下町ロケット ヤタガラス

著者 :
  • 小学館
4.22
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本棚登録 : 1538
レビュー : 237
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093865234

作品紹介・あらすじ

『下町ロケット ゴースト』に続編登場!

2018年10月放映、ドラマ「下町ロケット」(TBS日曜劇場)新シリーズの原作小説『下町ロケット ゴースト』の続編が、早くも登場!

社長・佃航平の閃きにより、トランスミッションの開発に乗り出した佃製作所。果たしてその挑戦はうまくいくのか――。
ベンチャー企業「ギアゴースト」や、ライバル企業「ダイダロス」との“戦い”の行方は――。
帝国重工の財前道生が立ち上げた新たなプロジェクトとは一体――。
そして、実家の危機に直面した番頭・殿村直弘のその後は――。

大きな挫折を経験した者たちの熱き思いとプライドが大激突!
準天頂衛星「ヤタガラス」が導く、「宇宙」から「大地」へと連なる壮大な物語の結末や如何に!?
待望の国民的人気シリーズ第4弾!!

感想・レビュー・書評

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  • 前作が「これから」という所で終わり、消化不良だったが、本書でスッキリと解消!
    相変わらずの池井戸節と、その魅力に堪能!!
    少子高齢化は現代日本の喫緊の課題であり、その集約しているのが農業分野といえる。
    就農従事者の高齢化と止まらぬ離農、後継者不足。
    日本の農業の将来に対する危機感を、登場人物たちを通して、著者はエンターテイメントで描き出し、問題提起している。
    そして、その解決策の一つとして、無人農業ロボットを提起する。
    今回も、佃製作所のライバルたちが立ちふさがるが、「日本の農業を救う」という理念のもとに集結する。
    かつてのライバルが佃のもとに頭を下げに来た時の、佃の言葉や、帝国重工の社長に対する財前の発言などに、池井戸ファンはカタルシスを覚え、また次回作を期待してしまう。

  • やっぱり面白かった。
    最後の佃社長の登場シーンはやばいでしょう。
    水戸黄門かって思っちゃうよ。
    あっちもこっちも腹黒い人達ばかりのなか、佃製作所だけいい人達だらけで、
    善と悪があるから話として分かりやすく本当に面白い。

  • 財前の立ち上げた新規プロジェクトに誘われた、佃製作所。
    しかし、事態は思い通りにはいかず……。
    前作『下町ロケット ゴースト』はもの足りなかったものの、今回は中身も濃くて、たのしめた。
    テンポもよく、最後まで一気に読める。
    こんな高性能の機械が本当にあったら画期的なのに、と思わせられる。
    トラブルの芽も、逆転の光も、すべて手の内を明かしているので、意外性はなく、ベタ。
    勧善懲悪の王道ストーリー。

  • 日本に出張に行った夫に頼んで入手した一冊^^前作のゴーストから2ヶ月あまり。宇宙から大地へという壮大さに加え、大企業と中小企業の対立あり、その中で翻弄された人々の思惑が交差したりと、盛りだくさんです。相変わらず佃社長の真っ直ぐさが気持ちいいです。それにしても、最先端でのモノづくりの熾烈さ、技術の開発だけでなく、ビジネスの要素の絡んだ競争には驚くばかりです。そういう人々の努力のおかげで、今の私たちの生活があるんだと、今更ながらに気付かされました。

  • トランスミッションの事業を始めた佃製作所のその後、ギアゴーストの運命、そして帝国重工と下町中小の無人トラクターの戦い、一気読み。相変わらず、わかりやすい展開ながら読みやすい文章で、どんどん引き込まれた。物作りの会社で、いや、これは物作りに限らないか、原因の追求をしないとかプライドで生きているとか復讐のためにとか信じられない。小説なので劇的に書いてあるにしても現実を写しているところもあり勉強にもなり楽しめたこともあり二重丸です。今回は佃の危機というより周りの困ったちゃんを描いていたかな、最後は佃がまとめたけど。

  • 下町ロケット ゴーストの続編。

    気分爽快。
    大人のおとぎ話。
    一気に読ませる筆力はさすが。
    読み始めると止まらない。

    ただ、ちょっとスッキリし過ぎかも。
    なので☆は4つ。

  • 「ゴースト」の敵と味方が入れ替わるなど、多少人間模様が複雑になってはいますが、そこは池井戸潤。後味スッキリの勧善懲悪・鉄板ビジネス小説。終盤、多少浪花節も混ぜられています。

  • 今度は農業か、と思いましたが、
    社会のためになりたいという熱い思いが伝わってきて嬉しくなりました。

  • 『ゴースト』の終わり方が”終わり”ではなく、待ち遠しかった続作。
    紆余曲折あって報われるという基本は踏襲しつつ、ひねりと変化でマンネリ化は感じさせない、これぞ池井戸作品といったところか。
    現実世界はもっと厳しいだろうが、期待を裏切らない安直ではないハッピーエンドは爽快感を味わわせてくれる。

    第一章 新たなる提案と検討
    第二章 プロジェクトの概要と変遷
    第三章 宣戦布告。それぞれの戦い
    第四章 プライドと空き缶
    第五章 禍福スパイラル
    第六章 無人農業ロボットを巡る政治的思惑
    第七章 視察ゲーム
    第八章 帝国の逆襲とパラダイムシフトについて
    第九章 戦場の聖譚曲
    最終章 関係各位の日常と反省

  • 図書館で借りた本。ドラマ放送は見たり見なかったりの中途半端な状態でいる中、読んでみたら予想通りの勧善懲悪な結末に。シリーズ物はパターン化され続けてしまうが、できればもっと意外性がある物語を読みたい願望がある。ドラマ化される前提で話が進んで行く感があり、ちょっと食傷気味。

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著者プロフィール

池井戸 潤(いけいど じゅん)
1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学文学部および法学部を卒業。子供の頃から本に親しみ、作家を志すようになる。『果つる底なき』で江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。以降、2010年『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞、2011年『下町ロケット』で直木賞をそれぞれ受賞。他の代表作に、半沢直樹シリーズ『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』、花咲舞シリーズ『不祥事』、『空飛ぶタイヤ』『民王』『ルーズヴェルト・ゲーム』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』など。多くの作品がドラマ化・映画化されており、特に「半沢直樹」と「下町ロケット」は非常に高い人気を誇った。 2019年6月21日、人気作『陸王』が文庫化される。2019年7月開始の大泉洋主演ドラマ『ノーサイド・ゲーム』原作を担当し、6月14日に単行本化。

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