夜半の綺羅星

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 23
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093875585

作品紹介・あらすじ

老舗の紙問屋の跡取りとして生まれながら、継父との不和から家出。目明しの下っ引きとなった達造。実家とは、子守奉公のおたえとの交流だけが細いつながりだ。仲間の下っ引きが殺されたことから事件は拡大。闇に潜む悪を追う達造だが、魔の手は、達造の実家にも及ぶ…。江戸の底辺で生きる市井の人々の哀歓や情緒を、情感あふれる文体で描いた、清新で心あたたまる人情時代小説。

感想・レビュー・書評

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  • そういうふうにつながるのね。

  • タイトルからどんな話なのだろうとワクワクしました。悲恋話のようなものを想像していたのですが、どちらかといえば人情話、いやいや悲恋要素も無きにしも非ず、終盤はしんみりとさせていただきました。 「俺も、薪割り続けりゃよかったなぁ、そしたらよ」と声を詰まらせた男に、「なあに、そんなもん、いつからだって始められる。人生短けぇが、やり直しはいつだって利く。手遅れなんてないもんさ」と言った茂平の一言。ぐっときました。同時収録の『福良雀』も良かったです。

  • なんだなんだ、どうなってるんだ??と次へ次へと読み進みました。

  • 蒔絵煙草入、根付、女性らしい関心事と文体。次作期待します。2008.08.22

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