シンデレラ城の殺人

  • 小学館 (2021年7月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784093866187

作品紹介・あらすじ

童話×ミステリ!容疑者は、シンデレラ!?

幼い頃に父親を亡くし、継母や義理の姉たちとともに暮らすシンデレラ。

ある日、シンデレラは怪しい魔法使いに「ガラスの靴」を渡され、言葉巧みに王城で開かれる舞踏会へと誘われる。

お城に到着するやいなや、美しいシンデレラはさっそく王子様の目にとまる。「ガラスの靴では踊りにくかろう」と王子様から靴を借り、シンデレラは王子様とダンスを踊る。

ダンスが終わり、ガラスの靴を返してもらうため王子様の私室へと赴くシンデレラ。

しかし、いくら待てども王子様が姿を見せない。心配になったシンデレラが部屋の奥へと顔を出すと、先ほどまで生きていたはずの王子様が死体となって横たわっていた。

そして、入れ違いで部屋にやってきた兵士によって、シンデレラは王子様殺しの現行犯として捕まってしまい――。

前代未聞の王子様殺し。その容疑者は、シンデレラ!?

自身の無実を証明するため、シンデレラが真犯人に“推理”で挑む。魔法と謎が共鳴する、超本格ファンタジーミステリ!

感想・レビュー・書評

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  • シンデレラは王子殺しの現行犯として捕まってしまい、無実を晴らすために探偵となるファンタジーミステリー。
    屁理屈でかわしていくシンデレラ。神経の図太さが笑いを誘った。魔法使いが出てきたりと、ファンタジー要素が強い。少しストーリーのテンポが遅く、後半疲れてしまった。北泉回収が散らばっていて楽しめた。

  • シンデレラの物語と導入は一緒だが、
    シンデレラが舞踏会で王子殺しの犯人にされ、裁判にかけられる。
    丁々発止のやり取りで、捜査して真犯人を見つけるという、ギリギリの綱渡。

    シンデレラの癖のある言い回しや言葉巧みな世界観。
    悲劇よりもはや喜劇というくらいアップテンポのストーリーが面白かった。
    しかしながら、途中から推理を理解するのに疲れてきてしまい、完全なる受け身で読了。
    キャラは素晴らしいと思う。

  • シンデレラが舞踏会に行き、王子に呼ばれ部屋の前で待っている間に王子が殺害され、そのまま容疑者になってしまい、法廷で論理的な屁理屈で無実を訴えていくストーリー。
    話のテンポがよく、クセのある登場人物だらけで読んでて楽しい、一気読み。
    伏線だらけ、かつ、うまくつながってて、ちょっとこんな展開になるとは油断してた。
    177冊目読了。

  • 魔法使いにより、御城の舞踏会に送りこまれたシンデレラ。ダンスをするために借りた靴とガラスの靴を交換するために、王子と共に私室に行く。靴を取りに行った王子が戻ってこないため様子を見に行くと、死体があり、シンデレラは犯人として捕まってしまう。しかし、そこで大人しく諦めるようなしおらしいキャラではなかった……

    シンデレラがなかなかいい性格をしているので、追いつめられていても楽しく読めた。そして、ラストも徹底していて笑うしかない。

  • シンデレラの物語を下敷きにしたファンタジーミステリ。
    舞踏会に行ったシンデレラがなんと王子殺しの容疑者に。すぐに開かれた裁判で処刑が確定と思われたが、彼女はなんとか無実を証明しようと推理する。魔法がとける夜中の12時になる前に、果たして事件は解決するのか。
    魔法の存在する世界での犯罪だが真相追及は論理的。打たれ強いシンデレラの屁理屈が小気味良い。実は義家族とけっこう仲良しなのも笑えた。

  • おすすめ度 ★★☆☆☆
    どんでん返し度 ★★☆☆☆

    トリックとストーリー構成はおもしろくない。
    なんじゃそりゃ、、っていうオチで
    バカバカしくてわらえるって感じ。
    シンデレラとはかけ離れたストーリーで
    なかなか入り込めなかった。
    ただ、、読みやすかった

  •  やたらロジック(屁理屈)に強いシンデレラが主人公のリーガルミステリー。下地はシンデレラだけど継母や義妹達との関係がそこまで悪くなかったり(なんなら仲が良いのでは?)、シンデレラが王子殺害の容疑者として法廷に連れていかれるといった、ディズニーと全然違う設定で展開される物語と魔法が存在する世界でのミステリー、そしてその解決編が面白かった。それにしてもこのシンデレラ、強心臓が過ぎる…ちょっと系統は違うけど海外ミステリーの「ユダの窓」が思い浮かんだ。

  • 屁理屈で肝が座ったシンデレラのキャラが好き。
    姉とのやりとりが面白い。

  • ガラスの靴と午前零時のタイムリミットは同じでも、子供の頃に読んだシンデレラとは、良い意味で全く異なったストーリー。
    シンデレラが良い性格をしていて、命の懸かった裁判の中でも、そんなツッコミができるのかと大いに笑わせてもらいました。
    一方、ミステリーの部分としては容疑者が二転三転し、手に汗握る攻防が繰り広げられて、一気に読み終えました。

  • いやぁ〜面白かった!
    久しぶりに一気読み(笑)

