間宮兄弟

  • 小学館 (2004年9月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (290ページ) / ISBN・EAN: 9784093874991

作品紹介・あらすじ

兄・明信、35歳、酒造メーカー勤務。弟・徹信、32歳、学校職員。2人暮らし。読書家、母親思いで、マイペースで人生を楽しむ兄弟だが、おたくっぽいと女性にはもてない。一念発起で恋人をつくろうと、徹信の同僚・依子と、ビデオ屋の店員・直美を誘って家でカレー・パーティーを開く。不倫の恋に悩む依子は兄弟には興味なし。明信は直美をデートに誘うが断られる。その後徹信は、明信の同僚・賢太の妻・沙織に心惹かれるが冷たくふられる。しかし、直美の妹・夕美は徹信に興味を持つ。そして、兄弟の純粋な感性は次第に女性たちの心を動かすことになる……。“そもそも範疇外、ありえない、いい人だけど、恋愛関係には絶対ならない”男たちをめぐる、江國氏の最新恋愛小説。

感想・レビュー・書評

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  • 「間宮兄弟」江國香織(著)
    2004年 10/20 初版発行 (株)小学館

    映画が大好きで…
    佐々木蔵之介や塚地武雅、沢尻エリカ、北川景子などのキャストが本当に魅力。

    何度も観た映画の原作が江國香織の小説だと知ったのは○OOK○FFの棚でした^^;

    読んでみると
    けっこう原作に忠実に映画化されてるんだねー。

    男女の人間関係の難しさや
    幸せに生きる事のめんどくささが爽やかに描かれていました。

    解決しても解決しなくても時間は過ぎて行って
    食べて仕事してお風呂に入って寝る…

    泣いたり笑ったり怒ったりしながら
    時間は平等に過ぎて行くのだね。

  • 三十代独身、都内のマンションで2人暮らしの間宮兄弟。母親の誕生日にはレストランを予約しお祝いする間宮兄弟。今まで誰とも付き合った事はないけど、優しくて真面目で多趣味な間宮兄弟。

     『やっぱり猫が好き』みたいな、少し変わった兄弟の生活をのぞき見るような面白さがあります。

  • 身近にいたら、癒されそうな兄弟。
    お互いに信頼しあっていて、いい関係で依存し合っている兄弟。
    いつまでも子供のあどけなさや純粋さのようなものを持ち続けているからか、どこか俗世と離れたような雰囲気も感じる兄弟。
    そんな兄弟の日常を覗いている気分になりました。

    自分をよく理解し、自分に合った生き方をしているのが清々しく、羨ましくもありました。
    自分もこれでいいんだ、と思わせてくれるような…優しい一冊でした。

  • 兄35歳、弟32歳。2人暮らし、彼女なし。
    そんな間宮兄弟の夏から冬にかけての日常を描いた物語。
    2人で趣味の時間を楽しんだり(意外と多趣味なのだ)、母のために奔走したり、恋をしたり…。
    冴えない、モテない2人の男の密度の濃い半年間は、切ないときもあるけれど、しかしとても充実しています。

    江國さんの描く兄弟姉妹の姿がちょうどよいのです。
    兄弟姉妹同士で似ているところ・似ていないところ、あると思いますが、その描き方が絶妙で、本当にこんな人々が東京のどこかで生活をしているように思えてきます。

    一緒に時を過ごし、共に笑いあったり。
    誰かを応援したり、誰かに励まされたり。
    時にすれ違い、誰かを傷つけたり、傷つけられたり。
    そうやって互いに影響を与えあいながら、それぞれが生きていく。
    そんな毎日を私たちは送っているのだなぁと、なんともしみじみと噛みしめたのでした。

  • 幸せに暮らしているという概念は 
    人によって違うけれど
    世論や他の人の見方で 
    ねじ曲げたれたり 決めつけられたり
    だけど わたしは
    自分の中の小さな幸せをきちんと受け止められる感じられる人でありたい

  • 佐々木蔵之介と塚地が演じた映画版を先に見ていたから、兄弟のイメージは読む前から出来上がっていた。
    原作を読んでも、そのイメージは崩されることなく、よりリアルに感じられた。
    映画が原作に忠実だからかな。また映画が見たくなった。

  • 面白かった。私も間宮兄弟の家に遊びに行きたい。
    大人になっても、一緒に住んで、一緒に遊ぶ。女の人たちは、彼らを男の人と全然意識してくれないのは、彼らにとって不幸なのかもしれないけども、2人の生活はかなり楽しそう。と思ってしまうのは、私だけではないはず…。

  • ( ´~` )

    タイプではない作品でした

    モヤっとしたり嫌な気分になったりすることもないけど
    平凡で盛り上がりにかける

    引き込まれなかったなぁ

    2人のように読書日を作ったり
    趣味を充実させるのは
    楽しそう

    江國香織さんの作品、1冊目
    他の作品も読んでみる...?
    迷い中。

  • 江國香織さんの作品は避けていたんだけど、映画化されたという記憶だけで手に取ってみました。
    映画化されたからおもしろいかなって思っていたんだけど、さすが江國香織さん。
    日常が流れていくんだよね。
    キャラが良いから勝手に動いてくれると思うんだけどなぁ。

