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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784093867054
作品紹介・あらすじ
警察×民事訴訟、小説界に新ジャンル誕生!
この新人がデビューしたら、私の立場が危なくなるんじゃないか、と思うくらい評価した。
ーー今野敏氏
〈訟務係〉という着眼点は、埋もれさせるにはあまりに惜しい。
ーー月村了衛氏
本作を嚆矢として〈訟務係モノ〉とでもいった新ジャンルが切り拓かれていくことを願っている。
ーー長岡弘樹氏
嘘すら駆使して、正義を貫く。
警察×民事訴訟 警察小説界に新たなジャンルが誕生!
選考委員驚愕の第二回警察小説新人賞受賞作。
「俺たちは、警察官ひとりを護るのと同時に、警察組織を、ひいては国民を護っているんです」
バイクの自損事故現場で轢き逃げに遭った新人警察官の桐嶋千隼。病院で目を覚ますと、バイクの少年は死亡していた上、桐嶋はその責任を巡る訴訟を起こされてしまった。途方に暮れる桐嶋を訪れたのは、「県警の守護神」と呼ばれる弁護士資格を持つ異例の警察官・荒城。真実よりも勝利を求める強引なやり方に反発しつつも、訴訟に巻き込まれていく桐嶋だが、調査を進めるうち、訴訟は同日に起きた女性警察官発砲事案にも繋がっていきーー。
【編集担当からのおすすめ情報】
「この著者、一体何者?」と選考会を沸かせた第二回警察小説新人賞受賞作がついに刊行!
これまで様々な題材で親しまれてきた警察小説というジャンルですが、警察官が訴えられた際に登場する「訟務係」を主役に据えた作品は無かったのではないでしょうか。
民事訴訟を通しそれぞれの警察官の正義を描く、今までにない警察×リーガルミステリの誕生をぜひ見届けてください。
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
警察官が民事訴訟に巻き込まれ、真実よりも勝利を求める姿を描いた本作は、警察小説の新たな側面を切り開く作品です。主人公の新人警察官が、訟務係として活躍する異例の弁護士資格を持つ先輩と共に、訴訟の真相を探...
感想・レビュー・書評
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読書備忘録854号。
★★★★★。
面白かったです!
小学館がやっている警察小説新人賞の第二回大賞作品とのことです。
選考委員がまた良いんです。今野敏さん、相場英雄さん、月村了衛さん、長岡弘樹さん、東山彰良さん!
デビュー作なので登場人物への命の吹き込み方や、物語の終わらせ方などは粗削りな面もありますが、訟務という部門をテーマにした警察小説ってなかったので斬新でした。
そして、この物語は警務部監察課訟務係の署員でありながら弁護士資格を持つ巡査長を設定することでエンターテイメント感を出している。
ネタバレしてしまうと面白さ激減になるストーリーなので、今回は(も)粗筋備忘録は一切割愛。
ただ、刑事訴訟と民事訴訟が絡まりあうのでネタ構造が複雑。この複雑さにイライラすると一気に読む気を無くす方もいると思う。
物語の構造だけちょっと触れとく。
訟務係は警察が民事で訴えられた時に警察を守る組織。
そして訟務係には「県警の守護神」と呼ばれる弁護士資格を持つ負けなしの巡査長荒城が居た。
主人公は交番勤務の新人警察官桐島千隼。
クリスマスの夜、暴走行為をするバイクの少年を追っている時、バイクは自損事故を起こす。
少年の救助の為道路に飛び出した千隼は後ろから来た車に撥ねられ重体に。
病院で起きた時、事実とは全く異なる報告書が上がっていた。
そして、少年の母から千隼に対する民事訴訟を起こされてしまった。原告弁護士は警察を目の敵にしている丸山京子弁護士。
受けて立つのは荒城。
そして、千隼は荒城から事実とは異なるストーリーを見せられ、このストーリーで記憶を上書きしろと命ぜられる。
なにより、正しく正義を貫くことを是として警察官になった千隼としては受け入れがたい要求だった。
しかし、そこには千隼の想像を超えた「嘘すら駆使して、正義を貫き、警察、ひいては国民を守る」という大義があった!