  • 舞踏会の夜に殺害された王子、凶器はガラスの靴、そして現行犯逮捕された容疑者はシンデレラ、というミステリ。
    このシンデレラ、あまりに打たれ強すぎます。そもそも序盤から意地悪(……さほどそうでもないかも?)な継母や姉たちを手玉に取り、まったくもって不幸そうじゃないしむしろ楽しそう。舞踏会にもこれっぽちもわくわくしてないよねえ。一癖も二癖もありすぎます。
    そして急遽開かれた臨時法廷にて自らの容疑を晴らすため、知略を巡らせ丁々発止の議論を繰り広げるシーンにははらはらさせられながらも、実に痛快。実は仲の良さそうな姉との掛け合いも楽しいし、次々と怪しい人物が登場して、それらの証言を論破しやりこめていくさまには読む手が止まりませんでした。あーほんっと楽しい。
    でも楽しいばかりじゃなく、ミステリとしての謎解きも見事。魔法の存在をミステリ的観点からいかにクリアするか、という部分もきちんと処理されているし。ラストで明かされるとある真相に関しても、よくよく読んでみれば最初からいろいろと伏線があったじゃないの……! ってのに絶句させられました。

  • 舞踏会中に殺害された王子様の第一発見者「シンデレラ」
    現行犯逮捕され、翌朝処刑?!絶体絶命の大ピンチ!
    無実を立証し真犯人を探す童話パロディ、法廷ミステリー

    人生楽しんでる毒舌シンデレラに気分爽快、軽快にすすむ推理が楽しい作品です

  • 何もかもが荒唐無稽で笑えておもしろかった。
    ミステリとしては本格的とは言えないけど、一定のフェアが保たれている。ほぼ全編、裁判劇といった趣で、何時間かで王家の秘事がすべて暴かれるのはどうなのよ、とは思うが、まあ、そこは元ネタがシンデレラだからケツカッチンということで(笑)
    ネズミさんの正体には気づいたけど、シンデレラの正体がよかった!ちゃんと最初の魔法のときから伏線張られてたのね~。

    有名なおとぎ話をこれだけ派手に編み直したのがすごい。これ、いろんなおとぎ話で続けてほしいな~。

  • ここ数年見かける、童話や昔話をモチーフにした作品で、「シンデレラ」の設定を使いながらも、内容はガチガチの本格物。

    舞踏会で起きた殺人事件とその顛末を、一晩(シンデレラの魔法が切れる24時まで)で描き切る話の構成が見事で、限られた時間で様々な登場人物を登場させ、緻密な構成から話が二転三転する。

    そして何より魅力的なのはシンデレラをはじめとするキャラ。今風なキャラを持ち込み全体的にユーモラスな会話が笑いを誘う。
    本格とユーモアのバランスがよく、作者の文章の巧みさを堪能できた。

  • 文章はけっこうライトでコメディ感もあり、推理ターンでは本格的な推理戦が繰り広げられるので少しギャップはあるが内容は面白かった。魔法も関わってくる特殊設定ミステリー。
    最後の最後でシンデレラが実は男だったというオチは想像できなかったので笑った。でも確かにライラお姉様を執拗に可愛い可愛い言ってたり、貧乳を全く気にしてなかったり伏線はあったんだなと。ライラお姉様がひたすら可愛かったです。普通に継母たちと仲良くて図太いシンデレラ良い。あとルーナちゃんが幸せに暮らせそうでよかったなという気持ちです。にっこり。

  • 気負うことなくサラリと読める、シンデレラをモチーフにしたミステリ。

    元の話とは違い、シンデレラは義姉らとそう悪くない関係を築きつつも魔法使いに半ば無理やり魔法をかけられて城に送り込まれる。魔法が解ける前に城を去ろうとするも、第一王子が殺される事件が起き、シンデレラは容疑者として簡易法廷に立つこととなるが、その弁舌で真実に近づいていく。

    なろう系とかラノベとかを読んでる感覚。

  • お城で起こった王子殺人事件・容疑者はシンデレラ!?
    飄々とした態度のシンデレラが自分にかけられた容疑を屁理屈こねて晴らしていく話。
    真相がわかった状態で進むのではなく、
    その都度疑問点や違和感などについて一つ一つ解決していく。

    物語自体もハイスピードで進むので読みやすい。

    シンデレラという世界観や設定もあるが人物性は全く違う。

    諦めない気持ち大事。

  • 誰もが知っているシンデレラをモチーフにしたミステリー。
    王子様がガラスの靴で殺害され、シンデレラが犯人として裁判に掛けられるというありそうで無かったストーリーが興味深く、とてもすらすら読めた。
    シンデレラ自身のキャラもスゴく良くて、実にイイ性格をしていて面白い。それでいて大衆の面前ではちゃんとマナーも弁えているのが良かった。
    割と早い段階で王子が実はネズミだったのでは?と気付いてしまったので、事件の概要はだいたい読めたけど、王子が実は王女でルーナ様だったのは予想外。あとクロノア様がシンデレラに好意を抱いたのは分かったけど、まさかラストに大どんでん返しのオチが待ってるとは思ってなかったのでびっくりした。

  • シンデレラならこうだろうという思い込みを裏切りまくって面白かった。

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著者プロフィール

【紺野天龍(こんの・てんりゅう)】
第23回電撃小説大賞に応募した「ウィアドの戦術師」を改題した『ゼロの戦術師』で2018年にデビュー。他の著作に新機軸特殊設定ミステリとして話題となった『錬金術師の密室』『錬金術師の消失』、『シンデレラ城の殺人』などがある。新時代本格ミステリの書き手として期待される新鋭。
本書は、2012年にメフィスト賞座談会に掲載された『朝凪水素最後の事件』、第29回鮎川哲也賞最終候補となった同名作品をプロトタイプに全面的に改稿した作品。

「2022年 『神薙虚無最後の事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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