梨本宮伊都子妃の日記: 皇族妃の見た明治・大正・昭和

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093870634

作品紹介・あらすじ

皇族妃の日記初公開。候爵鍋島家に生まれ、梨本宮家に嫁ぎ、戦後平民となった伊都子妃が綴った波瀾の一生。

感想・レビュー・書評

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  • 伊都子妃は、最後の佐賀藩主鍋島直大の娘であり、梨本宮守正の妻であり、また朝鮮王国太子李ウンの妻として有名な梨本方子の母にあたる人物です。この経歴をみるだけでも「おぉ…」という感じなのですが、そんな彼女が残したのが膨大な日記。明治32年~昭和51年までほぼ毎日綴られたその日記を、解説付きで読めるのがこの本です。所々に史料を引用し解説・紹介するほか、写真が非常に多く、見ていて楽しい。個人的に、大正天皇絡みで興味をもって購入したわけですが、伊都子妃の娘婿李もまた、大正天皇とかかわりの深い人物だったというのも何だか感慨深い。

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著者プロフィール

1952年東京都生まれ。静岡福祉大学名誉教授。立教大大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。国立国会図書館海外事情調査課非常勤職員、静岡福祉大社会福祉学部教授などを経て、現職。専門は日本近現代史。主な著書に『皇族 天皇家の近現代史』(中央公論新社)、『肖像で見る 歴代天皇125代』(角川新書)など多数。

「2019年 『幕末 志士の作法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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