小説 映画刀剣乱舞

著者 :
  • 小学館
4.12
  • (7)
  • (5)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 140
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093865326

作品紹介・あらすじ

話題の「映画刀剣乱舞」が小説で楽しめる!

話題の「映画刀剣乱舞」を小説で!
――名だたる刀剣たちが歴史を守るため戦士へと姿を変えて戦う大人気ゲーム「刀剣乱舞」の実写映画を完全ノベライズ!
刀剣男士8振りが勢揃いの豪華カラー口絵&場面写真付き。


西暦二二〇五年。
歴史の改変を目論む歴史修正主義者によって、過去への攻撃がはじまった。
時の政府は、それを阻止するため、審神者(さにわ)なる者に歴史の守護役を命ずる。
審神者は、かつて精神と技をこめてつくられた刀剣を人の形に目覚めさせた。歴史修正主義者が送りこむ時間遡行軍と戦い、歴史を守るために・・・・・・。

――舞台は天正十年、明智光秀が織田信長を襲った“本能寺の変”。刀剣男士たちの熱き戦いが、今始まる!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「刀剣乱舞」に登場、江雪左文字を銅像に 福山市 同名の名刀、ふくやま美術館が所蔵 | 中国新聞デジタル(会員記事)
    https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/279505

    小説 映画刀剣乱舞 | 書籍 | 小学館
    https://www.shogakukan.co.jp/books/09386532

  • 映画を観て初めて「刀剣乱舞」に触れ、とても面白かったので手にとった1冊。
    映画のノベライズなので読みやすいし、何よりストーリーが面白い。あの本能寺の変に「刀剣乱舞」という設定を加えることでこんな解釈ができるとは…!という驚き。
    そしてノベライズの醍醐味といえば、「画面が描写される」ということ。映画は限られた時間で台詞以外にも表情、状況、画などをフルに使って全てを表現するのに対して、ノベライズはその全てを言葉で描写することで表現する。映画では気づけなかった、新たな発見がありました。
    ノベライズで印象的だったのは山姥切と薬研。2振りとも、「歴史を守る」という姿勢が描かれているものの、映画だとやっぱり三日月がメインになってしまうし、(あとは長谷部もわかりやすかったかも?)この2振りに関してはさらっとすすみがち。ノベライズではそこにもう少し踏み込んで、彼らなりの心情や葛藤、覚悟を強く感じることができて、より深く楽しむことができました。
    あとは最後の本丸襲撃の加筆にも満足。
    映画観て、まだこの本を読んでない方には是非読んでほしい… 「映画刀剣乱舞」の楽しさが倍増します…!

  • 2022.8.13読了

    最近気になっている刀剣乱舞。
    映画のノベライズです。
    織田信長の新しい史実を知ったような、衝撃で、元々歴史好きとしてはめっちゃ楽しめました。

    そして、写真集ですね、これは笑笑

  • ノベライズ。内容はほぼ映画の画面の動き通りに描写してあり脳内で上映できます。映画にない戦闘セリフがあってアクションシーンが楽しい。ただYA作品のような簡素化した文にちょっと引っかかる。ジュニア版も出てるので、どっちで読むかはお好みで。

  • 映画鑑賞後の+αとして読むととても面白いと思います。
    ラノベなので文体も読みやすく書かれているので子供でも理解できると思います。難しく書かれていない分スラスラ読めますので1時間もあれば読了できます。

    あのシーンではあのやりとりがあってこのシーンになったんだ、とか、あの鳩は......え?どういう事なの(笑)と、なったり、
    後半の時間遡行軍による本丸襲撃は劇場版より過酷になっているし、代替わり後の継承後のちいさな審神者とのエピソードも映画にはないものもサラッとですがあったりします。

    が、映画あっての小説だと思いますので、例えばこの本を1冊の小説作品として読む。と、なると多少の物足りなさは感じるかもしれません。先に感想述べられている方もおっしゃっている通り、三日月の深層心理があまり伝わっては来なかったかなと思います。

    映画では、言葉は発せず目で感情を表しているシーンも多かったですし、なかなかわかりやすい文章(幅広い年齢層にもわかるように)で書くのはむずかしい面があると思う(比喩的表現でしっくり来そうな部分あったりしますし)のであくまで映画ありきで反芻を楽しむための1冊といった感覚で読むと面白い本です。

  • よく言えばテンポが良くスラスラ読める。悪く言えば淡白すぎて味気ない。
    映画を見ないでこれだけ読む、という人はほぼいないと思うけど、物語の中で展開したことをシンプルに書き連ねた、という印象。
    一般向けとなっているけど、文字の大きさ、行間、ルビなど、とても平易になっているので小学生でも本を読む子なら簡単に読めると思う。

    とても読みやすくわかりやすくなっているので、何が起こってるのかわからない、ということにはならないと思うけど、感情面の書き込みがほぼないのでそこに重きをおく人や、文章ならではの新情報を期待している人は肩透かしを食らう可能性がある。
    (よく考えればあのボリュームでそれをやろうとしたらこのページ数に収まるはずがなかった)
    後半の戦闘シーンの加筆部分は好きです。特に鶯丸。

    しかし、これだけ読むと、三日月宗近の行動理念や感情がよくわからないんだよなあ…文章であの繊細な表情や声色の演技を表現するのは難しい。

  • 戦闘シーンはスタイリッシュに、それぞれの見せ場が描写されながらも全体としてはテンポよく進み読みやすかった。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

長野県生まれ。歴史博物館にて、遺跡の発掘や歴史・民俗資料の調査研究にたずさわったのち、2003年作家デビュー。著書に「あさきゆめみし(全5巻)」(大和和紀・原作)、『平家物語 夢を追う者』『竹取物語 蒼き月のかぐや姫』『枕草子 清少納言のかがやいた日々』『南総里見八犬伝(全3巻)』『真田十勇士』(いずれも講談社青い鳥文庫)、『小説 ちはやふる中学生編』(講談社)ほか多数。日本児童文学者協会、日本民話の会に所属。

「2022年 『×××HOLiC  映画ノベライズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

時海結以の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×