戦中派動乱日記: 昭和24年昭和25年

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 31
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093875325

作品紹介・あらすじ

江戸川乱歩、横溝正史、高木彬光らとの交流を深め、インターン生ながらも本格的に作家活動にのめりこむ日々と不穏な世情を綴った日記、初公開。

感想・レビュー・書評

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  • 輪をかけて薄い
    こういうものだと思えば面白くなくはないが値段と場所が無駄

  • 昭和24年と25年の日記。戦中の時期と比べると、簡易な記述の日も多く、著者の意見を知るにはやや物足りないが、風俗史的には興味深いところが多い。この頃は、著者が医大のインターンから、結局医師の国家試験を受けず、人気作家として羽振りの良くなっていく時期らしい。20代終わりの独身青年らしく、酒を浴びるように飲み、しばしば新宿遊廓に泊まりながら、かなりの量の作品を執筆している。そんな中でも、読書量が落ちていないのには感心させられる。

  • インターンには参加したけれど国家試験は受けなかったもよう。飲みになると泊まりになってしまうところに20代の自由業の勢いを感じる。

    誠也青年は、以前より前読んだものを読み返すことが増えてきた。戦争が終わって、異常なストレス状態が治まってきたのかなと思う。ちょっとほっとしてしまう。

  • 未読

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著者プロフィール

1922年兵庫県生まれ。47年「達磨峠の事件」で作家デビュー。49年「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で探偵作家クラブ賞、97年に第45回菊池寛賞、2001年に第四回日本ミステリー文学大賞を受賞。2001年没。

「2011年 『誰にも出来る殺人/棺の中の悦楽 山田風太郎ベストコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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