どうせ世界は終わるけど

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  • 小学館 (2025年5月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784093867542

作品紹介・あらすじ

人類はゆるりと滅亡に向かう?

人類滅亡の危機がやってくる――ただし百年後に。世界を駆け巡った衝撃ニュースだったが、「終末」を意識させるには、小惑星衝突までの猶予が長かった。人々のささやかな勇気が少しずつ重なり合い、世界に希望をともしていく奇跡の連作短編集!

――これを機に、人類は捨てたりしないのかな。
――なにを?
――種の存続っていう根源的な本能を。

ベストセラー『#真相をお話しします』著者にして、ミステリ界のエースがどうしても描きたかった、未来なき世界で“希望”を編む人々の物語。

【編集担当からのおすすめ情報】
日々流れる重大ニュースに、心が動かなくなったあなた。薄々気づいているのでしょう。この国は、いやこの星はけっこうヤバいってことに。温暖化にウイルス禍、差別と分断、そして戦争。すべてが対岸ではなく、地続きの世界で起こっていることをさすがに実感せざるをえません。でも、こうも思っているのではないですか。気づかないふりをしていれば、われわれ世代は逃げ切れる、と。
結城真一郎は、そんなあなたを見逃しません。
人類滅亡のトリガーをひく小惑星、その名はホープ。地球との衝突は、およそ100年後とされています。遠いけれど、遠すぎるわけではない未来。あなたならどうしますか?

みんなの感想まとめ

人類滅亡の危機をテーマにしたこの作品は、100年後に迫る小惑星衝突を背景に、希望を見出そうとする人々の物語です。連作短編集として構成され、各章で異なるキャラクターが描かれていますが、共通して人間関係や...

感想・レビュー・書評

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  • 先先々月あたりに読んだ凪良ゆうさんの『滅びの前のシャングリラ』に続いて、またしても隕石衝突系。シャングリラは1年後の滅亡。凄く唐突。で、本作は100年後と非常にゆったり。てか、みんな死んでる可能性高いっていう世界線でのお話。
    最終章を読み終えて、滅亡までの時間軸の捉え方がひっくり返った感じがしてちょっとうるっときてしまいました。ストーリーの構成も、作品全体の流れも私好みでした。ちょっと甘いかも知れませんが⭐︎4です。
    ここから先はネタバレになるかもなので、まだ読んでいない方がいらしたらお気をつけください。この作品の良さが失われる可能性があります笑












    どうせ世界は終わる…
    これに続く言葉が『から』なのか、それとも『けど』なのかでこの先の生き方は全く違ったものになる。これは今の自分自身の人生に置き換えても言えること。存在意義とか、生きた証とか、終わりを迎える世界を前にして無意味に思ってしまうかも知れないけれど、誰にも生き方を制限される筋合いはない。
    「好きなように生きちゃダメなの?」っていうこの一言に私は撃ち抜かれました。そう。みんな自由に生きればいいんだよ!

    • にゃごさんさん
      きたごやたろうさん
      いつもコメントありがとうございます!
      是非読んでみてください。万人の納得は得られないかも知れませんが、タイトル回収だけで...
      きたごやたろうさん
      いつもコメントありがとうございます!
      是非読んでみてください。万人の納得は得られないかも知れませんが、タイトル回収だけでも価値ありの作品ですよ。
      2025/07/12
    • きたごやたろうさん
      にゃごさん、さんへ

      はーい!
      もうタイトルでメロメロです笑!
      にゃごさん、さんへ

      はーい!
      もうタイトルでメロメロです笑!
      2025/07/12
    • きたごやたろうさん
      にゃごさん、さんへ

      「いいね」ありがとうございます。
      こちらの作品、オイラも読了しました!
      素敵な作品をアップしていただいて、ありがとうご...
      にゃごさん、さんへ

