間宮兄弟

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093874991

作品紹介・あらすじ

だって間宮兄弟を見てごらんよ。いまだに一緒に遊んでるじゃん。"そもそも範疇外、ありえない"男たちをめぐる、江国香織の最新恋愛小説。

感想・レビュー・書評

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  • 「間宮兄弟」江國香織(著)
    2004年 10/20 初版発行 (株)小学館

    映画が大好きで…
    佐々木蔵之介や塚地武雅、沢尻エリカ、北川景子などのキャストが本当に魅力。

    何度も観た映画の原作が江國香織の小説だと知ったのは○OOK○FFの棚でした^^;

    読んでみると
    けっこう原作に忠実に映画化されてるんだねー。

    男女の人間関係の難しさや
    幸せに生きる事のめんどくささが爽やかに描かれていました。

    解決しても解決しなくても時間は過ぎて行って
    食べて仕事してお風呂に入って寝る…

    泣いたり笑ったり怒ったりしながら
    時間は平等に過ぎて行くのだね。

  • 兄35歳、弟32歳。2人暮らし、彼女なし。
    そんな間宮兄弟の夏から冬にかけての日常を描いた物語。
    2人で趣味の時間を楽しんだり(意外と多趣味なのだ)、母のために奔走したり、恋をしたり…。
    冴えない、モテない2人の男の密度の濃い半年間は、切ないときもあるけれど、しかしとても充実しています。

    江國さんの描く兄弟姉妹の姿がちょうどよいのです。
    兄弟姉妹同士で似ているところ・似ていないところ、あると思いますが、その描き方が絶妙で、本当にこんな人々が東京のどこかで生活をしているように思えてきます。

    一緒に時を過ごし、共に笑いあったり。
    誰かを応援したり、誰かに励まされたり。
    時にすれ違い、誰かを傷つけたり、傷つけられたり。
    そうやって互いに影響を与えあいながら、それぞれが生きていく。
    そんな毎日を私たちは送っているのだなぁと、なんともしみじみと噛みしめたのでした。

  • ( ´~` )

    タイプではない作品でした

    モヤっとしたり嫌な気分になったりすることもないけど
    平凡で盛り上がりにかける

    引き込まれなかったなぁ

    2人のように読書日を作ったり
    趣味を充実させるのは
    楽しそう

    江國香織さんの作品、1冊目
    他の作品も読んでみる...?
    迷い中。

  • 佐々木蔵之介と塚地が演じた映画版を先に見ていたから、兄弟のイメージは読む前から出来上がっていた。
    原作を読んでも、そのイメージは崩されることなく、よりリアルに感じられた。
    映画が原作に忠実だからかな。また映画が見たくなった。

  • 面白かった。私も間宮兄弟の家に遊びに行きたい。
    大人になっても、一緒に住んで、一緒に遊ぶ。女の人たちは、彼らを男の人と全然意識してくれないのは、彼らにとって不幸なのかもしれないけども、2人の生活はかなり楽しそう。と思ってしまうのは、私だけではないはず…。

  • 映画のキャストを知ってしまっていたので、弟の行動が頭の中ですべて映画で演じた方で変換されてしまいちょっと気持ち悪かった。江國さんすきだけど、この作品はすこし苦手でした。

  • 兄弟の関係性いいなぁとは思うけど、男女関係はどうかなと思う

  • 江國香織さんの作品は避けていたんだけど、映画化されたという記憶だけで手に取ってみました。
    映画化されたからおもしろいかなって思っていたんだけど、さすが江國香織さん。
    日常が流れていくんだよね。
    キャラが良いから勝手に動いてくれると思うんだけどなぁ。

    映画は佐々木蔵之介さんとドランクドラゴン塚地武雅さんの2人だったと思うんだけど、はやったのかな?
    私にセンスがないから江國香織さんを理解できないんだろうけど。

  • カバーデザインが好き。

  • こんな人生の在り方もありだなあ、と

    自分が居心地が良くて
    自分がいいと思うものがあって

    それに沿って行けるなら
    どんな生き方だって誰といたっていいと思った

    世間から見たら、変わってて
    結婚もしないで男2人兄弟で住んでるなんて
    変わってるよね

    って言われるようなことなのかもしれないけど


    お母さんは2人のことを自慢に思っていて
    兄弟、お互い居心地が良くて
    それでいい。それがいい。

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著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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