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Amazon.co.jp ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784093866682
作品紹介・あらすじ
あなたの、ささやかな生には意味がある。
毎日こつこつと働き、余暇には本を読み、紅茶を淹れて音楽を聴く。つつましく生きてきた律子に人生の終盤、ある奇跡が訪れる。
<彼女は善い魔法使いとなり、出会ったひとびとを救い、幸福にするための力を手に入れるのですが、それは世界の片隅で起きるひそかな物語、ほんとうに小さな魔法です。地球を救ったり、闇の力と戦ったり、そういう壮大な物語ではありません。時の狭間の中で忘れられてゆくような、忘れられてきたような、小さな祈りや命をひとつひとつ大切にすくい上げてゆく、そんな物語です>――著者あとがきより
人ならぬ身となり、黒猫メロディとともに空飛ぶ車に乗った律子は、旅先でいろんなひとや妖怪と出会ったり、時にはカフェを開いてお客様に料理やお茶をふるまったり…。2017年本屋大賞ノミネート作品『桜風堂ものがたり』や2018年同賞ノミネート作品『百貨の魔法』、そして「コンビニたそがれ堂」シリーズなど、ファンタジー小説の名手が贈る、ささやかな、小さな魔法の物語。
【編集担当からのおすすめ情報】
『レミーさんのひきだし』『王さまのお菓子』の人気イラストレーター・くらはしれいさんによる装画・挿絵も10点超掲載されています。作家×イラストレーターの豪華コラボを、どうぞお楽しみください。
みんなの感想まとめ
小さな魔法と優しさが織りなす物語で、主人公の律子が人生の終盤に出会った奇跡が描かれています。彼女は黒猫メロディと共に旅をしながら、魔法の力で出会った人々の幸せを願う善い魔法使いとなります。物語は、ささ...
感想・レビュー・書評
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ファンタジー作品です。
序章のみネタバレ含みますのでこれから読まれる方はお気をつけください。
主人公の律子は五十代。
ミュージカルスターだった父と医師だった母は既に亡くなっています。
ある日偏頭痛が酷く会社勤めを終えて帰る途中で黒い仔猫を拾い病院に連れていき、その後独り暮らしの自宅に帰ります。
その猫は以前に律子が飼っていた黒猫メロディの生まれ変わりでした。
そして律子は占い師にもらった猫の魔神のランプの魔神に「あなたの命は今夜まで。今日であなたの人生は終わるということが決まっている」といわれますが、メロディが助けてくれて、律子は人間としての生は終えますが、魔法使いとして生きることになります。
律子は幻の猫たち(今まで飼っていて亡くなってしまった猫)と植物たちの魂を連れて、キッチンのついた空飛ぶ車に乗って旅に出ます。
そこで、「不思議な旅するカフェNEKOMIMI」を開店します。
思いがけず手にした 少しだけもの悲しい 長い休暇
永遠の春休み 時の旅人
律子がキーマン紅茶のミルクティを淹れる描写が湯気をたてている紅茶の赤い葉っぱがみえるようで、美味しそうで思わず、キーマンがたまたまあったのでミルクティ淹れて飲みました。
NEKOMIMIのお花見弁当も凄く美味しそうで食べたくなっちゃいました。
律子の素性を考えると楽しいばかりではなく哀愁もあるお話ですが、でも、人を幸せにしてくれる大人のための童話ともいえるとてもいいお話だと思いました。
イラストもとても素敵でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主人公は律子、50歳代まで地味に生きながらも弱っている猫を見つけると放っておけない優しさの持ち主…近所から譲り受けた植物やゆかりの品など彼女の家には多くあった。ある日再び弱っていた猫と帰宅した律子は、耐えがたい頭痛に襲われ以前譲り受けた魔法のランプに願いを託す…。魔法のランプから猫の魔神が現れ、律子を「善い魔法使い」に変え、飼い猫のメロディと猫の魔神と共に旅を続けながら、出逢う人達の幸せを願うストーリー。
絵本のような、ストーリーでしたね!だけど、優しくあったかい気持ちだけじゃなく過去にあったこと、今起きていることにも目を反らすことなく訴えてくるような…そんな印象を持ちました。ささやかだけど、あったかい魔法にちょっぴり癒やされました…。 -
☆4
ほっこり温かい気持ちになれる優しい物語でした。
村山早紀さんの作品を読む度に思うのですが、本作もとても綺麗な(キラキラ輝く宝石のような)文章に魅了されました。
魔法のランプの魔神の力で魔法使いになった律子さんが、黒猫のメロディとともに、空飛ぶ青い車に乗って気ままに旅をしながら、旅先で出会った人々に魔法の力で幸せな気持ちになってもらおうという素敵なお話です❁⃘*.゚
本作を読了後、今まで幸せな出来事があった時、もしかしたら近くに魔法使いがいて、実は魔法をかけてくれていたんじゃないかなぁとか、黄昏時に空を見上げたら、魔法使いが空を飛んでいたりするかもしれないなぁと思ったりしてしまいました。
これからも永い旅を続ける律子さんとメロディたちにまた会いたいので、続編を期待したいと思います(*´˘`*)
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優しい優しい、猫のファンタジー。童話を読んでいるようでした。
ただ私には少々甘すぎて、とても眠かったです。 -
すっごいファンタジーな1冊。
実はゴテゴテのファンタジーはちょっと苦手で…
でもこちらの1冊は、こんな世界であったらいいな
って思えるほっこり話が詰まってる。
優しい気持ちになれる1冊。
どんな人生を送りたいのか。
いつでもどこでもやろうと思えばできる!
