移入があまりできなかった。

  • みんな、複雑な家庭環境を乗り越えたんですね。

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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