- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093865272
作品紹介・あらすじ
『神様のカルテ』以来の最強デビュー作!
大学生の清水美空は、東京スカイツリーの近くにある葬儀場「坂東会館」でアルバイトをしている。坂東会館には、僧侶の里見と組んで、訳ありの葬儀ばかり担当する漆原という男性スタッフがいた。漆原は、美空に里見と同様の“ある能力”があることに目を付け、自分の担当する葬儀を手伝うよう命じる。漆原は美空をはじめとするスタッフには毒舌だが、亡くなった人と、遺族の思いを繋ごうと心を尽くす葬祭ディレクターだった。
読んだ人すべての心を温かく包み込む“お葬式小説”!
【編集担当からのおすすめ情報】
「私の看取った患者さんは、
『坂東会館』にお願いしたいです」
――夏川草介氏(医師・作家 『神様のカルテ』)推薦!
感想・レビュー・書評
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あなたは見える人ですか?
私は"見えない人"です
見える?見えない?って何が、、、
それは、もちろん、、、
亡くなった人がですよ
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
葬儀場「坂東会館」で働く美空は、"気"に敏感で亡くなった人を"感じる"ことができる
そして、見ることができるんです
こんな風に書くとホラー作品?って思いますよね
決してそんなことはありません!
( ー`дー´)キリッ
心温まる物語です!
(*´ェ`*)ポッ
美空は自分と同じ"能力"を持った僧侶の里見と毒舌で訳あり葬儀ばかり担当する漆原と組んで亡くなった人と、遺族の思いを繋ごうと心を尽くす葬式小説です
作中で、しみじみと語られる以下の言葉があります
「結局はね、生きている人の心の中の問題なのですよ。どう死を認めるか。どう諦めるか。ご遺族の気持ちに区切りがつくことで、たいていは死者も納得するものです」
この言葉にいろいろと感じるところがあります…(/_;) -
「ほどなく、お別れです」の作者 長月天音さんが考えるお葬式の未来:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/sp/articles/ASQCJ4JXZQC1UPQJ013.html
長月天音さん『ほどなく、お別れです』 | 小説丸
https://shosetsu-maru.com/interviews/authors/storybox_interview/68
【著者インタビュー】あの世とこの世を分かつ葬儀場で起こるドラマに感動!/長月天音『ほどなく、お別れです』 | P+D MAGAZINE
https://pdmagazine.jp/today-book/book-review-503/
ほどなく、お別れです | 書籍 | 小学館
https://www.shogakukan.co.jp/books/09386527
文庫
https://www.shogakukan.co.jp/books/09407163
-
長月天音のほどなく、お別れですを読みました。
三部作の最初の作品です。
二作目よりやはり最初の作品が良いですね。
葬儀社でアルバイトをしていた主人公の美空が、就職活動が上手くいかず、葬儀社に就職します。
少し霊感のある美空、小さい頃亡くなったお姉さんの事とか色んな事に向かい合います。
上司の漆原や美空のような人に、私の父も歳なのでその時はお世話になりたいですが居ないでしょうね。 -
生きている者には、誰しも必ず訪れる『死』
それは、当たり前のことながら、避けては通れない
それならば、愛する人の死をどのように受け止めるべきか
自分の死をどのように受け入れるのか
葬儀社坂東会館で執り行われた葬祭として4つの別れが描かれていた
別れはつらいことではあるけれど、どう死を認め、どう諦めるか。遺族が気持ちに区切りをつけることで、死者も納得する
という描写があった。亡くなり方にも寄るだろうが、死を受け入れられず、いつまでも悲しんでいては、死者は成仏できないとはよく言われることだ
ここで『グリーフケア』という言葉を初めて知った
僧侶の里見が亡くなったことを受け入れられない少女の霊に一晩かけて対話をし、死を納得させるというところで
『グリーフケア』という言葉が出てきた
深い悲嘆や苦悩に陥った人々に寄り添い、立ち直っていく過程を支援することらしい
もう少し詳しく知りたいなと思った
-
自分が今まで関わった葬儀屋さんは、ごく普通の事務的な感じのところばかり。
こんなにも温かく寄り添ってくれる葬儀屋さんがあったらいいなと思った。
第三話のおばあちゃんの話は、切なくなってしまった。