    映画は佐々木蔵之介さんとドランクドラゴン塚地武雅さんの2人だったと思うんだけど、はやったのかな?
    私にセンスがないから江國香織さんを理解できないんだろうけど。

  • こんな人生の在り方もありだなあ、と

    自分が居心地が良くて
    自分がいいと思うものがあって

    それに沿って行けるなら
    どんな生き方だって誰といたっていいと思った

    世間から見たら、変わってて
    結婚もしないで男2人兄弟で住んでるなんて
    変わってるよね

    って言われるようなことなのかもしれないけど


    お母さんは2人のことを自慢に思っていて
    兄弟、お互い居心地が良くて
    それでいい。それがいい。

  • 江國香織の文章は、わかりやすくてとてもきれいで好きだ。彼女の小説は初めて読んだが結構おもしろかった。いそうでいない、けれどどこかにはきっと存在する人間をつくりだす苦労は計り知れない。曖昧な人間関係を絶妙なバランス感覚で取り入れた内容なのに、混乱することもなくすっと入ってきた。映画化しているのを知っていたから、兄弟をふたりの主演俳優に重ねて読んでいたからかもしれないが。なんでもない日常、たまにアクシデントやラッキーなことが起きる日常が幸せだと噛み締める。映画も観よう。

  • 穏やかな気持ちで読める小説。
    二人の兄弟は日々変わらない(ように見える)生活をしていますが、その二人に関わることによってその人々が一歩踏み出すきっかけを与える、不思議な存在だなと思いました。
    身近にいたら「いい人」なんだろうな。
    映画は見たことないのですが、本を読んでみて、主演二人の兄弟のキャストはぴったりだなと感じました。

  • 江國香織の映画化もされた小説。

    男兄弟の微妙な友情が面白かった。

  • 所謂ネットで弱者男性って言われてそうな兄弟の話。
    「金平糖の降るところ」で男を共有してきた姉妹の話を読んだ後にこの話を読んだのでなんだか強烈だった。
    「だって間宮兄弟を見てごらんよ。いまだに一緒に遊んでるじゃん。」って帯はずるい笑
    そしてこの言葉が皮肉でないのが分かるとちょっとほっとした。

  • 大事件はないんだけど、間宮兄弟の暮らしぶりが良くてすごく好きだった。
    しかし恋愛とか人間関係って難しいなあ。人の心の中ってわからない。
    間宮兄弟の自分軸で生きてる感じが路傍のフジイと似てた

  • 兄弟の関係性いいなぁとは思うけど、男女関係はどうかなと思う

  • そのままでいいんだ!
    そんな叫びが聞こえて、背中をがっしり支えられた気がした。

    季節ごとの行事がいい。四季のメリハリがつきそうで、なんだか憧れる。

  • もう何度読んだかわからない
    何度読んでも良いものはいいな(明信っぽい言い方かな?)

    今年、個人的に起こった人生の転機のな出来事を鑑みてもやはり間宮兄弟の生き方に近づいてきているなぁ
    近づいてきたというより前に戻った?
    まぁ、僕には明信のような善良、誠実、無邪気さがないけどね
    でも、これを読んでしばらくは人の悪口を言わないようにと心がけるんだよなぁ

    本に囲まれた生活って素敵よね

  • 今までモテたことの無い、そして今後もモテる見込みのない30代独身兄弟の話、と言ってしまえばそれまでだけれど、そういう見方とは違った文脈で語られうる兄弟だった。2人の夏に始まり、何人かの女達がさらりと素通りして行って、2人の冬で幕が閉じ。兄弟は多分頑張り方がズレていて、繭の中でまどろむラストは穏やかな、満ち足りた描写なので気付かないけれど、見方によっては、ゾッとするとまではいかないものの、モヤッとさせる終わり方だった。なのに不思議と印象は心地良く、それはこの2人の心から現状に満足しきった様子がそうさせているのだと思う。

  • 冴えないが心優しい兄弟の小さな幸せな欠片が題材。ちょっと盛り上がりに欠けた印象。

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著者プロフィール

江國 香織(えくに・かおり):1964年東京生まれ。1992年『きらきらひかる』で紫式部文学賞、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、04年『号泣する準備はできていた』で直木賞、07年『がらくた』で島清恋愛文学賞、10年『真昼なのに昏い部屋』で中央公論文学賞、12年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、15年『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』で谷崎潤一郎賞など数々の文学賞を受賞。他の小説作品に『つめたいよるに』『神様のボート』『東京タワー』『抱擁、あるいはライスには塩を』『彼女たちの場合は』『去年の雪』『ひとりでカラカサさしてゆく』『シェニール織とか黄肉のメロンとか』『川のある街』など多数。『絵本を抱えて部屋のすみへ』『いくつもの週末』『雨はコーラをのめない』『旅ドロップ』などのエッセイ集や詩集・童話・翻訳など多彩なジャンルで活躍。 

「2024年 『読んでばっか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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