      「いいね」ありがとうございます。
      こちらの作品、オイラも読了しました!
      素敵な作品をアップしていただいて、ありがとうございました♪
      2025/09/02
  • 第一話 たとえ儚い希望でも
    女子高生の日向と希美。
    サッカー部副キャプテンの鏑木悠馬。

    第二話 ヒーローとやらになれるなら
    就活する大学生村井。

    第三話 友よ逃げるぞどこまでも
    刑期満了の一日前に脱走した受刑者。

    第四話 オトナと子供の真ん中で
    小学六年生で幼馴染の蹴斗と東京に家出する山路芽衣。

    第五話 極秘任務を遂げるべし
    離婚して会えなくなった娘のために宇宙飛行士になろうとする父親。

    第六話 どうせ世界は終わるけど
    不登校になった小学生の男子みっくんの義理の母親になった女性。


    直径22キロの小惑星が百年と93日後アメリカ大陸の西海岸付近に落下する世界の話です。
    時系列にしたがって小惑星ホープが落下するまでの年数が短くなっていく構成です。
    連作短篇集で登場人物がリンクして登場します。



    結城真一郎さんの作品は『名もなき星の哀歌』がとても面白かったのですが『難問の多い料理店』は私には読みづらく途中まで読んで図書館に返却してしまいました。
    この作品はとても読みやすかったのですが、何日も日をまたいで読んでいたので前の方のストーリーがわからなくなっているところがありました。


    ホープが地球に衝突しようがしまいが、人類はいずれ確実に滅びる、核戦争か環境汚染かはたまた太陽の爆発かー
    という一文がありますが私もそう思います。


    今年の夏のこの猛烈な猛暑の今は、地球温暖化が危ないような気がします。


    今、生きている人は寿命まで生きられますが、地球の未来を考えると未来に生きる人のことも考えないといけないのかと思いました。

    • まことさん
      まきさん♪
      山形が全国ニュースに出ていたのですね!
      山形は盆地なので、東北で一番暑いと思います。日本一の暑さになったこともあります。
      朝夕は...
      まきさん♪
      山形が全国ニュースに出ていたのですね!
      山形は盆地なので、東北で一番暑いと思います。日本一の暑さになったこともあります。
      朝夕は涼しくなることが多いのですが、今晩は熱帯夜になりそうです。
      2025/07/20
    • かなさん
      土瓶さん、♬イエーイ(*´∀`)人(´∀`*)ナカーマ♬
      ウチも窓全開、扇風機フル稼働ですっ!
      朝晩は幾分涼しくなるんで過ごしやすいです...
      土瓶さん、♬イエーイ(*´∀`)人(´∀`*)ナカーマ♬
      ウチも窓全開、扇風機フル稼働ですっ!
      朝晩は幾分涼しくなるんで過ごしやすいですけどね、
      山ですから^^;

      まことさん、山形って暑いんですよね!!
      冷やしラーメンがあるとか
      前にニュースで見たことがあります^^;
      今日も暑くなりそうなので、お互い気を付けて過ごしましょうね!
      2025/07/21
    • まことさん
      かなさん♪
      夕べうちのエアコンのリモコンの電池がなくなってしまったのですが、リモコンの電池の換え方がわからず…。電気屋さんきてくれるといい...
      かなさん♪
      夕べうちのエアコンのリモコンの電池がなくなってしまったのですが、リモコンの電池の換え方がわからず…。電気屋さんきてくれるといいのですが、今日休みだし、これから電話してみるけど…。
      山形の冷やしラーメンはおいしいですよ。
      生協さんで売っているので家でも作っています♪
      2025/07/21
  • 隕石が地球に衝突!? でも100年後の未来… ゆる~い世紀末の人間模様 #どうせ世界は終わるけど

    ■あらすじ
    人類滅亡級の隕石が地球に衝突してしまうことが判明! 大騒ぎになると思いきや、それは100年後の未来におこるため、日常生活はあんまり変わんない… ゆるーく世界滅亡に向かっていく世の中で、奇妙奇天烈な人間模様を描く。