大切な人と過ごせる時間、特に最期が近づいた時は大事にしなきゃと改めて思った。 -
タイトルを見ただけで、葬儀にまつわる物語なんだな、ということがわかってしまうのがすごい。
葬儀の場では聞く言葉だけれど、これがタイトルになると、とてもインパクトがあるなあ…とおもった。
葬儀には暗いイメージがついてしまうことが多いかもしれないけれど、このタイトルを見るだけで、見送る人と見送られる人にはつらい事情があるだろうけれど、きっとこの物語はその気持ちをすくいあげ、あたたかいところに着地させてくれるんじゃないかな、という気持ちにさせてくれる。
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主人公・清水美空は大学4年生。
父親の友人が営んでいる葬儀屋でバイトをしていたが、就活のため半年間、休みをもらっていた。
しかし面接を受けた企業からは不採用ばかりが続き、美空の気持ちは滅入っていく…
そんな折、美空は葬儀屋のスタッフ・陽子さんからバイトに戻って来ないかと声をかけられ…
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どの業界も人手不足だとおもいますが、葬儀屋さんも例に漏れず人手不足なのですね…
冠婚葬祭といいますが、葬儀は見送られる者にとってもその人を見送る方にとっても人生で1度きりのこと。
亡くなったあと、見送る、ということに関して、考えさせられる物語でした。
主人公の美空には、幼くして亡くなった姉がおり、美空自身も姉の影響からか、それほど強くはないものの霊感と呼べるものをもっています。
見送る人と見送られる人のこころに、美空、そして葬儀に関わる他の登場人物たちがどう関わり、どう寄り添っていくのか…?というところが、物語のみどころだとおもいました。
また、美空もひとりで成長していくわけではなく、事情のある葬儀を依頼されることの多い葬儀ディレクター・漆原や、漆原と同じ大学だった僧侶の里見、先輩スタッフの陽子さん、椎名さん、美空の両親と祖母などの存在があってこそでした。
文章はとても読みやすく、1時間くらいで読み終えました。
タイトルには1という表記はありませんでしたが、その後続編が出たようで、現在は3巻まであるようです。 -
葬儀社の仕事を扱った物語だが、優しく読みやすい作品。
少し都合良く力のある人が集まった感じはするけれど
これから、主人公が成長していく姿と、このメンバーの連携で
亡くなった人や遺族が少しでも救われる物語をもっと読んでみたいと思う。 -
第一話は、怖すぎて全く入り込めず。苦手な幽霊ものかと、読み進めるのを躊躇した。
でも第二話以降は怖さは消え、葬儀場という特殊な場所での仕事について興味がわいた。
漆原さん、かっこいいな。続編も読んでみよう。
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葬儀会社のお話。人の死に接する場なので、重たく感じるかと思いきや、人の死に接するというのは周りの人の生に接するのだと感じました。とても温かく好きなお話でした。
少し霊感といったないものからするとファンタジーな部分もありますが、そこは置いといても心に寄り添う物語でした。 -
全人類に平等に訪れるもの・・死。その“死”に関わる葬儀場を舞台にした、ハートウォーミングストーリーです。
東京の下町にある葬儀場「坂東会館」でアルバイトをしている清水美空には“感じる力”があり、それには彼女の“会えなかった姉”が関わっている様子。
その“力”を買われて、訳アリ葬儀ばかりを担当する漆原について働くことになる美空。不愛想だけど、人の心の機敏を察する事にたけている漆原はカテゴリーとしてはツンデレの類で(多分)、癒し系霊感僧侶の里見といい対比ですね。
そして美空が普通にいい子で好感がもてるので、彼女の成長を素直に応援したくなります。
悪人が出てこないので、“読書でいらんストレス感じたくないよー・・”という方も安心してお読み頂ける、じんわりと心に優しさが染み入ってくるような気持になれる一冊です。
makiさんの上司イジられキャラ?w
なんだか可愛らしい…w
makiさんの上司イジられキャラ?w
なんだか可愛らしい…w
私は、見えない人です…
なので、全く信じられないけれど
こういう系のお話は好きかな…
怪談とかも、聞くのは好きだったり...
私は、見えない人です…
なので、全く信じられないけれど
こういう系のお話は好きかな…
怪談とかも、聞くのは好きだったりします^^;
かなさんも見えない人ですか
同じですね^_^
見える人は何だか大変そうなので見えなくてよかったですw
実際に見えたら発狂するかも...
かなさんも見えない人ですか
同じですね^_^
見える人は何だか大変そうなので見えなくてよかったですw
実際に見えたら発狂するかもΣ(゚Д゚)