この千隼の事件が第一部。いわば前振りで登場人物紹介編です。本題は第二部。千隼が訟務係に転属となり、荒城が上司となってからのお話。
この話がメインで、第一部の事件も含めての真相と、訴訟をどのように切り抜けていくかの腹黒い駆け引きの話。こちらはネタバレ防止のために一切の備忘録は割愛!
一応作者が盛り込んだテーマを備忘として。
簡単に拳銃を使えない日本警察の足枷が事件の背景。
拳銃を抜けなかったが為に殉職する事件。一般市民に害が及んでしまった事件。逆に抜いたら世間からバッシングされる現実。拳銃利用の推進派、否定派。それぞれのエゴによるでっち上げ事件。
うん、この辺でやめておこう!
しかしこの作品。評価が低い。ちょっと悲しい。
もっと応援してあげよう!
はぁ。4冊溜まっていた備忘録をやっとリリースした。8月の読書は終わり!
あとは、この週末どうやって神戸から東京に戻るか・・・。新幹線はリスクあり。神戸から羽田に飛ぶか! -
警察小説新人賞と言う事で手にした。巻末の審査員書評の指摘通り、人物造形が稚拙でとても薄っぺらい。警察官と言うより人間としても幼稚で、こんなお巡りさんはイヤだ!と思わせてくれる説得力がある。唯一、訟務係と言う耳慣れない部署を知れたのは良かった。
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読み始めてびっくりなななんだこれは?思わず声を出してしまった!警察の人がこんなでっち上げや例え民事と言え偽証などしないしさせない!ああそうかこれは架空の警察の話だ!と思ったら俄然面白くなって後は一気読みだった。最後はああ面白かった!となった。
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「第二回警察小説新人賞」受賞作品。
横山秀夫の『陰の季節』では、警務部警務課調査官・二渡が組織を円滑に回すために暗躍していたが、同じ警務課にこういう係があることを初めて知った。
「警察は訴訟に負けてはいけない。敗訴事例は現場を萎縮させる。理不尽な訴訟に巻き込まれた警察官を護ること、すなわちそれは国民を護ることなんだ」
大義のためには手段を選ばず、なんでも利用。必要とあらば、”事実”を創作し、証拠さえもでっちあげる…刑事裁判モノしか読んだことがない自分には、目から鱗というか、民事裁判ってそう言うのでいいの?!と、唖然。それはともかくも、荒木の掲げる大義は深く得心のゆくものであるし、双方が確固たる信念のもと、先の先を見越して布石をうち、お互いの思惑を読み駆け引きする様は非常にスリリング。事件の裏に思いも寄らない真実も隠れていて、まさに警察小説と呼ぶにふさわしい内容だった。
『県警の守護神』というタイトルの割に、新人の女性警察官が話の中心に据えられていて、ちぐはぐな印象を受けたが、元々のタイトルは『県警訟務係の新人』だったようで、納得。『能面検事』の事務官然り、こういうヒロイン、警察小説や法廷モノの重厚さを台無しにするから、本当、いらない。次回はぜひとも、荒木が裁判官から警察官に転身し、県警の守護神と呼ばれるに至るまでの活躍ぶりを『県警の守護神ーエピソード0』として出してほしい。 -
主人公の桐嶋千隼が苛々するほど間抜けなキャラクターで、警察官である条件をクリアしてない稚拙な考え方や態度に魅力が無い。
わざと回りくどい意外な結末の為に、無理な展開が読者を置き去りにしてゆく。
本の装丁は立派な警察小説だが、中身は薄かった。 -
本書の末尾に「第二回 警察小説新人賞選評」が掲載されています。
物語を読んでいく途中で感じた違和感の正体を、選考委員の方々がズバッと指摘されていて流石だなと思いました。
作品は警察小説ながら訟務係を題材にし、事実の追求よりも裁判で勝つことを目的としています。
どんな手段を使ってでも裁判に勝つ。訴えられた警察官を護る。ひいては国民を護ることに繋がる。
裁判に勝つためにそこまでするのかと、やや現実離れを感じるところがあり、そこは小説だからと割り切りましたがあまりにも読者が持ってるイメージとかけ離れすぎると作者の1人歩きになってしまう。
さじ加減が難しいですよね。
粗削りな部分もありますが、作者の今後の作品が楽しみであることは間違いありません。 -
新人作家さんの2回目挑戦作とは思えない展開も速さも上手く面白かったよ。選考の先生方が言っている「プロットの破綻」ってどこなのか素人には分かりませんでしたよ。マンガ的って言う批評は腑に落ちましたが。ぜひ次回続編も早めに出してください。期待してます。