    ■きっと読みたくなるレビュー
    結城真一郎先生がまたもやってくれました! 風変わりな設定のミステリーを書かせたらトップレベルですね。

    確かに100年後に地球が滅ぶって判明したら、どんな感じの社会になるんでしょうね。

    いま生活している我々にとっては、正直縁遠い未来のお話。どうでもよくないけど、喫緊の課題ではないんですよね。100年後の地球のことより、むしろ今月の支払い、今週やらなければいけない仕事、今日食べるご飯のほうが重要。

    政治家に対して、目の前の選挙のことばかり考えるな!未来の日本のための政治をしろ!と、文句を言いがち。こういう作品を読むと、自分の倫理観も怪しいもんだなーと思わずにはいられませんね。

    さて本作、こういったゆるーく世界滅亡に向かっていく世界での群像劇、連作短編集になっています。絶望の淵に近づくことによって、人それぞれの価値観が微妙に歪んでいくところに面白味がありますよ。

    ■各短編の簡単レビュー
    ○たとえ儚い希望でも
    女子高生たちの物語。ある日教科書に中に待ち合わせの怪文書が入っていた。友人はラブレターじゃない? と言うのだが…

    きゅんきゅんが止まらない、女子高生二人の気持ちが鈍痛のように伝わってくるエモい作品。

    ○ヒーローとやらになれるなら【おすすめ】
    就職活動中の青年、大学二留の上なんの強みもない彼。面接で高校時代の友人に出会って…

    青臭いお話なんだけど…めっちゃ好みなんだよな~、大好きです。自分も同じように悩んでたから、気持ちがよくわかる。根拠のない自信ってのは強みだから、胸を張って生きなよ!

    ○友よ逃げるぞどこまでも
    婚約者に振られ、逃げ出した主人公。無人島でひっそり暮らしていると、ある日見知らぬ男がやってくる。仕方なく一緒に過ごすも、脱走犯ではないかと疑問を持ち始め…

    先生の得意分野ですね、読み合い騙し合いが面白い作品。隕石が来なくとも、この社会課題は何とかしないといけないと思うわ。

    ○オトナと子供の真ん中で
    田舎の小学校での物語。サッカー選手を夢見る少年は、クラスメイトの女子から一緒に東京に家出をしようとお願いされ…

    優秀な人ほど陥りやすい疑問ですよね、この違和感を抱く感じ、すごくわかる。

    ○極秘任務を遂げるべく【おすすめ】
    パパと娘の物語、かつて仕事場でのトラブルから離婚に至った男性。小三の娘との月に一度のファミレスデート、娘にカッコつけるために自分は宇宙飛行士と偽る…

    今っぽいスマートな男より、泥水なめながらも必死に生きてる男のほうがカッコイイよね。きっと大した成果は出せないんだろうけど、私は好きです。

    ○どうせ世界は終わるけど
    小学校の先生、生徒の物語。友達同士が喧嘩をしてしまいトラブルに、理由は夢を語るというタブーを侵したためで…

    これまでのストーリーをまとめあげている最終話、世界滅亡に対して何を想うか。

    私が心理テストをやると、よく「ポジティブ」「楽天家」という結果が出るんですよね。あんまり深く考えないんです、アホだから。

    ただ世の中ってよくわからないルールや縛られることが多いから、自分自身で可能性を閉ざしちゃうって考え方は好きじゃないんです。100年後の未来も大事だけど、今の自分も解放させてあげましょう!

