- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093873130
作品紹介・あらすじ
ロンドン演劇学校の365日。ギルドホールの演劇学校は言葉の戦場だった。-こっちは"とほほの英語"だ!七転八倒しながらも見事履修した1年間の泣き笑いの記録。
感想・レビュー・書評
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・留学するって、こんな感じなのかな。
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一年間英語と格闘しながらの演劇学校ロンドン滞在記は、それ自体おかしみや寂しさをいきったりせず隠すことなく伝えてくる。結果「何も変わらない」とは予想できたが、それでも感動する。
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ドンキホーテのロンドンが入門編なら、中級編です♡
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やっぱり答えはない、留学日記。でもひとつひとつの文が面白くて笑ってしまう
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鴻上さんの、ロンドン留学での日々が綴られた本。
とにかく、30代後半で英語もあまり出来ないまま、ロンドンにお芝居の勉強に行っちゃう鴻上さんがすごい!!
そして、どこの国でも役者志望者は大変なんだな~としみじみ。
さらに、こんな素敵な密度の濃い、レベルの高い授業をしてくれる学校があるなんて、ロンドンはいいな~と思いました。
日本にこんな学校あるの…?ないよね…??ロンドンデイズうらやまし~
授業内容も、真似してやってみようと思える内容が書かれてあって、とても勉強になりました。
ドンキホーテのロンドンにもこの留学のことが書かれているので、それと一緒にどうぞ☆ -
なんだかすっごく共感した。
当然といえば当然。
自分以外でイギリスのドラマスクールに行った日本人の話を聞いたのは初めてだから。
細かい心情とか隕石が落ちてくれれば!と思ったところとか、本当にそうそう!分かる!ってことだらけ。
この苦労は体験しなくちゃ絶対に分からない。
なぁんだ、こういう風に思うのは私だけじゃないんだなって安心した。
と同時に著者の努力に身を正された思い。
私はこんなに努力してる?
助けてもらうのを待ってるんじゃだめなんだ。
自分から乗り越えないと。乗り越える方法を見つけないと。
それと同時に私はたぶん彼より英語はちょっとだけできるけれど
話を面白くするセンスとか、魅せるコツとか、想像力とか
そういう英語以上に役者として必要な資質が欠けている気がしてちょっと絶望的にもなった。
だけど自分で乗り越える道をさがすしかないから。
明るい方向だけを見て進むしかないんだよね。
勇気がでました。
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私と同世代の女優・鈴木杏さんがブログで紹介していたので私も読んでみました。
鴻上尚史さんに関する知識は皆無に近かったのですが、この方おもしろいです。
演劇に関することだけでなく、留学という観点から文章が描かれている部分も多かったです。
普通の学生として描かれた部分の文章は親しみやすく参考になる、と思いましたし、
俳優の卵としてレッスンに励む姿や周囲のクラスメイトに関する文章は、なかなか新鮮でした。
しかし何よりも、40歳手前で単身留学、という思い切りの良さや向上心の高さには驚きました。
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〜06年
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中年男が俳優の卵にまじってロンドンで演劇の勉強をしてくるという内容だけれど、これは泣ける。多分鴻上氏のエッセイの中では最も濃い本。