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警察小説大賞が警察小説新人賞に名前を変えての第2回受賞作。選考委員のひとりである月村了衛氏の講評が一番的を射ているように感じた。大胆なプロットは荒唐無稽さと表裏一体だし、会話も裁判進行も軽くて重厚さがないし、主人公の造形が稚拙で魅力が台無し(元ガールズ競輪の猛者という女性警察官のアウトラインは非常に面白いのに勿体ない)、という負の要素だらけなのに、「監察訟務係モノ」という新たなジャンルを生み出した功績だけでも大賞は当然と思える。何より力のある文章をグイグイ書ける作家さんなので、上記のような欠点はすぐに改善されると思われる。新人離れした警察小説の書き手の登場は喜ばしく、過去受賞者の直島翔氏とともに今後がとても楽しみ。。
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警察官を護るためには偽証してもいいと思う正義と嘘はつきたくない正義、そして警察の隠蔽に対して勝つためのあらゆる方法を駆使して訴訟に反感を抱いて突っ走る姿にハラハラとイライラしながら一気読み。新人作家が書いたとは思えない読み応えにシリーズにして欲しい気もするがこれで終わって欲しい気もする複雑な気分で読了。
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警察の訴訟対応の話は読んだことなくて面白かったが、守護神のキャラが好きになれない。ポリシーはわかるが悪いことは認めてほしい。
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久々にのめり込んで夢中になる本だった。ストーリーとしてはありえないのかもしれないが、でもあり得るのかもしれないとも思いながら、主人公のキャラクターの好意的で一気に読み切った。
何でもストレートではいかない世の中だが、警察官僚の中の駆け引きなど、実際はわからないがあってもおかしくないなとも思った。 -
訟務課って架空かと思ったけどあるんだな・・・?
デビュー作ということでやや読みにくさはある。
最後に載ってる講評が面白い。 -
先の評価にもあったが主人公がアホすぎて感情移入できなかった。
また探偵役の警察官弁護士も成り立ちの説得力に今一つ欠けるものがあって乗り切れず、作中の動向に関しても説明不足が気になった。しかし、同じ事件を角度を変えて見直す構成や監察課に訴訟担当部署を設定して主役とする視点はこれまで見たことがなかったので新鮮だった。主人公を別に設定した続編を期待します。 -
訴訟を起こされた警官を守る「警務部監察課訟務係」の話。こういう部署、切り口があったとは!と新しい警察小説のようで新鮮で読んでいて勉強になる。ダークヒーローかのような荒城と真っ直ぐな千隼の両方に感情移入してハラハラしたり憤ったりとどんどん入り込む。
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面白いストーリーだと思いましたが、巻末の書評にもあった通り、登場人物に感情移入が出来ませんでした。特に主人公の正義感が強いのはいいけど、後先考えない行動には、フィクションながらイライラし通しでした。
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珍しい部署の話で目新しかったが、登場人物に共感出来ず、あまり楽しめなかった。
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訟務係があるのは初めて知った。荒城さんの強引な対応はフィクションだと信じたい。
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訟務係という目のつけ所はいいと思ったけど、キャラクターに好感を持てなかった。千隼にも荒城にもイラついた。
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感想 :

新幹線と同じ値段であれば、飛行機もいいですよねo(^▽^)o払い戻しもできるのであれば...
新幹線と同じ値段であれば、飛行機もいいですよねo(^▽^)o払い戻しもできるのであれば、安心ですね♪お気をつけて!
たくさんレビュー書いてるー!
あとでゆっくり伺います´▽`)ノ
たくさんレビュー書いてるー!
あとでゆっくり伺います´▽`)ノ
4冊溜めちゃったんです!
後から書くのしんどかった!
4冊溜めちゃったんです!
後から書くのしんどかった!