  • これまた以前、王様のブランチで紹介され、結城真一郎さんといえば『#真相をお話しします』が面白かったので期待。

    人類滅亡の危機がやってくる。直径二十二キロの小惑星が地球に衝突する。それも百年後に。世界を駆け巡った衝撃ニュースだったが、「終末」を思わせるには、小惑星衝突までの猶予が長かった。徐々に社会に厭世感が広まっていく中で、どこか希望を感じさせる6話からなる連作短編集。

    全体を通してそこはかとない虚無感が漂う中、人との関わりを通して希望を感じさせるような物語で、どの話も面白く読後感が良かった。

    特に第三話『友よ逃げるぞどこまでも』はミステリとしても面白く、しっかり驚かされた。

    後半の第四話から第六話は親子の話になっていて、子を持つ親の気持ちと子どもから見た親の描写にほっこりする。子どもは親をよく見ているもんだよね。そして、本質をついた子どもの発言にハッとさせられる。

    ルターの『たとえ明日、世界が滅亡しようとも今日私はリンゴの木を植える』という言葉にいろいろな解釈があるようだけど、希望のたどり着いた新説に共感。

  • この本は全六話で構成された連作短編集です。作者は最近、「#真相をお話します」で有名な結城真一郎さんです。この本は100年後に直径22キロの小惑星が地球に衝突するという世界線の話です。よくある滅亡ものか、、、ん?100年後?100年後といったら今生きている人はもうほとんど生きていない。でもそう遠くない未来に地球は滅びます。そして、人間は新しい命を育むのか、命のバトンをつなぐのかというところもポイントのひとつになってきます。
    この本を読んで地球はいつか絶対に滅びるけど滅びるのが確定したら人間はこんなにも変わってしまうのだと思って寂しくなりました。
    この本は堂々の星5です!

  • 100年後に世界滅亡すると言われたらあなたはどうしますか?
    「100年後」というのが、絶妙な設定で、自分が生きている間に地球が滅亡することはないけど、確実に人類が滅亡する未来が見えている。そんな世界で、あなたはどう生きますか?と問われている作品でした。

    連作短編で、色々な登場人物の視点で話が進みます。各章ごとに、時間も少しずつ経過していき(世界滅亡に近づいていき)、世の中も変化していく様が面白かったです。

    個人的には「友よ逃げるぞどこまでも」がお気に入りです

  • 百年と九十三日後に直径二十二キロの小惑星が地球に衝突し、人類が滅亡するかもしれない

    という状況の日本が舞台。
    百年後なので、今生きている人は、ほぼ生きてはいない。
    でも、二十年後、三十年後に生まれてくる子どもたちには、現実味がある。
    そんな日本の中で起きた六つの物語。 


    もし自分が同じ状況になったとしたら
    「どうせ世界は終わるけど」と言って下を向くのか
    「どうせ世界は終わるけど」と言って上を向くのか

    希望を持って、前を向いて進むことができる後者でありたいと思いました。


    また第六話で小学生が放つ言葉。
    「『どうせ世界は終わるから、好きに生きた方がいい』みたいなやつ。もし滅びないなら、好きなように生きちゃダメなの?てかさ、いずれ人類が滅びるのは、別に昔から同じだったよね?」
    ハッとさせられました。

    人はいつ死ぬかわかりません。
    明日事故に遭って死ぬかもしれないし、今日病気で突然亡くなるかもしれない。

    いつかやろう

    そういってやりたいことを後回しにした時、その「いつか」はいつくるのでしょうか?
    死が目の前にきた時に後悔しないように、やりたいと思ったことは、期限を決めて、きちんと行動に移さなければいけないと改めて思いました。

  • 苦手な短編集だが、意外と楽しめた。高校生ラブレター、教室で好きな子と目が合うと、ドキドキしていたことを思い出した。逃亡犯の話も良かった。

    もし100年後に隕石が落ちるとわかっていたら、、子供を持つか持たないかは考えると思う。太陽光パネルもEVも買わなかったかも。

  • 世界の終末をテーマにした短編集で、個人的には割と良くある設定かなと思ったりはしたのですが、話の内容がまとまってて割と好きなお話も多く、割と好みでした。

    本作は100年後に地球が滅亡することが決まった日本で過ごす、老若男女の物語。まぁ100年の余裕があることを考えると、それまでに生きていられない人も当然いるわけで、その点を言及しつつ物語を作っていたのはすごいなと思いました。

    まぁ個人的な感想なのですが、本作は滅亡する地球を救いにいくお話ではないので、「アルマゲドン」的な要素を期待するのであれば本作は向かないのかなと思います。

  • 人類滅亡の危機がやって来る!
    あなたならどーする!?