もっと前向きに生きたかったとか、色んな人と接したかったとか、可愛い服たくさん着たかったとか…
私も悔いのないような生き方をしたいなあ
そして主人公の律子のような存在になってみたい! -
優しいファンタジーの世界でした。しばらくミステリーなどを読んでいたので、心が浄化される気がしました。
毎日真面目に働き、余暇に紅茶を入れて読書や音楽を聴き、謙虚に生きてきた律子は50代半ばで死ぬことになるのですが、奇跡が起きて、前に飼っていた猫のメロディや他の猫たちと、空飛ぶ車であちこちに旅行しながら、そこで出逢う、少し人生に迷っているような人達を美味しいご飯やお茶で、幸せにして行くお話です。 -
村山早紀の風の丘通信
http://kazahaya.milkcafe.to
Kurahashirei – Hakoniwa
https://kurahashirei.com
不思議カフェ NEKOMIMI | 書籍 | 小学館
https://www.shogakukan.co.jp/books/09386668 -
村山さんの本も新しい物語が出ている!ささやかな、小さな魔法の物語だって。ブクログで知った。
ファンタジーだった。(いや、村山作品なのだから珍しくはないけれど。)ささやかにつつましく生きてきた主人公が命の終わりとともに魔法を享受するお話。世界を変えるような大きな力でなくて、人間だった主人公と同じようなささやかな幸せ。いいな、こういうの。
ただ、自分にとっては「死なない」というのもある意味、恐怖。 -
思っていたよりファンタジー色が強かった。
魔法使いになった律子さんが使う魔法は、ごく小さなものだけど、出会った人々が一生忘れることがないであろう、優しさに溢れたもの。
どの章もほっこりした気持ちで読んだ。
でも、周りの人がどんどんこの世を去るのに、自分一人が存在し続けるなんて、私はとても絶えられそうにない。
魔女になるのは無理そう。 -
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日々を慎ましく生きているだけの律子さんなのに、なぜこんなにも不幸が続くのかと序盤は涙が止まらなかった。 突然死してしまった後も他人の幸せを願う優しい人だからランプの魔人?猫?は人ならざる命と魔法を与えて空飛ぶ車で旅をする機会をくれたのかなと思った。物語のように現実世界にも優しい魔法と魔法使いがいたらいいのにな。
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不思議カフェNEKOMIMIをいつか訪ねてみたい(=^×^=)「記憶は残る」という意味がしみじみわかる(´ω` )
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人間界では律子さんは孤独に見えるかもしれない、でも、ちゃんと奇跡で包んでくれる未来があった。しかも、これからはいろいろな人々の夢の中で奇跡を起こす側になったんだな。こういうファンタジー、ものすごく好き。特に花のもとにて、のお話が良かった。こんな世界が本当にあって、あれ?不思議だなって事が起こるといいなぁ。
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律子は猫の魔神によって人の生を終えたあと、魔法使いになる。
世話していた猫たち、植物たちの魂と共に青いキャンピングカーで旅をする不思議カフNEKOMIMIを営む。
あやかしたちの健気さに胸を打たれる短編集。 -
ファンタジーだった。
ほっこりする。
ありがとう。 -
挫折しました。この手のファンタジーは苦手。
絵本は大好きなのに。
最後迄 読めば感想も変わったのかもしれないけど 第1章でもうダメでした。 -
大好きな村山さんの待望の新作。
猫+魔女(魔法使い)+魔法という村山作品には欠かせない要素が一体となり、そこにペーソスと優しさをプラスしたなんとも素敵な作品だった。カバーデザインもイラストも素晴らしかった。
ただ、序章を読むのはつらかった。もちろん、この章がなければ後の章に繋がらないから、絶対に必要なことはわかっている。それでも、「なぜ?」と問わずにいられない。後の章にはもっと悲しい話もある。
あとがきにもあるが、そうした理不尽さがあふれた現在に、ほっと息を吐ける作品となっていた。
刊行日 2023/01/25、NetGalleyにて読了。 -
中1 長男
空飛ぶ車がうらやましいなぁ。
妖怪やお化けはいるのかなぁ。
人の心の温かみを感じる良い本だと思います。 -
優しい物語。
化け狸さん、自分で化け狸って言っちゃうのね。
あとがきもまた優しくてほっこり。
削られた文章も読んでみたかったな。
時の狭間の中で忘れられてゆくような、
忘れられてきたような、
小さな祈りや命をひとつひとつ大切に掬い上げてゆく、そんな物語です。
ささやかな、小さな魔法の物語。
あとがきより。
素敵な優しい時間でした。
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