もうおうちへかえりましょう

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 666
レビュー : 94
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093875080

感想・レビュー・書評

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  • 結婚が決まった女友達は、総じて綺麗になる。満たされ、愛され、内面も外面も眩しくてたまらない。

    恋の渦中にいる女子は目に見えて変わる。ダメな恋の場合は劣化してしまうことさえある。

    穂村氏は「反美人製造機」らしい。付き合ってしばらくすると、なんだか表情がどんよりして、動きが鈍くなり、生き生きとした魅力がなくなってしまう。

    なんという恐ろしい性質だろうか…こんな男性には近づかないようにしなくては。さかのぼり嫉妬された挙句、ブスになるなんてあんまりだ。
    「北斗七星の男」のように分かりやすく下心をにじませた男相手なら、するりとかわせる気もするが、この手のだめんずに惹かれてしまわないよう鍛錬したい。

  • 短歌の本は何度か読んだことがあるけど、エッセイは初。
    「曇空の午後4時からの脱出」をぱらぱら…と読み、釘づけ。

    「さかのぼり嫉妬」  「赤信号対策」 「未来」の奴隷
    「キズナハカリ」 「朝」 「愛の暮らし」は感動&爆笑
    「マイナス星人」と「ボーリング砂漠」は私の分身では…?と思った。

    けっこう自虐的で好き。
    というーか、大好き。きっと面倒なヤツで、さみしがり屋で、不器用で…
    可愛い人だと思う。

    切ないのから、笑えるのまで…感動した。
    共感できる内容ばかりで☆5に近いかも。

    Ⅱの後半が私には難しくて…それで☆4つになりました!
    感性が素晴らしいです♪

  • 2004年のエッセイ。
    フッフッフッと笑ってしまう感じで面白かった。

    よく知らない穂村さんのこと、
    「小太り」と思ってました。すいません。
    読んで「え、違うんだ」という感じ。
    もっと知らなくちゃ。

    「わかりあえるか」は興味深く読んだ。
    10年以上たって、結婚もされて、
    最近の穂村さんの
    言葉では
    「男と女はわかりあえるのか」は
    どんな感じなんだろうと思った。

    男は女にもてたいと思っているけれど、
    分かり合いたいとは思っていない、ということ。
    へー、と思ったけれど
    女性は、多分、私の認識としては
    「女は自分のことだけを分かってほしいと思っている」という感じかなぁ
    自分のことだけわかって、自分にだけ優しくして、というか。

    難しいね、特に苦手分野なんで。。

    ここに来てわかったのは
    「わかりあえることはないってこと」
    それは明白。

    あ、夢壊しちゃったかしら。

  • 飛べ。
    飛ばない。
    飛べ。
    飛ばない。

    何故だ!

  • アラフォー独身時代のほむらさんのエッセイです。
    当時から強めの自意識と古本への愛は健在です。
    今まで未読のエッセイだったので、わくわくしながら読みました。

    ほむらさん曰く「ワインセラーの中のワインのように、本棚の奥でかつて読んだ本たちがほどよく忘れられて、ちょうど読み頃になっていく」…この感覚、とてもよくわかります。

    ほむらさんのエッセイ、読んでいるといつのまにか口元がゆるんでいます。
    「あ…怪しい人に見られたらどうしよう…」と普段よりも人の目が気になってしまうのも、きっとほむら効果。

  • 電車で読みながらにやにや。ときどきにやにやを通り越してうふふ。ぜんぜん知らなかったんだけど面白い人で、言葉の使い方がとても上手ですね。歌人ですもんね。
    私も2年ぐらい前までボウリングとかほんっと苦手だった。わかるーって思った。「あってる。あってるよ!」うん、あってるよ稲村さん。

    なぜ最初はシステムエンジニアになったのかものすごい気になります。上司の人がこんな面白いこと考えてるのかもしれないと思いながら仕事すると、なんか毎日楽しくなりそう。

  • ほむほむの駄目っぷりに
    にやにやしてしまう。
    でも駄目男、嫌いじゃない。
    モテなくても、だらしなくても
    いいじゃないか!

  • 歌人・穂村弘のエッセイ第二弾。

    「曇天の午後四時が怖ろしい」という感覚は、なんとなくわかる気がする。
    ほかにも、日々の生活のなかでなんとなく感じている(けれどそこまで明確なわけでもない)感覚を、筆者はことごとく拾い上げて言葉にしてしまう。
    ときどき「そんなこと考えてるんだ!?」と驚くようなこともあるけれど、おおむね共感できてしまうところが著者のエッセイの魅力。

  • 歌人のちょっとナナメな日常。

    著者の世代感をひしひしと感じたり、やはりことばの使い方ですごくしっくりくるのを見つけたり。2004年出版ですから、少し前の時代というのを感じました。あの頃の未来は、今とは少し違っている気がして。

    「人生」より「文学」に興味がある子どもの話とか、アシホとかかっこいいタイトルとか、わかるなぁと思う話がたくさん。その中でも「『未来』の奴隷」は、刺さった。私も「悲しくなるポイント」が日曜の朝早々にある気がする。

  • 村上春樹的「素敵さ」の呪縛を打ち破るブルーハーツ。
    村上春樹って、思っていた以上にすごい人なんだな。

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著者プロフィール

穂村弘(ほむら ひろし)
1962年、北海道生まれの歌人。1990年歌集『シンジケート』でデビュー。その後、短歌のみならず、評論、エッセイ、絵本、翻訳など幅広い分野で活躍中。2008年『短歌の友人』で第19回伊藤整文学賞、『楽しい一日』で第44回短歌研究賞、2017年『鳥肌が』で第33回講談社エッセイ賞、2018年『水中翼船炎上中』で第23回若山牧水賞をそれぞれ受賞。歌集に『ドライ ドライ アイス』、『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』、『ラインマーカーズ』。その他代表作に、『本当はちがうんだ日記』『絶叫委員会』『世界音痴』『整形前夜』『蚊がいる』『短歌ください』『野良猫を尊敬した日』など著書多数。

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