    ただし、約100年後に、、、




    100年後に人類滅亡クラスの隕石が地球に衝突するとわかっていたらどーします?

    ま、私なら何もしませんね
    今まで通りふつーうに生活をおくります
    だって、どっちみち100年後なんて生きていませんかw


    えぇーーーっ!?
    1Qさん冷たい!?って
    人類滅亡の危機なのに地球を救おうとはしないのか!?って

    そりゃ、まぁ、ブルース・ウィリスのように人類を救うため自ら犠牲となり、爆弾を起爆させて隕石を破壊したいという気持ちがないことはないですよ!
    (アイ・ドント・ウォント・トゥ・クローズ・マイ・アイズ〜♪
    アイ・ドント・ウォント・トゥ・フォール・アスリープ〜♪)

    だけど、実際問題無理です
    私は普通のサラリーマンですから
    ヒーローは他の人にお譲りします


    あ、ちなみにこの小説は隕石をバンって破壊して人類を救うような話とは違いますから
    じゃあ、どんな話なのかレビューを書けと?
    めんどくさいから書きませんよ

    どーせ100年後に人類は滅亡することだし、、、

    • 1Q84O1さん
      ですね
      休みながら読んでいきます(`・ω・´)ゞ
      ですね
      休みながら読んでいきます(`・ω・´)ゞ
      2025/08/07
    • かなさん
      凪良ゆうさんの「滅びのシャングリラ」は1ヶ月後だったから
      それまでに何をしとこうか、するべきか…
      考えさせられたけど、この作品は100年...
      凪良ゆうさんの「滅びのシャングリラ」は1ヶ月後だったから
      それまでに何をしとこうか、するべきか…
      考えさせられたけど、この作品は100年後??
      う〜ん、私も何もしないかも(;´∀`)
      2025/08/07
    • 1Q84O1さん
      かなさん

      1ヶ月後だったら考えるかもしれませんね…
      例えば、夫婦仲の改善とか…
      けど、100年後なら夫婦仲の改善も諦めます!
      かなさん

      1ヶ月後だったら考えるかもしれませんね…
      例えば、夫婦仲の改善とか…
      けど、100年後なら夫婦仲の改善も諦めます!
      2025/08/07
  • 百年後、地球に小惑星が衝突する。ゆっくりと迫り来る「終末」を前に海辺の片田舎の女子高校生、就活に励む男子大学生、世捨て人となった壮年期の男性、反抗期に突入した小学6年生、離婚し小学生の娘と月に1回しか会えない男性が織りなす連作短編集。

    結城さんの作品は3作目。今まではあんまり好みでなく、読まなきゃよかったくらいの気持ちだった。が、今作はびっくりするくらい刺さりまくり、あっという間に読了。

    「結城さん、こんな作品も書けたのか」と上から目線で申し訳ないが、それくらい良かった。

    百年後なんてもう自分はこの世にいないし、別に関係ないしと思いつつ、未来は存在しないのかとセンチメンタルになったり、ヤケクソになったり。

    ただ、それだけの話でなく、それぞれにどんでん返しがあり、「おっ!」となったり、最後の章ではそれぞれの章が繋がったりで、楽しませてもらった。

    同じ小惑星衝突ものの『滅びの前のシャングリラ』読んでないんだよな。読むべきだったな。時間があったら読みたいな。

  • 子供の時に「どうせ死ぬのに、なんで生まれてきたんだろう」と、ややこしいことを考えていたことがあった。その時の気持ちを久しぶりに思い出しながら読んだ。
    100年後に小惑星衝突で、人類滅亡。100年後っていうのがポイントなんだろうな。
    明日と言われたら、もうどうにでもなれって気持ちになりそう。でも、5年後と言われたら、やりたいことリストを作って貯金の計算して…となりそう。
    6つの短編が連作になっていて、リンクの仕方が好きだった。
    第6話「どうせ世界は終わるけど」のみっくんの言葉に、ただただ共感。今日も明日も自由に生きればいいよね。

  • 全六話中、第四話「オトナと子供の真ん中で」以外はいまひとつに感じていたのだが、書き下ろしの第六話でうまく他の章の話を著者が拾って繋げてくれたことにより、私の中でのそれらの章の評価が後から上がった。

    本書に出てくる
    『どうせ世界は終わるけど』
    「どうせ滅びるから」
    「どうせ滅びるのに」
    という言葉の後にどういうニュアンスの文章や感情や想いが続くのか、日本人ならこの微妙な日本語の違いが感覚的にわかるのだから、日本人もしくは日本語って繊細だなと思う。

    英語や他の言語でこの違いって表せるのかな?

  • 小惑星衝突による人類滅亡の日がわかっていたら人はどうなるのか、というおもしろいテーマで興味が持てた。
    何かを成し遂げても名を残すことはできないし、将来の夢をもつことや、子どもを産むことに意味があるのかなど、様々な疑問にぶつかる。
    当たり前に考えてきたことが、これから先も次世代へと未来が続いていくことが前提となっていたのだと気づいた。
    どの章もおもしろかったけど、「友よ逃げるぞどこまでも」の逃げるという戦い方の話が印象的。
    RADWIMPSの有心論の歌詞「誰も端っこで泣かないようにと君は地球を丸くしたんだろ」が出てきて、端っこがないからこそ追い詰められず、全部が逃げ場だからどこにでも行けるという解釈に好感が持てた。

  • どうせと
    諦めというか
    切り捨てる気持ちと言うのは

    世界が終わらなくても
    あると思う

    読んで良かった

    出てくる子供達が立派で
    泣けた

    毎日が早く過ぎ去りすぎて

    年を取ると?

    どうせと
    思っていた

  • 人類滅亡まで100年から何十年までの話。
    短編、物語に入り込めなくて苦手なんですが、1つ1つの話に味があって、しみじみと感動した。
    嘘がテーマの話が1番良かった。
    最終章、登場人物が‥。

    きたごやたろうさんの感想、同意見です。

    • きたごやたろうさん
      「いいね」ありがとうございます。

      こちらの作品読了されたんですね!
      オイラの名前まで出していただいて恐縮です。
      結城さんの他の作品も読んで...
      「いいね」ありがとうございます。

      こちらの作品読了されたんですね!
      オイラの名前まで出していただいて恐縮です。
      結城さんの他の作品も読んでみたいと思いました!
      2025/09/02
    • 和歌山の父ちゃんさん
      きたごやたろうさん、コメントありがとうございます!
      きたごやたろうさんの感想がまさに一緒だったので嬉しくて書いてしまいました。

      #真相をお...
      きたごやたろうさん、コメントありがとうございます!
      きたごやたろうさんの感想がまさに一緒だったので嬉しくて書いてしまいました。

      #真相をお話ししますもなかなか面白かったですよ。
      結城さんの小説は、楽しめますね。
      2025/09/02
    • きたごやたろうさん
      和歌山の父ちゃんさんへ

      それはシンクロしちゃいましたねー!

      結城さん2作目はもう決定です笑。
      和歌山の父ちゃんさんへ

      それはシンクロしちゃいましたねー!

      結城さん2作目はもう決定です笑。
      2025/09/02
  • 「100年後に隕石が落ちて世界が滅亡する」という前提からのお話。遠い未来の話なのに、読み進めるうちに「自分ならどうするか」とずっと考えてました。100年後なら自分には関係ないと割り切れるかもしれません。でももしそれが10年後だったら? やりたいことを優先して、後悔のないように過ごそうと必死になるはず、、、でも隕石が落ちなくても私たちは好きに生きられていないのでは?という矛盾にも気づかされました。

    「どうせ世界は終わるけど」という言葉は、単なる諦めではなく、すべてにおいて逃げるため、怠けるためのおまじないのような逃げ言葉に思え、やらなくてもいい理由、立ち止まるための口実として、簡単にこの言葉を使ってしまえるのではないか。同時に、その言葉を考えることで「自分はいま何を避けているのか」「本当にやりたいことをやっているのか」と、自分自身の生き方を問い返される気がしました。

    結局、この物語が示しているのは「今をどう生きるか」という問いに尽きると思います。100年後かもしれないし、50年後かもしれないし、明日かもしれない――終わりがいつ来るかは分かりません。確かなのは、私たちができることは「今日を充実させること」だけ。人生はいずれ終わるのだから、せめて今を大切にし、楽しんで生きていくこと。それがこの小説が伝えているメッセージなのかな?って感じました。違うかな?

  • 結城真一郎さん初読み。
    100年後にほぼ確実に巨大隕石が衝突し地球が滅亡すると分かった世界で生きる人々の連作短編集。以前読んだ凪良ゆうさんの『滅びの前のシャングリラ』を思い出した。
    本作は100年という微妙な時間が残されており、その設定がまず面白いと思った。100年を人はどのように考えるのだろうか。自分は生きていないからどうでも良い、と思うのか、隕石衝突を回避できるかを見届けられないのが歯痒いと思うのか、はたまたなんとか衝突を回避することに役立ちたいと思うのか…。本書には子供から中年の大人まで様々な人が登場し、この先地球滅亡する可能性が高い中、どのように人生と向き合っていくかが描かれている。時間が進み、ぎりぎり生きているかもしれない世代も出てくる。若ければ若いほど切実な問題となっていくことは確かだ。本書の登場人物は、人間らしい面を持ちながらも成熟度が高い人々だと感じた。やはりどんな状況でも「今」を生きる姿勢が強く生きることにつながるとつくづく思った。

  • 世界が100年後に終わると分かった時、人はどう生きるのか。
    刻々と迫る終末の刻。どうせ、と投げやりになるのか、どうにかならないのかと足掻くのか、自分のやりたい事を突き詰めるのか。
    私ならどうするだろうか。時間の経過とともに短編が次々と描く立場の違う人々のいろいろな考え方や行動に我が身も振り返ってしまう。
    最後の作品では、いくつかの作品に出てきた人たちが関わる。つい見返してしまう。
    読み返したくなる良い作品だった。

  • 著者作品は初めて読みました。
    それぞれの短編が後半に向けて緩やかに繋がっていき、それぞれの主人公がささやかな希望を胸に立ち上がっていく様に涙腺が緩みます

    過剰にエモーショナルな表現を避け、無駄のない構成により感情移入しやすくなっております

    傑作です!

    他の作品も読みます


    人類滅亡の危機がやってくるーーただし百年後に。世界を駆け巡った衝撃ニュースだったが、「終末」を意識させるには、小惑星衝突までの猶予が長かった。人々のささやかな勇気が少しずつ重なり合い世界に希望をともしてい)く奇跡の連作短編集
    ーーこれを機に、人類は捨てたりしないのかな。
    ーーなにを?
    ー一種の存続っていう根源的な本能を。

    ベストセラー『#真相をお話しします』著者にし
    て、ミステリ界のエースがどうしても描きたかっ
    た、未来なき世界で"希望"を編む人々の物語

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著者プロフィール

1991年、神奈川県生まれ。東京大学法学部卒業。2018年『名もなき星の哀歌』で第5回新潮ミステリー大賞を受賞し、19年に同作でデビュー。20年『プロジェクト・インソムニア』を刊行。21年「#拡散希望」で第74回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。22年、『救国ゲーム』が第22回本格ミステリ大賞の候補作に選出。近刊は『#真相をお話しします』。

「2023年 『東大に名探偵はいない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

結城真一郎の作品

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